金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

金沢21世紀美術館で芝の張替え作業開始

2017.12.29掲載 当サイトで2017年7月17日の記事でご紹介した、金沢21世紀美術館(通称:21美)の芝生の張替え作業が本格的に始まりました。 張り替え対象となっているエリアは、まあるい21美の建物のおよそ5分の2にあたり、張り替え対象エリアには白いフェンスと緑色のフェンスが張られています。 360°ガラス張りの開放的な雰囲気の21美を見馴れている地元民にとっては、きれいな芝生になるためなら我慢しようとも思えるのですが、滅多に来ることのない観光客の方々にとっては、2018年春までは少し残念な外観 ...

金沢の奥座敷・湯涌温泉で地酒「白鷺」完成

2017年12月27日付の北國新聞に、金沢の奥座敷として知られる湯涌温泉で、「白鷺」というネーミングの地酒が完成したという記事が掲載されていました。 記事によると、湯涌温泉観光協会の会長らが金沢市役所に山野金沢市長を訪ね、同協会とJA金沢市湯涌青壮年部が製造した地酒「白鷺」の完成を報告したとのことです。 白鷺は開湯1300年と浅野川水害から10年の節目である2018年に向けて企画され、湯涌地区で栽培した酒米「石川門」を使って、やちや酒造が仕込みました。 原酒は12月26日から来年の3月上旬、純米吟醸酒は4 ...

卯辰山麓の3つの寺社で忍者の人形を設置

2017年12月24日付の北國新聞に、ひがし茶屋街に近い卯辰山麓の3つの寺社に忍者の人形が設置されるという記事が掲載されていました。 これは、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されている「卯辰山麓」に観光客を呼び込もうと、北陸大学の学生ベンチャー企業「サムライ金沢」が、3つの寺社に計7体の忍者やサムライの人形を設置するものです。 昨年(2016年)に、試験的に宇多須神社に2体の忍者の人形を置いたところ、外国人観光客を中心に記念撮影などに好評で、増やすことにしました。 宇多須神社と宝泉寺に設置 ...

王様のブランチ金沢特集(2017.12.16)のロケ地

テレビ番組のロケ地#6 2017年12月16日のTBS『王様のブランチ』で金沢が紹介されていましたね。週末トラベル「冬しか味わえない金沢の魅力」と題して、小林麗菜さんと高柳愛実さんの2人の女性が金沢を巡ってくれました。 北陸新幹線が開通するまで、私は、金沢は一人旅が似合う街だと思っていたのですが、街中の楽しみが増した現在の金沢では、女性の二人旅がとてもよく似合っています。 金沢城公園の五十間長屋 主計町は女性の2人旅にピッタリ コーナーのオープニングでは、金沢城公園の五十間長屋と主計町茶屋街を歩く2人の姿 ...

兼六園の外国人来園者数が35万人を突破

2017年12月12日付の北國新聞に、兼六園の外国人観光客数に関する記事が掲載されていました。 記事によると、2017年1月~11月に兼六園を訪れた外国人観光客が、前年同期比で6.2%増の35万7,231人となり、2016年に続いて35万人を突破しました。年間では37万人を超え、5年連続で過去最多を更新する見通しだとのことです。 来園者数でみると、前年同期と比べて2万765人の増加となっています。 その一方で、北朝鮮のミサイル発射の影響などで、昨年まで2年連続で20%台だった伸び率は鈍化しており、石川県で ...

金沢21世紀美術館のラッパが4つ撤去

2017.12.11掲載 金沢21世紀美術館(通称:21美)の人気オブジェのひとつが、ラッパの形で知られる「アリーナのためのクラントフェルト・ナンバー3」です。 この作品は、円形の建物を取り囲むように12体のラッパのオブジェが置かれているもので、どれかがどれかと地中で繋がっており、糸電話のように遠くにいる人同士で会話をすることができます。 建物の周りでは、ラッパのベル(別名:朝顔)と呼ばれる音が出てくる部分に、頭を突っ込んでいる来場者の姿が至る所で見られます。 また、繋がっているラッパ同士は、必ず見える範 ...

鈴木大拙館の入館者数が30万人を突破

2017年12月7日付の北國新聞に、鈴木大拙館の入館者数が30万人を突破したという記事が掲載されていました。 鈴木大拙館は、世界的な仏教哲学者で金沢市出身の鈴木大拙を記念したミュージアムで、大拙が唱えた “無” の境地を体感できる施設として、海外からの観光客を中心に人気が高まっています。 同館のオープンは2011年10月で、開館から6年余りで30万人の大台に到達しました。 20万人突破から1年4か月で達成 節目の30万人目の入館者となったのは、名古屋から観光で訪れた67歳と64歳のご夫婦でした。 ご夫婦は ...

石川県文化財保存修復工房の入館者数が増加

2017年12月6日付の北國新聞に、石川県文化財保存修復工房への入館者数が増えているという記事が掲載されていました。 文化財保存修復工房は、石川県立美術館の広坂別館に設けられている施設で、2016年4月に広坂別館に移転し、大規模な工房へとリニューアルされました。 記事によると、2017年度の入館者数が11月末時点で25,818人となり、リニューアル初年度との前年同月比で6.6%増となっています。 移転を機に始めた修復作業の常時公開を目当てに足を運ぶ人が多く、工房見学を組み込んだツアーも出てきました。海外か ...

浅野川大橋と中の橋でライトアップ整備

浅野川沿いの観光エリアの夜間景観を拡充 2017年12月5日付の北國新聞に、浅野川に架かる浅野川大橋と中の橋が12月中に夜間照明設備を整備するという記事が掲載されていました。 二つの橋のライトアップが完備されることで、2016年度に整備を終えた天神橋、梅ノ橋と合わせ、浅野川に架かる歴史的な4橋梁のライトアップ事業が完了することになります。 橋脚の3つのアーチが特徴的な浅野川大橋(このページのトップ写真)には8基の発光ダイオード(LED)投光器を置き、アーチ部分に照射します。 白木造りの歩行者専用の橋である ...

フジテレビ『10人旅』のロケ地は大人気です

テレビ番組のロケ地#5 2017年11月25日にフジテレビで放送された『10人旅~美味しいと新しいと伝統と!全部たのしんじゃう金沢旅~』は、土曜日のゴールデンタイムということもあって、多くの方がご覧になったみたいですね。 さすがにお笑い芸人が7人も8人も集まると、一つひとつのリアクションが最高でした。このページでは番組のロケ地をいくつかご紹介します。 まず、金沢駅から向かったのが金沢21世紀美術館(通称:21美)でしたね。21美の手前で小沢さんが「わーっ、きれいな道だ」と言ってくれた道が旧広坂通り(百万石 ...

金沢城公園の『石垣回廊』が完成へ

2017年11月26日付の北國新聞の一面トップは “金沢城公園『石垣回廊』完成へ” でした。 記事の内容は、金沢城公園の西側で石垣景観の整備を進めている石川県が、都市計画公園区域に唯一残っていた民有地の金沢中央ビルディング跡地を、取得する方針を固めたというものです。 ビルが解体された跡地に新しい建築物を建てずに緑地化することで、ビルの背後にあった石垣が通りから常時見えるようになります。2021年度までに隣接する丸の内園地と一体的に整え、石川門からビル跡地まで約840mの「石垣回廊」を完成させるとのことです ...

泉鏡花フェスティバルが金沢市民芸術村で開幕

2017年11月15日付の北國新聞に、「泉鏡花フェスティバル2017」が15日から開幕するという記事が掲載されていました。 「泉鏡花フェスティバル2017」は泉鏡花文学賞制定45周年を記念したイベントで、11月15日(水)から19日(日)まで、金沢市民芸術村で開催されます。 記事には、金沢戯曲大賞の受賞作「世界はあなたの物」の上演や、鏡花の原作から今年で100年を迎える戯曲「天守物語」にちなんだ茶会、歌舞伎などが開かれ、妖しくも美しい鏡花作品の世界を多彩に紹介するとのことです。 最終日の19日には泉鏡花文 ...

金沢版「ストリートピアノ」のその後

2017年11月10日付の毎日新聞石川版に、このサイトでも何度かご紹介した「ストリートピアノ」の記事が掲載されていました。 ストリートピアノは、その名のとおり “ストリート” に置かれたピアノのことで、道行く人々が自由に演奏することができます。人々が街角でピアノを奏でる姿は、ヨーロッパではよく見かける光景だそうです。 金沢駅ではイタリア人男性が演奏 金沢版ストリートピアノは「思い出ピアノ」と名付けられ、金沢駅の「もてなしドーム地下広場」と、金沢を代表する若者スポット「片町きらら広場」に置かれています。 い ...

金沢市と目黒区が友好都市協定を締結

2017年10月29日付の北國新聞に、金沢市と東京都目黒区が友好都市協定を結んだという記事が掲載されていました。 締結式が行われたのは、金沢市の大樋美術館のお茶室で、「茶婚式」を模したしつらえで行われ、山野金沢市長と、青木目黒区長が、金箔をあしらった抹茶椀で濃茶を飲みかわしました。 目黒区在住で加賀藩前田家18代当主の前田利祐氏が立会人を務め、陶芸家の十一代大樋長左衛門氏が司婚者、茶道裏千家今日庵業躰の奈良宗久氏が茶人を担いました。 裏千家ゆかりの大樋美術館のお茶室で 儀式のあと、山野市長と青木区長が協定 ...

泉鏡花記念館の入館者数が35万人に

2017年10月22日付の北國新聞に、泉鏡花記念館のオープンからの入館者数が35万人に到達したという記事が掲載されていました。同館は1999年(平成11年)11月のオープンですので、約18年で到達したことになります。 記念の35万人目となったのは、石川県白山市在住の20歳のアルバイトの女性と、友人で富山市在住の21歳の女子大学生で、秋山稔館長から記念品が贈られました。 2人は文豪を題材としたゲームのファンで、年間パスを利用して泉鏡花記念館に何度も足を運んでいるそうです。文学ファンでもある20歳の女性は「び ...

金沢くらしの博物館が国の重要文化財に

2017年10月21日付の北國新聞に、金沢くらしの博物館が国の重要文化財に答申されたという記事が掲載されていました。 記事によると、国の文化審議会は20日、1899年(明治32年)に建設された「旧石川県第二中学校本館」を重要文化財に指定するよう、林芳正文部科学大臣に答申しました。 石川県内で建造物が重要文化財に指定されるのは2年連続で45件目となります。石川県内に残る明治期の旧制中学校の校舎では初めてとなり、近く答申通り告示される見込みです。 旧制金沢第二中学校の三尖塔校舎 旧石川県第二中学校本館は、明治 ...

21美の「片岡鶴太郎 四季彩花」が大好評です

2017年10月15日付の北國新聞に、金沢21世紀美術館(通称:21美)での片岡鶴太郎さんの個展の記事が掲載されていました。 この展覧会は「片岡鶴太郎 四季彩花」のタイトルで開催されているもので、鶴太郎さんが描いた花の絵が展示されています。北國新聞では、10月7日(土)の会期の初日以来、連日のように鶴太郎さんの展覧会の模様が報じられています。 金沢21世紀美術館では、昨年(2016年)に開催した北野武さんの個展「アートたけし展」が大好評で、21美の入館者数に大きく貢献したと北國新聞でも報じられましたが、記 ...

金沢駅と片町きららにストリートピアノを設置

2017.10.11掲載 当サイトで2017年5月3日と7月27日にご案内していたストリートピアノが、10月7日に、金沢駅のもてなしドーム地下広場と、片町きらら広場に設置されましたのでご紹介します。 金沢版ストリートピアノは『まちかど思い出ピアノ』と名付けられました。 まず、金沢駅では「もてなしドーム」のある東口を出てすぐのエスカレーターで地下に降りて右手に行き、石川県立音楽堂へと続くコンコースの手前に設置されています。 金沢駅の設置場所はエスカレーターを降りて右手です 市内の小学校で使用されたピアノを活 ...

21美は東京の傲慢美術館のレベルに堕ちてしまう

2017.10.2掲載 本日は、2017年10月の時点で、最近の金沢21世紀美術館について私が感じている不満を記します。それは、館内での撮影禁止の展示室が激増したことです。 例えば、21美が所蔵するコレクションを順番に公開・展示していく「コレクション展」では、昨年までは作品の撮影は基本的にokでした。 そして、カメラに×印のついた案内表示ある展示室のみが撮影禁止となっていて、以前は撮影禁止の展示室は、恒久展示作品の「カプーアの部屋」と、あと1室くらいのものでした。 撮影okの頃は撮影禁止をマークで示してい ...

ひがし茶屋街「春の家」から新花・あか利さん

2017年9月27日付の北國新聞に、ひがし茶屋街で新花さん(新人芸妓)がお披露目されるという記事が掲載されていました。 今年(2017年)の10月17日に、ひがし茶屋街の「春の家」からお披露目される新花さんは、鳥取県から移り住んだ原田香慧さん(25)で、あか利の源氏名でお座敷にデビューします。 東京で生まれたあか利さんは、1歳から11歳までは京都で育ち、きれいな着物でお座敷へ向かう芸妓さんや舞妓さんの姿を間近に見て憧れていました。高校進学時や在学中に何度か芸妓になろうと考えましたが、一歩踏み出すことができ ...