金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

金沢の桜(広坂通り~21美~犀星のみち~W坂)

2017.4.11掲載 金沢でも桜が満開になりました。今年は暖かい冬でしたので4月早々に満開になるかと思っていましたが、2017年は3月下旬に寒い日が続いたことから、昨年よりも5日ほど遅く見頃を迎えました。 桜の名所というわけではありませんが、毎年、春になると金沢の人たちの目を楽しませてくれるのが広坂通りの桜です。 旧広坂通り(現在の百万石通り)は、金沢で一番の繁華街である香林坊と日本三名園に数えられる兼六園を結ぶ道で、金沢市民にとって子供の頃から歩き慣れた道です。現在は百万石通りという名前になっています ...

主計町茶屋街は桜と着物がお似合いです

暗がり坂の照葉さくらも咲いています 2017.4.11掲載 金沢の街は、今、桜が満開です。桜が見頃になった時期は例年並みのようですが、昨年(2016年)に比べると5日ほど遅いので、今年はやっと桜が咲いたかという感じです。 このページでは、昨日(4/10)に撮影した浅野川沿いの桜をご紹介します。 浅野川沿いの桜は「鏡花のみち」の主計町茶屋街と、ひがし茶屋街に近い「秋聲のみち」が最高の撮影ポイントで、満開の桜と、中の橋、浅野川大橋、梅ノ橋を組み合わせると、とても風情のある写真が撮影できます。 普段はひがし茶屋 ...

徳田秋聲記念館で「断筆」の書き置き公開

2017年3月19日付の北國新聞に、徳田秋聲から家族に宛てた断筆への思いを綴った書き置きが、徳田秋聲記念館で公開されたという記事が掲載されてしました。 今回公開された書き置きは、金沢の三文豪の一人に数えられる徳田秋聲が、代表作『縮図』の執筆を諦め、筆を折る決意を綴った書簡で、東京都文京区の徳田家で見つかったものです。 書き置きは200字詰め原稿用紙1枚で、作家だった長男一穂氏に宛てて綴られています。「少しくらゐ妥協してみたところでダメのやうです」、「遽(にわか)に立場を崩すわけにもいかないから、この際潔く ...

兼六園の2016年の入園者数が296万人

2017年3月11日付の北國新聞に、兼六園の2016年の入園者数が掲載されていました。 石川県が発表した兼六園の2016年の入園者数は、前年比2.6%増の296万人でした。記事は女性記者のリポートのような文体で展開されており「開業1年目をさらに上回るって、ちょっと驚きですよね?」という軽いタッチで紹介されていました。 北陸新幹線の開業1年目の入園者数を上回る 今の季節にしては好天に恵まれた3月5日(日)。兼六園・桂坂口には数珠つなぎの列ができており、新幹線の開業1年目越えの熱気が続いていたとのこと。 また ...

新人芸妓4人と女将2人に奨励金を贈呈

2017年3月4日付の北國新聞に、ひがし、にし、主計町の3つの茶屋街から昨年お披露目された4人の新人芸妓に、奨励金が贈られたという記事が掲載されていました。 贈呈式は金沢21世紀美術館から近い金沢ふるさと偉人館で行われたとのこと。 奨励金を贈呈したのは、公益財団法人 横浜記念金沢の文化創生財団(金沢市)で、横浜健理事長が、昨年1年間にお披露目された新人芸妓4人に就業奨励金、女将2人に育成奨励金として各30万円を贈りました。 贈呈された4人の新人芸妓は、ひがし「藤乃弥」の七葉さん(高橋玲美さん/19歳)、ひ ...

にし茶屋街の西泉家が女将の死去に伴い営業終了

2017年3月1日付の北國新聞の社会面に、お茶屋の廃業の記事が掲載されていました。 惜しまれながら2月28日をもって営業を終えたのはにし茶屋街の「西泉家」です。西泉家は昭和初期に創業したとされ、80年以上にわたって「にし」の芸文化を支えてきた老舗のお茶屋でした。 近年の西泉家は、インターネットで芸妓さんの募集やお座敷の予約を行なうなど先進的な取り組みも行ってきました。また、2016年5月には京都市出身の幸ぎく(こぎく)さんがお披露目されました。 このたびの廃業のきっかけとなったのは、昨年12月の女将・まり ...

お茶屋を救うのは「女性客」と「一見さん」

2017年2月25日付の北國新聞の一面に、金沢市がお茶屋を支援するという記事が掲載されていました。 記事によると、金沢市では、花街文化を担うお茶屋の内装の改修や借入金の利子負担に対する助成制度を、新年度予算に組み込んだとのことです。 近年は、お茶屋を支える旦那衆が少なくなるなど経営上の課題が深刻化していることから、金沢市では資金面でお茶屋を下支えすることで、女将の負担軽減を図ります。 また、金沢市では芸妓の研鑽と披露の場であるお茶屋を貴重な文化的遺産と位置付け、制度を通じて、伝統芸能の継承・振興に努めると ...

ひがし茶屋街の無電柱化をさらに推進

2017年2月25日付の北國新聞に「ひがし茶屋街 無電柱化」という見出しの記事が掲載されていました。 記事によると、金沢市ではひがし茶屋街の旧一番丁通りの210m(道幅2.1m程度)と、観音通りの420m(道幅4.5m程度)で、無電柱化工事の詳細設計に着手するとのことです。 北陸新幹線の開業を契機に観光客が増えており、街並みの景観の観点から電柱のない区域を拡大するもので、金沢市では新年度の当初予算案に、計7つの通りの無電柱化にかかる事業費として2億3400万円を盛り込みました。 観光の導線から浅野川寄りが ...

ひがし茶屋街や兼六園に「眺望景観保全条例」

2017年2月18日付けの北國新聞の一面トップは、ひがし茶屋街や兼六園などの特に眺望が優れた地点からの景観を守るため、建物の高さやデザインなどを規制する「眺望景観保全条例」を2018年に制定するという記事でした。 北陸新幹線の開業に伴い金沢市内にホテルなどの高層建築物が増加しているためで、現在、ひがし茶屋街など8地点が指定されている「保全眺望点」も増やし、景観保全への取り組みを強めるとのことです。 新条例では、保全眺望点からの優れた眺めを遮らないよう、視界に入る区域内の高さ、形、色をはじめ屋外広告物の高さ ...

ひがし、にし、主計町のお茶屋に危機感

2017年2月9日付の北國新聞に、「金沢の茶屋街ピンチ」という見出しで、ひがし、にし、主計町の三茶屋街で、芸妓さんを抱えるお茶屋の存続が危ぶまれているという記事が掲載されていました。 記事によると、お茶屋を切り盛りする女将の多くが70代~80代と高齢化が進む一方で、後継ぎがおらず廃業を考えるお茶屋もあるのだとのこと。 また、記事では北陸新幹線の開業で金沢の花街文化への関心が高まり、新花(新人芸妓)のお披露目が相次ぐなど明るい話題もあるだけに、お茶屋の後継者問題は待ったなしの状況となっていると伝えています。 ...

徳田秋聲記念館でオリジナル文庫の新刊

2017年1月19日付の北國新聞に、徳田秋聲記念館で、秋聲の絶版作品を収録したオリジナル文庫の新刊を発行するという記事が掲載されていました。 今回発行されるのは「新世帯(あらじょたい)」で、オリジナル文庫シリーズの10冊目となります。「新世帯」は、秋聲が自然主義文学の方向を確立した作品とされ、夫婦の新生活の現実がありのままに表現されています。 オリジナル文庫の第10巻は「新世帯」 「新世帯」の他にも「足袋の底」「犠牲者」「彼女と少年」「不安のなかに」の中短編全5編が収められています。 表紙には彫金師の竹俣 ...

金沢21世紀美術館の累計入館者が2,000万人

2017年1月13日付の北國新聞に、金沢21世紀美術館(通称:21美)の累計入館者数が2,000万人を突破したという記事が掲載されていました。 これは12日に21美から発表されたもので、1月11日時点での累計入館者数が2,000万1501人となり、2004年10月の開館から12年3か月での大台到達となりました。 21美の年間の入館者数は、開館以降、130万人~150万人の間で推移し、2014年度に170万人台に、北陸新幹線が開業した2015年度には年間200万人の大台を超える237万人を記録しました。 ま ...

金沢城公園の鼠多門に黒漆喰の破片を発見

2016年の大晦日の北國新聞一面は、金沢城公園の鼠多門跡(ねずみたもん)の発掘作業において、海鼠壁(なまこかべ)に用いられた黒い漆喰の破片が見つかったという記事でした。 海鼠壁は白の漆喰で仕上げられるのが通常で、黒く彩られた城郭は全国でも例がなく、明治時代の写真からも黒漆喰の仕様が裏付けられたとのことです。 これまでの想定よりも建物は黒みがかった色だったことが分かり、記事では、鼠多門の名称の由来は「外観がねずみ色だから」という説に落ち着きそうだと記されています。 また、2017年度から開始される復元工事を ...

ひがし茶屋街の近くの宇多須神社に「忍者」が

境内に3体の忍者の人形を設置 2016年12月23日付の北國新聞に、ひがし茶屋街に隣接する宇多須神社の境内に、3体の忍者の人形が設置されているという記事が掲載されていました。 宇多須神社の境内へと入り、階段を上って行った時に、背後に手を合わせて呪文を唱えるポーズの1体があり、さらに神社の回廊の下にじっと潜んでいる1体が置かれているそうです。 ルポによると3体目の忍者はとうとう見つからなかったとのことで、宇多須神社の森宮司から「本来、忍びの者は見つかってはいけませんからね」と笑いながら言われたと記されていま ...

2017年に行くべき50の旅行地に金沢が選出

2016年12月21日付の北國新聞に、米国の大手旅行雑誌『トラベル・アンド・レジャー』誌による「2017年に行くべき50の旅行地」に、日本から唯一金沢市が選出されたという記事が掲載されていました。 同誌のインターネット版サイトに掲載され、金沢の伝統文化や食の魅力などを伝えています。 トラベル・アンド・レジャー誌は、北米の富裕層を中心に購読され、月間100万部近い売り上げを誇り、最も権威のある旅行雑誌のひとつと言われています。また、同誌のインターネット版は月間の閲覧回数が5,600万回にも上ります。 お薦め ...

泉鏡花記念館で鏡花収集のウサギの小物展示

2016年12月18日付の北國新聞に、泉鏡花記念館で企画展「酉TORI/卯USAGI―錦絵で愉しむ向い干支」―が始まったという記事が掲載されていました。 この企画展は、泉鏡花が生前に収集した自らの向い干支であるウサギの小物を展示しているもので、2017年が酉年ということにちなんで企画された展示会です。 ファンにとっては鏡花=ウサギ 1873年(明治6年)の酉年に生まれた鏡花は、母親から、自分の干支から7つ目にあたる「向い干支」にあたるウサギの水晶をお守りとして与えられたことがキッカケとなって、ウサギの小物 ...

ひがし・にし・主計町の芸妓さんに奨励金

2016年12月16日付の北國新聞に、ひがし茶屋街、にし茶屋街、主計町茶屋街の芸妓さんに奨励金が贈られたという記事が掲載されていました。 奨励金は金沢伝統芸能振興協同組合が贈呈するもので、2015年に金沢では4年ぶりに「新花」としてお披露目された2名に新人奨励金が、伝統芸能の振興発展に寄与した熟練芸妓12名に伝統芸能功労賞が手渡されました。 また、2015年と2016年の新花6名が抱負を述べたそうです。 熟練芸妓と新花芸妓の計16名に贈呈 奨励金を受けた芸妓さんは以下のとおりです。(敬称略) 新人奨励金佳 ...

ひがし茶屋街で金大卒の芸妓・佳丸さんの体験談

2016年12月11日付の北國新聞に、金沢大学の卒業生で、ひがし茶屋街の「八の福(はのふく)」に在籍する佳丸(よしまる)さんが、学生たちに自身の体験談を語ったという記事が掲載されていました。 石川県の学生と、地域で活躍する若者との交流イベント「第2回 出会っていいんじゃないプロジェクト2016」として、ひがし茶屋街の東料亭組合事務所で行われました。 国立大学生が選んだ就職先はお茶屋「八の福」 25歳の佳丸さんは、就職活動でなかなか内定がもらえないと悩んでいた大学4年の時に、アルバイト先の酒販店の店主の勧め ...

世界の飲食店1000店に金沢から3店ランクイン

2016年12月9日付の北國新聞に、フランス外務省などが発表した世界各国の飲食店1000店のランキング「ラ・リスト 2017年版」で、金沢のお店が3店舗入ったという記事が掲載されていました。 世界の飲食店1000店に選ばれたのは、「銭屋」(日本料理)、「つば甚」(日本料理)、「乙女寿し」(寿司)の3店です。 金沢からは「銭屋・つば甚・乙女寿司」 記事によると、ラ・リストの発表は昨年に続き2回目で、昨年の2016年版では「乙女寿司」のみでしたが、今年はさらに2店が加わりました。 「日本料理 銭屋」主人の高木 ...

MEGUMIさん初日は着物で艶やかにお出迎え

2016年10月9日付の北國新聞に、タレントのMEGUMIさんがオーナーのカフェ&ギャラリー「cafe 多聞」が、金沢市東山1丁目にオープンしたという記事が掲載されていました。 金沢では、著名人が自身のお店をオープンすることは滅多にないこともあって、石川県の県紙である北國新聞でも「MEGUMIさんオーナー 東山でカフェオープン」という見出しで、大きく報じられていました。 余談ですが、金沢では「ひがし茶屋街」のことを東山と呼ぶ人が結構います。 ひがし茶屋街の宇多須神社前が華やかに 記事によると、開店 ...