少し古い話題になりますが、2025年3月9日付の北國新聞に、2020年に東京から移転した国立工芸館が、東京に残していた約2,000点の収蔵品を、金沢に移送したことが分かったとの記事が掲載されていました。 記事によると、4,000点に上るコレクションが全て金沢の国立工芸館に揃い、美術館機能の完全移転が完了しました。今後は展示会の幅が広がり、日本海側で唯一の国立美術館として、東京の本館からの独立に弾みが付きそうとのことです。 ご存じない方にご説明しますと、国立工芸館は東京国立近代美術館工芸館が移転したミュージ ...