テレビ東京系「日本ご当地ナゾ解き旅」のロケ地

テレビ番組のロケ地#3

テレビ東京系列で2017年7月15日（土）に放送された「日本ご当地ナゾ解き旅～金沢の美味＆那須の絶景を満喫！～」が、本日（8月20日）、石川県の北陸放送（MRO）でようやく放送されました。

石川県には、日本テレビ系のテレビ金沢、TBS系のMRO、フジテレビ系の石川テレビ、テレビ朝日系の北陸朝日放送の民放4局があるのですが、テレビ東京だけは系列局がないことから1か月遅れでの放送となりました。

ちなみにMROでは、昨日（8/19）も、テレビ東京系「出川哲郎の充電させてもらえませんか？初夏の “能登半島縦断” 155キロ！絶景棚田！」が放送されていました。

今回の「日本ご当地ナゾ解き旅」の金沢編では、山西惇さん、松尾諭さん、山崎怜奈さん（乃木坂46）のお三方が、金沢で5つのなぞ解きを行ないました。この記事では、番組で紹介されたロケ地をご紹介します。

番組は金沢駅のもてなしドームから始まりました。東京駅と聞くと赤煉瓦の駅舎を思い浮かべる人も多いかと思いますが、近年は、金沢駅も「もてなしドーム&鼓門」を連想してもらえるようになってきました。

ドームに架かっている垂れ幕が、6月3日（土）の「百万石まつり」の告知でしたので、5月に取材したのだということは分かりました。

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金沢駅から近江町市場へ

次に向かったのは近江町市場で、新通りの「もりもり寿し」が取材を受けていました。

近江町市場からひがし茶屋街へは歩かれたようでしたが、その途中の尾張町では、金沢市の指定保存建造物に指定されている福久屋石黒傳六商店が紹介されていました。この建物をご覧になるのも金沢のちょっとした楽しみのひとつです。

最初のナゾ解きの正解は、今も一客一亭の営業を続ける懐華楼でした。懐華楼はひがし茶屋街のメインストリートの二番丁に面するお茶屋で、昼間は建物内の見学と、和風カフェを利用することができます。

懐華楼では玄関を入ったところにある真っ赤な階段が撮影スポットです。近頃では、欧米からの観光客の人気が目立って高まっているようです。番組では懐華楼カフェの「金箔入りくずきり」を食されていましたね。

5つのナゾ解きの中で、2つ目のエチオピアという寿司ネタの「すし食いねぇ！」と、3つ目の琥珀色の「美人の湯」がある深谷温泉の元湯石屋については、私の写真リストの中にないので割愛します。

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4つ目のナゾ解きの正解は金沢21世紀美術館の「レアンドロのプール」でした。3人の出演者がプールの下の有料ゾーンから、プールサイドの無料ゾーンの人に手を振っていましたね。

カメラ撮影では一般の人が映らないように気を遣うものですが、レアンドロのプールは、張られている水が揺らぎ、人の顔に天然のモザイクを掛けてくれることから、とても撮影しやすいという長所があります。

興味深かったのは、「問題にある日本一とは何ですか？」という出演者からの質問に対して、21美の広報室長が「入館者数が日本一というデータがあります」と答えていたことでした。

7月に国立美術館の理事長が21美の入館者数を「数字のマジック」と発言し、石川県で非難ごうごうとなりましたが、この発言以前に行なわれた取材で「データがあります」という答え方にしておいて良かったです。

もしこの時に「21美は全国で入館者が日本一です。凄いでしょう」などと自慢げに語っていれば、ちょっとバツが悪かったですよね。

5つの目のナゾ時の正解は、金沢城公園の玉泉院丸庭園にあるお茶室「玉泉庵」でした。いきなり正解に辿り着くのではなく、最初に兼六園の時雨亭を目指して不正解になったのは金沢市にとってはラッキーでした。

玉泉院丸庭園の玉泉庵では、抹茶の和菓子のセットが720円です。

このお茶室の従業員の女性はいずれも茶道の嗜みのある方で、表千家と裏千家の2つの流派の人が一緒に仕事をしています。番組で出演者に抹茶をお出しした方は表千家の方でした。

表千家と裏千家では抹茶を出す際の作法が違います。表千家はお客様の方向に2度お椀を回します。一方の裏千家では、手前（時計回り）に2度回します。そして、抹茶を飲まれる方は、表千家も裏千家も手前に2度回します。

この作法を覚えておくと、お茶室での楽しみが増えるのではないでしょうか。

今回の番組は、金沢市にとっては最高のPRになったのは間違いないでしょう。

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