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尾山神社は2023年に創建150周年を迎えます

2022年12月29日

金沢市の中心に位置し、個性的な神門から「ステンドグラスの神社」と呼ばれる尾山神社が、2023年に創建150周年を迎えます。明治6年 (1873年)に創建された尾山神社は、初代の加賀藩主・前田利家と奥方の「おまつの方」を祀った神社です。

藩政期の前田家は江戸の将軍家に気を遣い過ぎるほど気を遣いました。徳川家への気遣いのひとつが、金沢城内の神社に徳川家康公を祀り、自らの家の初代の御霊を、今のひがし茶屋街の先にある宇多須神社にひっそりと祀ったことです。

明治の世になり、徳川家に気を遣う必要がなくなったことから、市内の中心部に前田利家公の御霊が移されました。そして、2023年に150年を迎えます。

創建150周年を迎える門松

県外の方が見ると異質なようです

尾山神社で有名なのは、何と言っても西洋風のデザインの神門です。

私は子供の頃、神社というのは尾山神社のような外観をしているのだと思っていました。また、西洋風の神社は稀なのだということを知った後も、自分の中では他県の人たちが驚くほど個性的な外観なのだという認識はありませんでした。

私は県外から金沢を訪れる方をガイドすることがありますが、西洋風で、3階建てで、ステンドグラスのようなガラスが入った神門を見て、皆さん一様に驚かれます。

個性的な神門は重要文化財

個性的な神門は人寄せパンダだった

実は、この神門は人集めのために作られたものです。明治6年 (1873年)に利家公の御霊を移して創建された尾山神社は、多くの参拝者を見込んでいたにもかかわらず、当初は見込みよりも遥かに少ない参拝者数だったそうです。

そこで、神社では何か目立つものを作って参拝者を集めようということになり、全国にも例を見ないような、当時としては斬新な神門がお目見えしたのです。つまり、尾山神社の神門は人寄せパンダの役割を担っていたわけです。

私は、以前に尾山神社の宮司さんのインタビュー記事を読んだことがありますが、神門ができた当時は、奇抜な外観に対して金沢市民からの反発があったそうです。

神社に祀られている前田利家公は、若い頃は「傾奇者 (かぶきもの)」と呼ばれたほど派手好きな人だったと伝えられています。今にして思うと、祀られている神社が傾いていったのは必然だったのかもしれません。

蓮のオブジェも傾奇者の神社らしい設え

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着々と初詣の準備が進んでいます

個性的な神門が参拝者の増加に効果があったのでしょうか。現代の金沢では最も初詣客の多い神社となっています。12月22日の北國新聞に、新年を前に尾山神社の神門のしめ縄が取り替えられたという記事が掲載されていました。

記事によると、富山県南砺市の農家でつくる「瑞穂の会」が奉納した長さ5.5m、重さ約20kgの真新しいしめ縄が取り付けられたとのこと。神門への取り付けで境内にある約20か所のしめ縄の交換を終えました。

しめ縄以外にも、神門に門松が飾られ、拝殿の両サイドには「天狗舞」「加賀鳶」「手取川」をはじめとする石川県内外の名酒が奉納されるなど、尾山神社では新年を迎える準備が着々と進んでいます。

拝殿には県内外の名酒と寄進者のぼんぼりが

150周年の撮影ボード

境内には創建150周年を記念する撮影ボードが設置されています。150の数字の上に赤い枠があり、赤枠の中に尾山神社の人気スポットが入るようになっています。スマホで上手に撮ると「150周年記念ポートレート」になりそうです。

撮影ボードは11月の頃は神門が入る位置に置かれていましたが、現在は、庭園美を奏でる神苑のアーチ状の石橋が入る位置に設置されています。

150周年記念の撮影ボード

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鼠多門橋によって観光の中継地点に

観光という観点から見ると、尾山神社は2020年の鼠多門橋の復元によって、観光スポットとしての位置づけが飛躍的に向上しました。鼠多門橋とは、尾山神社と金沢城公園の玉泉院丸庭園を結ぶ橋のことです。

橋が復元される以前は、尾山神社からお向かいさんの玉泉院丸庭園に行くには回り道をしなければならず、時間をロスしていたことから、尾山神社は「訪れたいとは思うけど、時間がなければカットしても構わない」という位置づけでした。

鼠多門橋の復元によって、長町武家屋敷跡~尾山神社~金沢城公園~兼六園本多の森金沢21世紀美術館という「加賀百万石回遊ルート」が完成し、尾山神社は金沢観光における貴重なワンピースとなりました。

鼠多門橋を渡ると金沢城公園

尾山神社-街を彩る個性的な神門は150年前の現代アート

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