レアンドロのプール
金沢21世紀美術館の見どころ vol.1
密閉空間となるレアンドロのプールの地下部につきましては、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため人数制限を行いながらの観覧となっています。
10月17日(土)以降は「ミヒャエル・ボレマンス マーク・マンダース|ダブル・サイレンス」展と「コレクション展 スケールス」の日時指定チケットをお持ちの方のみが入場可能です。
2004年に現代アートの美術館としてオープンした金沢21世紀美術館。地元では “21美” や “まるびぃ” の愛称で親しまれています。
21美では、館内と屋外に合計10作の恒久展示作品が展示されています。その中で全国的に最も知られている『レアンドロのプール』は、市民の憩いの場である21美の楽しさのシンボルです。
『レアンドロのプール』の作者・レアンドロ・エルリッヒは1973年生まれ。アルゼンチンのブエノスアイレスを拠点に活躍するアーティストです。
プールの水の下に人がいるという独創的なアイデアは、オープン当初から話題を集めました。
この作品は『スイミング・プール』が正式名称ですが、係員が来館者に説明する際や、館内の案内表示では『レアンドロのプール』という呼び名を使用しています。
『レアンドロのプール』は、はじめて21美を訪れる方にもすぐ分かる位置にあります。
正面玄関(本多通り口/東口)を入ると入場券売り場があり、その先にあるガラスで囲まれた屋外展示空間(光庭)が『レアンドロのプール』です。
プールの大きさは、幅402cm×奥行697cm×高さ280cmです。

永遠に見知らぬ者同士の触れ合い
『レアンドロのプール』の楽しさのひとつが、水面を挟んでの来館者同士の触れ合いです。
水の揺らぎで、上から見下ろす人と、下から見上げる人のお互いの顔がぼやけてしまうことで恥ずかしさがなくなるのでしょうか、上から手を振ると、下からも手を振り返してくれます。

お互いの顔が不明瞭な状態で手を振り合うということは、どこかですれ違っても気付かないこともあるわけです。永遠に見知らぬ者同士の水越しの触れ合い。恋愛小説の題材になりそうなくらいロマンチックですね。

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撮影のベストポーズは手すりに掴まって
『レアンドロのプール』の下に降りると、ブルーの壁には風に揺れる水の影が映り、本当に水の中にいるような感覚がします。太陽が高い時間帯には、壁に映し出される陽光と日影とのコントラストがとても綺麗です。
有料ゾーンとなっているプール下は金沢でも有数の撮影スポットで、同行者と交互に写真を撮り合う姿が見られます。
この場所では、プールサイドへと上がる設定の “手すり” が貴重な小道具の役割を果たしています。手すりに手を掛けて、水の上に上がるポーズでカメラに収まるのが一番人気のポーズで、頑張ってハシゴ部分に足を掛けようとする人もいます。

また、飛び上がった瞬間にシャッターを切って水中に浮いているポーズを取る人も見られるなど、被写体となる人たちの思い思いのポーズを見ているだけでも楽しくなります。
近年の金沢では、ひがし茶屋街や兼六園などの観光名所で着物姿での写真撮影が大人気ですが、『レアンドロのプール』だけは洋服の方が撮影しやすいかもしれませんね。

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金沢を観光してみたいかも
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プールをとことん楽しむ「時間差撮影」
21美の利便性のひとつが、その日であれば何度でも出たり入ったりできることです。
このことから、プールの下にいる同行者を、プールの上から撮影するというように、プールの上と下の役割をチェンジしながら写真を撮り合うことも可能です。
また、午前中に訪れた時は曇りで、午後から晴れ間が広がったという時には、青空の『レアンドロのプール』を撮影するために再入場するのもokですし、日没の早い季節には昼のプールと夜のプールを撮影するのもお奨めです。

金沢21世紀美術館の見どころ vol.5
21美の合言葉「いつでもどこでも何度でも」
料金は「展示室6」の展覧会料金
『レアンドロのプール』を楽しむ際の料金は、その時に開催されている展覧会によって違います。プールへの入口となっている「展示室6」を使用している展覧会の料金が適応されることになります。
21美の展覧会は「コレクション展」と「特別展」に分かれますが、コレクション展が展示室6を使用している時は、一般が450円、大学生が310円、65歳以上が360円で、小・中・高校生は無料です。
一方、展示室6が特別展で使われている時は特別展の料金となります。料金は特別展によって違いますが、少なくとも1,200円はかかります。
『レアンドロのプール』を金沢観光のスケジュールに入れている方は、21美の公式サイトで、展示室6がコレクション展なのか特別展なのかを確認しておくといいでしょう。

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NEXT – 21美のコンセプトを表した恒久展示作品
Kanazawa 21century museum
金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館の見どころ | |
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![]() | 21美の楽しさのシンボル『レアンドロのプール』 |
![]() | 21美のコンセプトを表した恒久展示作品 |
![]() | アート感覚と利便性がマッチした21美の館内 |
![]() | 屋外でも楽しめる21美のアート空間 |
![]() | 21美の合言葉「いつでもどこでも何度でも」 |
![]() | 丸い21美の建物を上から見下ろす撮影スポット |
◣金沢21世紀美術館への行き方
金沢21世紀美術館への行き方(まとめ)
金沢駅から | 近江町市場から | 兼六園から | 金沢城公園から | ひがし茶屋街(主計町)から | 長町武家屋敷跡から | にし茶屋街から
◣金沢21世紀美術館の周辺スポット
金沢能楽美術館 | 石浦神社 | 兼六園 | しいのき迎賓館 | 金沢城公園 | 中村記念美術館 | 鈴木大拙館 | 柿木畠
◣金沢21世紀美術館から他の観光名所へ
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◣主要な観光名所は8つ+金沢駅
金沢駅 | 兼六園 | 金沢城公園 | ひがし茶屋街 | にし茶屋街 | 主計町茶屋街 | 長町武家屋敷跡 | 金沢21世紀美術館 | 近江町市場
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