2019.11.30掲載
兼六園と金沢21世紀美術館のお隣さんである石浦神社の参道に、朱に塗られた「奉納永代鳥居」が建立されました。石浦神社が新天皇の即位を祝し、奉祝・令和元年記念事業として建立したもので、土台を含めて高さ2m少々の鳥居がびっしりと並びました。
石浦神社の職員の方によると、建立されたのは11月中旬で、101基の鳥居が設置されました。101という数字の由来を聞いたところ、「100はひとつの区切りの数字であることから、新しい時代の幕開けという意味で101基を建立しました」とおっしゃっていました。
また、神社の透塀の上に掲げられている案内板によると、鳥居は古式にのっとった木造づくりの鳥居だとのことです。
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石浦神社は金沢のアクセサリー
石浦神社は金沢で最も古い神社で、公式サイトには古墳時代の西暦547年に草創されたと記されています。室町時代までは、現在の長町武家屋敷跡のあたりに本殿があり、その後、ひがし茶屋街の先の卯辰山観音院に移転し、江戸時代に現在の地に鎮座されました。
石浦神社は、兼六園の真弓坂口から広坂交差点の信号を渡った向い側に位置しています。兼六園に隣接しているわけですから金沢の中心部になります。
2004年に金沢21世紀美術館が広坂交差点の一角にオープンしたことで、兼六園から21美へと移動される観光客の方の通り道となりました。中でも欧米から訪れる人たちの多くが境内を覗き込んでいきます。
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市民に親しまれてきた神社です
金沢の観光エリアには、規模は小さいのですが、由緒ある神社がいくつも見られます
石浦神社もそのひとつで縁結びの神様として知られています。境内から石川県立美術館の広坂別館へと通じる赤い透塀の参道は、地元では、若いカップルや親子連れのお散歩コースとして親しまれてきました。
ただ、これまでは赤い透塀が大人の膝丈くらいの高さしかなく、はじめて訪れる方が気付きにくいこともあって、参道を歩く観光客を見かけることはあまりありませんでした。
今回建立された鳥居は、交差点の兼六園側からよく目立ちますので、金沢の小さな思い出として歩かれる方が増えるのではないでしょうか。
また、境内には休憩用の椅子が置かれています。ドリンクの自動販売機と灰皿もありますので、アップダウンのきつい兼六園の砂利道を歩き疲れた方は、ちょっと一休みされるのもお奨めです。
特に愛煙家の方は、金沢の観光エリアでは灰皿を見つけるのに苦労するかと思いますので、どうぞ石浦神社で一服してください。
KANAZAWA Topics
観光名所の周辺は文化エリア
神社仏閣 -4選-
・尾山神社-街を彩る個性的な神門は150年前の現代アート
・金沢神社-御朱印に金箔!菅原道真を祀る受験生の神社
・尾崎神社-徳川家康を祀った神社は赤い透塀が印象的
・石浦神社-21美に隣接する金沢最古の神社は楽しさ満載
美術館・記念館 -20選-
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旧家庭園 -5選-
寺島蔵人邸 | 武家屋敷跡 野村家 | 西田家庭園玉泉園 | 松風閣庭園 | 辻家庭園
主要な観光名所は8つ+金沢駅
金沢駅 | 兼六園 | 金沢城公園 | ひがし茶屋街 | にし茶屋街 | 主計町茶屋街 | 長町武家屋敷跡 | 金沢21世紀美術館 | 近江町市場
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