◆3月19日投稿◆
金沢城公園が通り抜け可能に。鈴木大拙館は再開
◆2月19日投稿◆
21美のプール再開は6月下旬/金沢城の通り抜けは未定
◆1月19日投稿◆
金沢城公園が再開。ただし石垣沿いは通行禁止です
◆1月17日投稿◆
21世紀美術館が館内無料ゾーンを2月6日から再開
◆1月15日追記
能登半島地震から2週間。金沢では身体に感じる地震が日に日に少なくなっています。このまま地震活動が収まることを願っています。
テレビや新聞などで、今、金沢ではホテルの予約が取れないという報道があります。事実の部分もあれば大げさな部分もありますが、1月中はビジネスホテルを中心に支援者の方々から多くの予約が入っているのは事実です。
被災者の2次避難所として確保されていたり、災害復旧のため県外から派遣された工事関係者の宿泊所となっていることから、多くのホテルで満室となっているものです。ただし、2月に入ると空いているホテルが結構あります。
◆1月7日投稿/再開日など随時加筆修正
令和6年の最初の投稿になります。元日の午後4時10分、金沢でも大きな地震に襲われました。一旦は揺れが収まるかなと思った後にさらに強い揺れが続きました。揺れが収まった後に、私がPCで目にしたのは「能登 震度7」でした。
能登半島にお住いの皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
1月~2月頃に金沢旅行をご予約されている方は、ご旅行自体をキャンセルするかどうかで迷われている方も多いことと思います。また、今の時期に金沢へ行くのはご迷惑ではないのかと思案されている方もいらっしゃるかと思います。
少なくとも、観光業に従事する宿泊施設、小売店、飲食店では、金沢に来られるのは迷惑だという思いはありません。ただ、余震がどのくらい続くのかわかりませんので「大丈夫ですから来てください」とは言えないのが実情です。
このページでは、金沢の現状を観光エリアに絞ってお知らせします。よろしければ参考にしてください。
石川県庁
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について
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金沢でも大きな被害が
金沢市は震度5強でした。ご承知のとおり震度5強というのはかなり強い地震です。
山沿いのエリアでは土砂崩れが、海に近いエリアでは液状化による地面の隆起が見られ、金沢市でも避難所生活を余儀なくされている方がいます。また、断水したエリアもありますし、道路の亀裂をはじめ、倒壊や崩落が見られます。
大きな被害を受けた金沢ですが、それでも、列車やバスは運行していますし、大多数の家庭では水や電気などのライフラインも通っているなど、市民生活は営まれています。
金沢の観光スポットの現状
市内の中心部に位置する観光エリアの状況の状況は以下のとおりです。
金沢城公園では一部の石垣が崩れたことから閉園となっていましたが、1/20(土)よりエリアを限定して再開されます。報道によると、金沢城の石垣の中でも最も古い積み方の「自然石積み」の石垣が崩落したようです。
金沢21世紀美術館は天井のガラス板が剝げ落ちる被害が出たことから臨時休館となっています。金沢市では、安全を確認した上で館内の無料ゾーンのみを2/6(火)から再開されます。有料展示室については6月22日(土)の再開予定とのこと。
兼六園は1月5日から開園しています。ただし、人気の眺望スポットのさざえ山は、石垣が積んであることと、土砂崩れの危険もあることから上ることはできません。また、日本武尊像も台座崩落の危険があることから近くで見ることはできません。
飲食店や工芸品店の多くは通常営業
美術館・記念館などの文化施設では、鈴木大拙館、泉鏡花記念館(2/22から再開)、安江金箔工芸館(2/4から再開)、前田土佐守家資料館が休館中です。いずれも館内の改修などで当初から長期休館となっていましたが、地震の影響で開館が遅れることもあり得ます。
また、レンガ造りの石川四高記念文化交流館も臨時休館しています。
神社仏閣では、観光エリアにある神社は通常通りお参りできます。ただし、鳥居の周囲に規制線が張られていたり、次に地震が起こると倒れる危険がありますのですぐに離れてくださいとの注意書きが貼られています。
近江町市場、ひがし茶屋街、主計町茶屋街、長町武家屋敷跡のお店は、ほぼ通常営業です。
観光地は閑散としています
大地震から6日が経過しましたが、金沢では大多数の方がご旅行をキャンセルされたようです。
金沢駅のコンコースではキャリーバックを持った方が一気に減りましたし、ひがし茶屋街にはほとんど人通りがありません。また、金沢市民の台所・近江町市場では5日が初売りだったにもかかわらず閑散としていました。
私は県外からお越しの方の観光ガイドをすることがありますが、1月にいただいていたご予約にキャンセルが出ています。
もし、私が東京に住んでいて、家族の誰かが「キャンセルせずに予定どおり金沢へ行く」と言ったら「今、金沢に行くのはやめておけ」と言うでしょうから、キャンセルが出るのは致し方ないことです。
こちらは金沢観光サイトです
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金沢の観光業界には大きなジレンマ
現在の金沢の観光業界を言い表すなら、大きなジレンマを抱える街と言えるかもしれません。
私が街中に出た1月5日の昼間は、身体に感じる余震もなく快適な観光日和でした。しかしながら、ひがし茶屋街も近江町市場も、普段は長い行列のできているお店でも待ち時間ゼロでした。
聞いた話では、今、金沢の飲食店では新年会が軒並みキャンセルされているそうです。自粛の連鎖で「第二のコロナ」にもなりかねない状況です。
金沢は自力で頑張るしかありません
金沢で観光業に携わる人たちは「金沢は大丈夫ですから、ぜひお越しください」と言いたいのだけれど、能登半島で苦しんでいる人たちのことを思うと「観光旅行で金沢に来てください」とは言えません。
さらに、自然は何が起こるか分かりません。元日のような揺れがもう一度来ないとも限りませんので、ご予約のお客様に対してキャンセルを思い留まらせることもできません。
もうひとつの側面があります。当然のことですが、国や石川県からの災害補助金は、能登半島の人たちのために使うべきものです。金沢の観光業界は自力でこの難局を乗り越えるしかないのです。
そう考えると、続出するキャンセルはやっぱり辛いですよね。お客様をお迎えできるのに呼びかけられない。これが金沢の観光業界のジレンマだと感じます。現状は、しばらく我慢するしかないようです。
金沢市への第二避難を
地元の北國新聞に、馳浩知事の「避難所にいる人たちを金沢や加賀温泉などの第2避難所に移すことも検討中」という主旨のコメントが掲載されていました。私はこの施策には大賛成です。
金沢市にはホテル・旅館を合わせて約14,000室あります。また、金沢よりも震源地から遠い都市ですと、山代・山中・片山津温泉のある加賀市には約3,500室、粟津温泉のある小松市には約1,500室あります。
キャンセルされた客室がたくさんあるのですから、避難所にいる人たちに金沢のホテルに移動してもらい、石川県への義援金から「癒し料」を支給して、ひがし茶屋街や街中の飲食店で心と身体を癒していただけば良いと思います。
その後については、金沢に移住したい方には住居と仕事を紹介し、生まれ育った場所に戻りたい方は仮設住宅の完成とともに戻っていただけば良いでしょう。
馳知事は、加賀温泉への移動では自衛隊のヘリを活用したいとコメントしていましたが、私は、能登空港の滑走路が修理されたら、能登空港発~小松空港着の旅客機で小松まで移動し、小松から金沢へはバスで移動すれば良いと考えています。
能登半島への支援金について
SNSには「微力だけれど被災地のために何か支援したい」というコメントが数多く見られます。現時点 (1月7日) では、義援金としてご支援いただくのがベストのようです。
以下に記す石川県の義援金受付のサイトからお送りいただくのも良いでしょうし、ふるさと納税をされるのも良いかと思います。ふるさと納税を活用される方は、輪島市、珠洲市、能登町、穴水町、七尾市、志賀町をお助け下さい。
石川県庁
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について
最後に。余震の心配はあっても「金沢に行きたい」とおっしゃっていただける方は、どうぞ遠慮なくお越しください。決して迷惑ではありませんから、存分に金沢をお楽しみください。
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