今日は金沢の紅葉の話題をひとつお届けします。
金沢の中心街にある人気の紅葉スポット・アメリカ楓通りのカエデが、今年はあまり美しくありません。通りを真っ赤に染めるはずのアメリカ楓があまり赤くならないのです。そして、歩道には黄色のまま散った葉が落ちています。
今年の夏の猛暑の影響で、本来は真っ赤に色付くはずの木の葉が夏の暑さで焼けてしまって真っ赤にならないという現象は、金沢に限らず全国で見られるようですが、金沢の夏も記録的な暑さで “9月まで夏“ という状況でした。
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呼び名は「あめりかふうどおり」
アメリカ楓通りは「あめりかふうどおり」と読みます。楓 (かえで) のことを植物学的には「ふう」と読むことから、アメリカ楓 (ふう) 通りと呼ばれています。
金沢21世紀美術館の隣にある金沢市役所と、金沢城公園の玉泉院丸口を結ぶ約250mの並木道で、季節にかかわらず若いカップルに人気のお散歩コースです。特に10月下旬から11月上旬にかけては真っ赤なアメリカ楓が風物詩となっています。
通りに「アメリカ楓通り」と書かれた道路標識がないことから、以前は、地元でもこの並木道の名前を知らない人が多かったのですが、今では、すっかり通りの名前が認知されています。
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緑から黄色で落葉
今年のアメリカ楓通りの色付きを見ると、緑色の葉が黄色に変わって、赤色に変わることなく落葉となってしまうみたいなのです。例年ですと、歩道には楓の赤い落ち葉が見られるのですが、今年は黄色い落ち葉が目立ちます。
インターネットで少し調べてみると、山間部よりも都市部の方が猛暑の影響を受けるそうです。都市部は夜間の気温が下がりにくいでしょうから、葉っぱも昼間との寒暖差が少ない中で紅葉のタイミングが掴めないのかもしれませんね。
カラスの排泄物の影響!?
私は、アメリカ楓通りの紅葉が以前よりも美しくないという感覚を昨年あたりから覚えていました。だた、昨年は、樹木の健康を損なっている要因はカラスなのではないかと思っていました。
カラスの増加については、全国的に都市部で見られている現象のようですね。実は金沢の中心部でもカラスが増えています。夕暮れ時になると、アメリカ楓通りの木々におびただしい数のカラスがとまります。
私は、カラスのフンや尿が木の枝や幹や葉っぱに付着することで、樹木の健康が損なわれているのかなと思っていましたが、今年のカエデの色付き具合が悪いのは、明らかに真夏の猛暑が原因でしょうね。
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来年は綺麗に色付いてほしい
アメリカ楓通りの紅葉が美しくないと言っても、遠出して人気の紅葉スポットに行ったのに期待外れだったというパターンに比べれば、観光への影響は少ないものです。
金沢の人たちも、アメリカ楓通りを歩くために街中に出てくると言うよりも、街中に出たついでにアメリカ楓通りにも寄ってみようかなというパターンが多いので「色付きが悪くてちょっと残念ですね」という程度の感覚です。
ただ、秋の街中のアクセサリーなだけに、来年以降は、また真っ赤な散歩道ができることを期待しています。
素顔の金沢がある市民エリア
お散歩コース -19選-
金沢城のお堀は美しいお散歩コース
・百間堀-金沢城と兼六園の境界にあたる緑の散歩道
・白鳥路-金沢城に隣接する並木道は屋外美術館
・大手堀-江戸時代の金沢城の景観を残す桜並木
・いもり堀-金沢城公園で復元された第2のお堀
・黒門前緑地-通り抜けるミニ緑地は豪姫の住居跡
兼六園と21美の周辺は緑のオアシス
・いしかわ四高記念公園-赤レンガの校舎と木々の緑
・しいのき迎賓館-旧県庁の趣きを残す憩いの場
・アメリカ楓通り-金沢城公園と21美を結ぶ並木道
・広坂-中心街から緑のオアシスへの誘導路
・本多の森-緑のオアシスは森の都の文化エリア
・時が止まる散歩道「美術の小径」と「緑の小径」
文学にゆかりの散歩みち
・鏡花のみち-天神橋から主計町への浪漫の散歩道
・秋聲のみち-浅野川大橋から秋声記念館への並木道
・犀星のみち-犀川沿いの桜並木は文豪が愛した道
・W坂-犀川と寺町寺院群を結ぶ石段は「文学の坂」
ちょっと歩いてみたくなるストリート
・せせらぎ通り-用水沿いの飲食店街は欧風の街並み
・柿木畠-金沢市民に親しまれてきた飲食店街
・尾張町-古い建物が残る街並みは「オールド金沢」
・小立野通り-兼六園から石川県立図書館へと続く道
繁華街 -4選-
郊外のスポット -4選-
金沢港・大野・金石 | 湯涌温泉 | 卯辰山 | 金沢市民芸術村
主要な観光名所は8つ+金沢駅
金沢駅 | 兼六園 | 金沢城公園 | ひがし茶屋街 | にし茶屋街 | 主計町茶屋街 | 長町武家屋敷跡 | 金沢21世紀美術館 | 近江町市場
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