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にし茶屋街から新人芸妓。源氏名は「つる」

2018年6月4日

2018年6月1日付の北國新聞に、18歳の女性が、にし茶屋街からのお座敷デビューを目指しているという記事が掲載されていました。

芸妓の修行に励んでいるのは、富山県の泊高校を3月に卒業した18歳の吉田すずさんです。にし茶屋街の「浅の家」からお披露目の予定で、現在、デビューに向けて修業に励んでいます。

芸妓名は「つる」に決まり、9月の金沢おどりでは、総おどり「金沢風雅(ふうが)」とお座敷太鼓に出演の予定です。デビュー目前の「つる」さんは北國新聞の取材に対し、「芸で皆さんに楽しんでいただける芸妓さんになれるよう頑張りたい」と初々しい笑顔を見せたそうです。

富山県出身の18歳。浅の家からお披露目

つるさんは着物姿の仕事に憧れ、高校2年の冬に、にし茶屋街でお座敷体験をしました。それ以降も稽古を見学しながら興味を深め、昨年9月の金沢おどりを鑑賞し「華やかで感動した」ことで芸妓になる決意を固め、高校を卒業した3月末から見習いに入りました。

浅の家の女将、西川八重治(やえはる)さんは、北國芸能賞も受賞した全国の花街でも指折りの踊りの名手で、つるさんも厳しく指導を受けています。「つる」の名前は、古風ですぐに覚えてもらえるようにと八重治さんが名付けました。

取材を受けた八重治さんは「先輩方に負けない気持ちを持って芸に励んでほしい。皆さまには『つるちゃん』と呼んでかわいがっていただきたい」と期待を込めていました。

つるさんのお稽古場・西検番事務所

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にし茶屋街は金沢の山の手にある芸処

にし茶屋街は、金沢の中心部の観光エリアから少し離れ、犀川を渡った先の野町(のまち)という住宅街に位置しています。茶屋街と隣接する犀川沿いの千日町と寺町には、ミシュランの星を獲得したお店が4店舗も集まるグルメエリアです。

金沢には、ひがし茶屋街、にし茶屋街、主計町茶屋街という3つの茶屋街があります。

浅野川沿いに位置する「ひがし・主計町」の両茶屋街は、北陸新幹線の開業を契機に多くの観光客が訪れていますが、にし茶屋街は観光客も少なく、お昼の時間帯は静かに佇んでいます。

近年は、甘納豆、高級チョコ、落雁、豆腐アイスなどのスイーツが女性に人気です。

にし茶屋街は、21世紀の金沢では最大の芸処となりました。つるさんのデビューによって、にし茶屋街の所属芸妓が20名となります。高校を卒業したばかりの若い新花さんに、末永く頑張ってもらいたいものです。

にし茶屋街は最多の芸妓さんを有する芸処

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

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