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金沢のお花見2018(兼六園・金沢城公園)

2018年4月5日

2018.4.5掲載

全国各地で例年よりも桜の満開が早いことが話題になっていますね。

3月29日(木)の午前中に桜の開花宣言があった金沢では、20度を超える暖かい日が続いたことから、4月3日(火)には満開になりました。そして、この原稿を書いている4月5日の時点では散り始めています。

少しタイミングが遅くなりましたが、今年の金沢のお花見を何回かに分けてお伝えいたします。

金沢の桜の名所と言えば兼六園と金沢城です。特に兼六園と金沢城の境界となっている百間堀(ひゃっけんぼり)と、百間堀の上を並行して走る蓮池門(れんちもん)通り、さらにその上の茶店通りという3つの通りがお花見スポットです。

当ページのトップ写真の百間堀は、森の都・金沢の象徴ともいえる通りですが、金沢21世紀美術館~兼六園~金沢城公園と続く観光ルートから外れていることから人通りが少なくなっています。

百間堀

今年はあっという間に満開になりました

今年の満開の日は、いつもよりは歩く人が多かったものの、それでも蓮池門通り、茶店通りと比べると遥かに少ない人通りでした。別の見方をすると、カメラが趣味という方には絶好の撮影スポットです。

百間堀から見える石川門は最高の景観です

蓮池門通りは、ぼんぼりが並ぶ風情のある通りです。欧米から訪れた方たちは「ぼんぼり」に日本的なものを感じるようで、ぼんぼりを背に記念撮影をする姿が見られます。

蓮池門通り

兼六園の蓮池門口と桂坂口を結ぶ茶店通りでは、お花見シーズンということで、花見だんごを手に歩く人が多く見られました。

茶店通り

百間堀、蓮池門通り、茶店通りからの一押しの撮影スポットは、満開の桜の中に金沢城公園の石川門が入るポジションです。絶好のアングルでは撮影待ちの順番ができるほどです。

茶店通りから眺める石川門

兼六園下交差点から兼六園の桂坂口へと上る紺屋坂は、初めて兼六園を訪れる方にとっては、兼六園に来たことを最も実感できるルートで、かなりの急こう配の坂道を上っていくと、右手に金沢城の石川門が見えてきます。

紺屋坂

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お花見での人気撮影スポットは眺望台

兼六園では毎年、桜が見頃の1週間は無料で開放されています。今年は3月31日(土)~4月8日(日)が無料期間です。

桂坂口から園内に入ると、桜ヶ岡と呼ばれる桜の木が集まるエリアがあり、桜ヶ岡を上り切ると、ことじ灯籠のある霞ヶ池に出ます。

桜ヶ岡

霞ヶ池は兼六園で一番の人気撮影スポットですが、お花見のシーズンだけは、反対側の眺望台にカメラやスマホを手にした人たちが集まってきます。

眺望台

桜ヶ岡、眺望台とともに兼六園の桜スポットとなっているのが曲水沿いです。千歳台と名付けられた広大な日本庭園のエリアには、曲水と呼ばれる小川が逆S字に流れ、曲水に沿って桜並木が植えられています。

曲水沿いの桜並木
曲水で一番の撮影スポット・花見橋

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石川橋に人だかり

兼六園の桂坂口と、金沢城公園の石川門を結ぶ石川橋は、百間堀を見下せるスポットということで桜の季節には黒山の人だかりとなります。

石川橋

少し前までは、地元の花見客が場所取りで敷くブルーシートが百間堀の景観を著しく損ねていたのですが、行政からの指導があったのか、今年は場所取りのブルーシートはほとんど見られませんでした。

石川橋から見下ろす百間堀

石川橋にやってきた人は、ほぼ全ての人が金沢城公園へと入っていきます。

金沢城公園にも桜の木はあるものの、残念ながら、目を見張るほどのお花見スポットという感じではありません。

2年前までは、金沢城公園の三の丸広場から内堀に沿って見事な桜並木があったのですが、桜の木が老齢になったことで枝を切り落としたことから、ちょっと寂しい桜並木になってしまいました。

老齢の枝を切り落とした内堀沿いの桜並木

金沢城公園の外では大手堀と白鳥路に桜並木がある他、黒門を出て左手にある黒門前緑地の桜も小規模ながら良い雰囲気です。

大手堀

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白鳥路

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黒門前緑地

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金沢観光ガイド 南 武志

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