兼六園に21美－金沢の文化施設が10/1より再開

ようやく金沢の観光文化施設も全面再開です。9月30日の新型コロナウィルス「まん延防止等重点措置」の解除にともない、10月1日から兼六園をはじめとする観光施設と、金沢21世紀美術館などのミュージアムが再開されます。

兼六園と金沢城公園については閉鎖されていた屋内施設も入館が可能となります。具体的には、兼六園ではお茶室の時雨亭、金沢城公園では五十間長屋、河北門、鼠多門、お茶室の玉泉庵などです。

ただし、お茶室の時雨亭と玉泉庵については、お客様は氏名と連絡先を記さなければなりません。これはコロナの感染拡大を契機として、呈茶スタッフやお客様に感染者が出た場合のクラスター防止対策として実施しているものです。

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21美のプールは予約制ですのでご注意を

金沢21世紀美術館については、これまでも一部の展覧会は開催され、屋外にあるラッパのオブジェや渦巻き状のオブジェは観覧可能でしたが、10/1から館内の恒久展示作品についても全面的に公開されます。

ただし、観光で訪れる方には一つ注意点があります。それは一番人気作品の『スイミング・プール』についてです。7月下旬からプールの地下部への入場が完全予約制となっていますので、プールの優先順位が高い方はぜひチェックしてください。

21美から聞いた話しでは「予約制となった直後の7月下旬は、午前9時の当日予約開始とともにアクセスが集中しました。夕方の時間帯は朝一で埋まらないこともあるものの、早めの時間帯はすぐに埋まってしまいました」とのことです。

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第5波では最も多くの陽性者を出した金沢市ですが、直近の1週間は、1桁になったり2桁に戻ったりを繰り返しています。完全に“終息”したわけではありませんが、ほぼ収束と言ってもいいでしょう。

首都圏、近畿圏、東海圏など、緊急事態宣言が解除されたばかりの大都会から金沢にお越しの方は、金沢の人たちから白い目で見られるのではないかと不安に思われている方も多いかと思います。

金沢で暮らす者の個人的な意見として申し上げると、少なくとも、近江町市場の海鮮丼をはじめとするランチやカフェ、さらには金沢駅やひがし茶屋街でのお買い物については、後ろめたい気持ちを持たれる必要はないでしょう。

なぜなら、観光エリアで店を開けている店舗は、観光客の方に来店してもらいたくて開けているからです。マスクさえしていてもらえれば、お店の従業員から不快な対応をされることもないと思います。

ただ、観光エリアから外れた繁華街のお店、特にお酒をともなう夜の飲食店については、心無い言葉をかけられることもあるかもしれません。観光エリアから外れた繁華街とは、片町、タテマチ、香林坊になります。

中でもミシュランの星の付いたお店が11店も集まる金沢で一番のグルメタウンの片町は、金沢で最も多くコロナのクラスターが発生しているエリアですので、お店の人ではなく、お店にいる地元客から何か言われるかもしれません。

地元の人からの心無い言葉を浴びたくないとお考えの方は、金沢駅周辺の飲食店か、ホテルの飲食店を利用されるといいでしょう。不都合なこともあるかと思いますが、どうぞゆっくりとお楽しみください。

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