テレビのロケ地

旅サラダ(2021.1.9放送)で黒木瞳さんが訪ねたロケ地

2021年1月10日

テレビ番組のロケ地#22

朝日放送の『旅サラダ』(2021年1月9日放送)で、女優で映画監督の黒木瞳さんが金沢を巡ってくれました。

当サイトでは、レギュラー番組の全国を巡る「旅コーナー」で順番が回ってきた金沢特集については、近頃はあまりご紹介していないのですが、黒木瞳さんの金沢めぐりは最高でしたので、ぜひご紹介させてください。

黒木瞳さんは高校の修学旅行が金沢だったそうです。私は黒木さんと同世代ですのでよくわかります。40年前の金沢は、兼六園、長町武家屋敷跡、近江町市場、忍者寺くらいしか観光スポットがありませんでした。

太平洋ベルト地帯に位置する福岡の高校生の修学旅行先が、当時は何もなかった金沢というのは、今さらですが申し訳ない思いがします(笑)。

兼六園で黒木瞳さんが高校時代に見た景色

金沢旅行での観光ガイドを承ります



金沢ロケは修学旅行先の兼六園から

黒木瞳さんのコーナーは、車で走れる砂浜として知られる千里浜なぎさドライブウェイから始まり、修学旅行で訪れた兼六園へと向かいました。

番組では茶店通りから園内に入り、兼六園で一番の見どころの霞ヶ池を訪れました。虹橋を渡って池を眺めながら「10代の頃に見た景色と変わりませんが、でも、感じ方がまるで違います」と言われたのが印象的でした。

そして、写真を撮ったのはこのあたりだと思うと回想されていましたね。今ではスマホで気軽に記念写真を撮れる時代になりましたが、昭和の頃の観光地では専属のカメラマンが団体写真を撮ったものです。

昭和の頃の観光地を思わせる茶店通り

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兼六園-日本有数の名園は楽しさもいっぱい

21世紀の金沢へ

兼六園の次に、アメリカ楓通りから金沢21世紀美術館に向かいました。21美では「市民ギャラリー」「雲を測る男」のコーナーで、他の入館者と一緒に加賀友禅柄のロッキングチェアを揺らしていましたね。

その後に鑑賞されたのが1番人気の「スイミングプール」でした。現在は新型コロナの感染防止のため、プールの下に入れる人数が5名まで、鑑賞時間も5分間に制限されている中での撮影は大変だったでしょうね。

21美は無料ゾーンが多く、コロナ禍で入場制限中の「スイミングプール」に入れなくても十分に楽しめます。有料ゾーンへの料金はコレクション展が450円で、特別展は展覧会によって料金が異なりますが1,200円が相場です。

アメリカ楓通り
ロッキングチェアは21美の無料ゾーンに

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金沢21世紀美術館-笑顔が満開のアート広場

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特集の後半は「感性の街・金沢」

21美の次に訪れたのが、金沢で一番の繁華街・香林坊の裏手にある「せせらぎ通り」でした。せせらぎ通りは鞍月用水沿いの商店街で、用水に架かる橋を渡ってお店に入っていく光景は、結構ハイセンスだと思います。

黒木さんは、古本屋の「オヨヨ書林」で室生犀星の詩集などを買われた後に、その隣の「ひらみぱん」でランチを取られていましたね。

ひらみぱんとオヨヨ書林は隠れた人気スポットで、特に「ひらみぱん」は女性に大人気です。以前にタクシーでお店の前を通った際に、運転手さんが「ここには何度も観光客を乗せてきたことがあります」と言っていました。

せせらぎ通りは欧風のお洒落な通り
オヨヨ書林(右) ひらみぱん(左)

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せせらぎ通り-用水沿いの飲食店街は欧風の街並み

金沢は文学ファンにお奨めの街かも

黒木さんは文学作品のゆかりの地を巡るのがお好きとのことで、ランチの後は長町武家屋敷跡を経由して室生犀星記念館を訪れました。ちなみに、ひらみぱん~長町~室生犀星記念館は徒歩20分ほどの距離です。

室生犀星記念館では、壁面に飾られている犀星の作品の表紙を眺めた後に、2階にある試聴コーナーで、犀星本人が朗読する詩を聞かれていましたね。そして『小景異情その一』出てくる“くろき瞳”の箇所に感動されていました。

小景異情 その一
白魚はさびしや
その“くろき瞳”はなんといふ
なんというしほらしさぞよ

長町武家屋敷跡は薦掛けの季節
室生犀星記念館

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室生犀星記念館-文豪の人柄を感じる遺品と肉筆

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加賀友禅から夜の金沢へ

金沢は感性の街です。同じものを見ても、見る人によって評価が大きく違います。金沢に住みたいと言ってくれる人もいれば、金沢は何もなくてつまらなかったと言う人もいます。また、金沢の思い出も人それぞれです。

室生犀星記念館の次に訪れたのは、加賀友禅の毎田染画工芸でした。地元で著名な友禅作家の工房で、人気ミュージアムの鈴木大拙館から徒歩3分、金沢21世紀美術館から徒歩7分ほどのところにお店があります。

黒木瞳さんが最後に訪れたのが夜のひがし茶屋街でした。一番丁からメインストリートの二番丁に出て、二番丁の一番奥にあるワインバー『照葉』で、しっとりとワインを楽しまれていましたね。

『照葉』はメインストリートの一番奥

ワインバー『照葉』の女将の弥栄子さんは、お茶屋・藤としの看板芸妓だった方で、現在は『藤乃弥』というお茶屋のオーナーでもあります。金沢の中でも、やり手の女性のお一人です。

黒木瞳さんと弥栄子さんのやり取りを聞いていると、くつろいだ雰囲気の中でも、できる女性同士の呼吸で絶妙に相手を引き立てながらも、微妙な駆け引きを感じたのは私だけでしょうか(笑)。

とてもいい特集でした。

弥栄子さんがオーナーのお茶屋『藤乃弥』

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ひがし茶屋街-きもの女性が華になる街並み

Kanazawa Topics

主要な観光名所は8つ+金沢駅

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

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