金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

21美の「片岡鶴太郎 四季彩花」が大好評です

2017年10月15日付の北國新聞に、金沢21世紀美術館(通称:21美)での片岡鶴太郎さんの個展の記事が掲載されていました。 この展覧会は「片岡鶴太郎 四季彩花」のタイトルで開催されているもので、鶴太郎さんが描いた花の絵が展示されています。北國新聞では、10月7日(土)の会期の初日以来、連日のように鶴太郎さんの展覧会の模様が報じられています。 金沢21世紀美術館では、昨年(2016年)に開催した北野武さんの個展「アートたけし展」が大好評で、21美の入館者数に大きく貢献したと北國新聞でも報じられましたが、記 ...

金沢駅と片町きららにストリートピアノを設置

2017.10.11掲載 当サイトで2017年5月3日と7月27日にご案内していたストリートピアノが、10月7日に、金沢駅のもてなしドーム地下広場と、片町きらら広場に設置されましたのでご紹介します。 金沢版ストリートピアノは『まちかど思い出ピアノ』と名付けられました。 まず、金沢駅では「もてなしドーム」のある東口を出てすぐのエスカレーターで地下に降りて右手に行き、石川県立音楽堂へと続くコンコースの手前に設置されています。 金沢駅の設置場所はエスカレーターを降りて右手です 市内の小学校で使用されたピアノを活 ...

21美は東京の傲慢美術館のレベルに堕ちてしまう

2017.10.2掲載 本日は、2017年10月の時点で、最近の金沢21世紀美術館について私が感じている不満を記します。それは、館内での撮影禁止の展示室が激増したことです。 例えば、21美が所蔵するコレクションを順番に公開・展示していく「コレクション展」では、昨年までは作品の撮影は基本的にokでした。 そして、カメラに×印のついた案内表示ある展示室のみが撮影禁止となっていて、以前は撮影禁止の展示室は、恒久展示作品の「カプーアの部屋」と、あと1室くらいのものでした。 撮影okの頃は撮影禁止をマークで示してい ...

ひがし茶屋街「春の家」から新花・あか利さん

2017年9月27日付の北國新聞に、ひがし茶屋街で新花さん(新人芸妓)がお披露目されるという記事が掲載されていました。 今年(2017年)の10月17日に、ひがし茶屋街の「春の家」からお披露目される新花さんは、鳥取県から移り住んだ原田香慧さん(25)で、あか利の源氏名でお座敷にデビューします。 東京で生まれたあか利さんは、1歳から11歳までは京都で育ち、きれいな着物でお座敷へ向かう芸妓さんや舞妓さんの姿を間近に見て憧れていました。高校進学時や在学中に何度か芸妓になろうと考えましたが、一歩踏み出すことができ ...

有吉ゼミSPでのロケ地はここです

テレビ番組のロケ地#4 2017年9月11日に、日本テレビ系列で放送された『有吉ゼミSP』では、まさに今の金沢観光のトレンドとも言えるスポットが取材されていました。 近々、金沢を訪れる方にとっては、ぜひロケ地を訪れてみたいことと思います。今回訪れたロケ地は以下の6カ所でした。 まず、21世紀に入って、兼六園とともに金沢観光のツートップになったひがし茶屋街では、メインストリートにある金箔ショップの『茶屋美人』と珈琲専門店の『茶房素心』が紹介されていました。この2店はメインストリートの中ほどに位置しています。 ...

主計町茶屋街を歩く観光客の方が増えています

2017.9.4掲載 本日は、私が金沢の街を歩いている中で気が付いたことをご報告させてください。ご報告事項とは、金沢に残る3つの茶屋街のひとつ・主計町茶屋街の人通りが増えていることです。 主計町(かずえまち)は、ひがし茶屋街、にし茶屋街とともに金沢の三茶屋街として観光地化されたのですが、これまでは、昼間の時間帯はほとんど人通りがありませんでした。 兼六園とともに金沢の観光名所のツートップに成長した「ひがし茶屋街」から、浅野川大橋を挟んで斜め向かいに位置する “お向かいさん” であるにもかかわらず、主計町ま ...

テレビ東京系「日本ご当地ナゾ解き旅」のロケ地

テレビ番組のロケ地#3 テレビ東京系列で2017年7月15日(土)に放送された「日本ご当地ナゾ解き旅 ~金沢の美味&那須の絶景を満喫!~」が、本日(8月20日)、石川県の北陸放送(MRO)でようやく放送されました。 石川県には、日本テレビ系のテレビ金沢、TBS系のMRO、フジテレビ系の石川テレビ、テレビ朝日系の北陸朝日放送の民放4局があるのですが、テレビ東京だけは系列局がないことから1か月遅れでの放送となりました。 ちなみにMROでは、昨日(8/19)も、テレビ東京系「出川哲郎の 充電させてもらえませんか ...

尾山神社で「おまつの方」の没後400年祭

2017年8月18日付の北國新聞に、尾山神社で初代加賀藩主・前田利家の正室である「おまつの方」の没後400年祭が営まれたという記事が掲載されていました。 21世紀に伝わる前田家の家系を継ぐ親族ら約90人が、利家とともに金沢の文化の礎を築き、今も慕われる「百万石の母」の遺徳をしのびました。加藤治樹宮司が祝詞を奏上し、前田家の第18代当主の前田利祐氏をはじめ、加賀八家の親族らが玉串をささげました。 記事によると、加藤宮司から「金沢の地は利家の統治以来、戦禍に遭わず高い文化を育むことができた。歴史の歩みを改めて ...

寺町に金沢の建築文化の拠点施設が起工

2017年7月27日付の北國新聞に、金沢市寺町に建設される建築文化拠点施設に関して、起工式が行われたという記事が掲載されていました。 起工式が行われた建築文化の拠点施設は、金沢市が建築家の故谷口吉郎氏の生家跡地に建設するもので、建設費は約18億円、2019年3月の完成で、同年夏の開館を目指します。 同施設の設計は、谷口吉郎氏の長男で、鈴木大拙館の設計者として知られる建築家の谷口吉生氏が担いました。 谷口氏は「(着工)を父も喜んでいるはず。施設を拠点にして金沢の重層的な建築文化を国内外に伝えて欲しい」と語り ...

北國新聞様、ポイ捨て防止の前にゴミ箱設置を

2017年7月28日付の北國新聞に、ひがし茶屋街と隣接する旧観音町が「ぽい捨て等防止重点区域」に追加されるという記事が掲載されていました。 金沢市ぽい捨て等防止重点区域指定審査会が、現在指定されている「ひがし茶屋街ぽい捨て等防止重点区域」を、旧観音町地区に拡張することを了承し、金沢市に答申したものです。 北陸新幹線の金沢開業以降、観光客が増えるひがし茶屋街周辺では、一部にマナー違反が見られるため、地元住民が区域の拡張を求めていました。金沢市では9月中旬をめどに追加指定します。 旧観音町をポイ捨て防止重点区 ...

北國新聞の社会面トップ「柳原氏、発言で謝罪」

2017年7月26日付の北國新聞に、“知事「石川けなされた」” との見出しで、独立行政法人国立美術館の柳原正樹理事長(黒部市)が、金沢に謝罪に訪れたという記事が掲載されていました。 柳原氏は13日に、「金沢の県立美術館なんて誰も行きません。そこに工芸館が行くとなると、誰も来ない場所になる」と発言しました。 また、金沢21世紀美術館(通称:21美)の入館者数に対して「数字のマジック。入口と出口で全て足し算している」と指摘し、石川県の地元メディアから大反発を受けていました。 谷本知事「石川県全体がけなされた」 ...

サタデープラスで三田寛子さんが訪ねたお店

テレビ番組のロケ地#2 2017年7月22日の朝に放送されていた『サタデープラス』(毎日放送/TBS)で、三田寛子さんが金沢のお店を巡っていましたね。多くの県外の方がツイートされていましたので、今日の放送で紹介されたお店をご案内します。 まず、最初に訪れたのが金箔コスメで人気の『茶屋美人』(トップ写真)でした。このお店では美容金箔や食用金箔のアイテムが販売されています。 私もそうでしたが、多くの金沢の人たちは、「金箔は身体に良い」と教えられて育ってきました。金沢の金箔文化に触れたい方はどうぞ立ち寄ってみて ...

金沢21世紀美術館の入館者数の集計方法

この1週間ほど、石川県のメディアで物議を醸している話題があります。 それは、2017年7月13日に、独立行政法人国立美術館の柳原正樹理事長が、金沢21世紀美術館(通称:21美)の入館者数について「入口と出口で全て足し算している」と発言したことに対するものです。 柳原氏の発言が物議を醸している状況を受けて、7月20日付の北國新聞には、21美の入館者数の集計方法が紹介されていました。 地元メディアで物議を醸している話題です 記事によると、21美では建物の1階にある4つの入口と、地下駐車場と直結している入口の計 ...

金沢21世紀美術館の周囲で芝生を張り替え

2017年7月17日付の北國新聞に、金沢21世紀美術館(通称:21美)の広場の芝生が、2017年末から張り替えられるという記事が掲載されていました。 “まあるい” 21美の建物の周囲には、市民の憩いの場として芝生の広場が整備されていますが、芝生が枯れて地面が露出する「砂漠化」が深刻になっています。 21美では、2015年3月の北陸新幹線の開業後に来館者が増え、2016年度も過去最多の255万人が訪れており、土が踏み固められて芝が成長できない状況が続いています。 このままでは景観が損なわれるとして、金沢市と ...

前田土佐守家資料館で「まつ」の書状を公開

2017年7月11日付の北國新聞に、長町の前田土佐守家資料館で、初代藩主・前田利家の正室であった「おまつの方」の書状が展示されたという記事が掲載されていました。 この展示会は、芳春院没後400年記念特別展「芳春院まつの書状」のタイトルで始まったもので、初公開の1点を含む約50点の書状が一堂に公開され、子を思い、孫を案じる「百万石の母」の姿を伝えています。 おまつの方が末娘に宛てた思い 初公開されたのは、まつ最晩年の書状で、なかなか進まない屋敷普請にやきもきしながら、孫娘の病状も気に掛け、「こんなことまで苦 ...

金沢独り勝ちの裏側で見えてくる金沢の課題

2017年6月16日付の北國新聞の社会面トップは、「金沢独り勝ち 富山の3倍」「文化に強み 再訪多く」という見出しの記事でした。 JR西日本が6月15日に明らかにした、北陸新幹線開業2年目の駅別乗車人数によると、金沢駅は1日平均2万2,668人と富山駅の3倍近い水準で、金沢、新高岡、富山、黒部宇奈月温泉、糸魚川の5駅で断トツの多さとなりました。 金沢駅の乗車人数が富山駅の3倍に 記事では、金沢のホテル経営者の「金沢には歴史と伝統、文化という強みがある。そういった都市特有の現象として、開業直後の『千客万来』 ...

北國新聞の社説は東京の人から笑われるだけ

2017年5月30日付の北國新聞の社説に、「新幹線の影響検証 ~金沢らしさの基本忘れずに~」と題された記事が掲載されていました。 当サイトでは、5月25日に「量より質?金沢はそのうち総スカンを食います」というタイトルで、金沢市の観光客に対する意識は間違っているという意見を述べましたが、北國新聞の社説も自惚れが滲み出ている内容でした。 もちろん、これは私の見解であって、必ずしも私が正しいということではありません。また、金沢は楽しい街ですよというコンセプトでサイトを運営しているのに、お堅い記事を載せるのもどう ...

にし茶屋街の明月から新花・虎太郎さん

2017年5月26日付の北國新聞に、にし茶屋街で新人芸妓の新花さんがデビューするという記事が掲載されていました。 にし茶屋街の明月からお披露目されるのは、石川県白山市出身の花外 麗さん(19)です。お披露目は5月29日で、虎太郎(こたろう)の源氏名を名乗ります。 明月の女将の乃莉さんは、現在、ただ一人の石川県指定無形文化財保持者で、花外さんは「今は教わるがままに稽古しているが、姐さん方を見習って芸の道を究めたい」と精進を誓いました。 お披露目は29日。今月2人目のデビュー 花外さんの実家は白山の麓に位置す ...

量より質?金沢はそのうち総スカンを食います

2017年5月25日付の北國新聞に、金沢市の「北陸新幹線開業による影響検証会議」が金沢市役所で開催されたという記事が掲載されていました。 この会合は、有識者で構成する委員8人が開業によるプラスとマイナスの効果を洗い出すために開催されたものです。 冒頭、山野金沢市長が「プラスを広め、マイナスがこれ以上大きくならないよう、今の段階で考えたい」と挨拶し、事務局が開業前後の企業動向や、観光客の宿泊状況、歩行者通行量の変化などを説明しました。 意見交換では、駐車場が増えて街並みが壊れる恐れがあるとの懸念が出た他、同 ...

主計町茶屋街で新花・一駒さんがお披露目

2017年5月24日付の北國新聞に、主計町茶屋街で新花さんがデビューしたという記事が掲載されていました。今回、主計町茶屋街の「えんや」からお披露目されたのは、20歳の一駒(いちこま)さんです。 一駒さんは北海道江別市出身で、高校2年の時に、主計町がロケ地となった映画『舞妓Haaaan!!!』をキッカケに芸妓の道を志し、2016年3月からは北海道と金沢を往復しながら稽古に励んできました。 お披露目の当日に、一駒さんは所属するお茶屋の女将に付き添われて山野金沢市長を訪ね、「一歩一歩、確実に歩んでいきたい」と抱 ...