にし茶屋街から長町武家屋敷跡への行き方【バス&徒歩】画像付き

長町武家屋敷跡へのアクセス#6

にし茶屋街と長町武家屋敷跡の位置関係

距離=約800m徒歩時間=約10分
バス乗車時間=約6分

金沢の主要な観光名所は1日で回れます



バスでの行き方

にし茶屋街から長町武家屋敷跡へバスで移動される方は「広小路(ひろこうじ)」の2番のりばから乗って、2つ目の「香林坊(こうりんぼう)」で降りてください。

4つある広小路の乗り場の中で、2番のりばは「にし茶屋街」から一番近い乗り場です。西検番事務所の脇の路地を入り、道なりに大通りに出ると2番のりばです。忍者寺からは裏門を出て直進し横断歩道を渡ったところです。

広小路からは金沢駅行きに乗ります。2番のりばに到着するバスは、行き先に関係なくすべて香林坊に停車するのですが、行き先によって香林坊で停車する乗り場が違います。長町に一番近い乗り場の「日銀前」に停車するのが金沢駅行きです。

バスの本数は少ない時間帯でも1時間に5本程度、多い時間帯では1時間に10本以上のバスが到着します。

バスのご利用について

乗車;路線バス ※金沢駅行き
区間;広小路~香林坊
時間;約6分
運賃;210円


  • 広小路(2番のりば)

    経由バス停

    片町


  • 香林坊(日銀前)


バスを降りた後は左手に行き、コンクリートの建物(日銀金沢支店)と茶色の金沢東急ホテルの間の路地を下ってください。坂下にある「せせらぎ通り」を右手に入ると長町武家屋敷跡への案内板があります。

ご案内
長町武家屋敷跡-土塀の街並みはヨーロピアンのお気に入り

金沢旅行での観光ガイドを承ります



徒歩での行き方

①裏通りルート


  • にし茶屋街

    西インター大通り~白菊町交差点~新橋~長町交差点


  • 長町武家屋敷跡(長町一の橋)


次に徒歩での行き方をご案内します。金沢の観光名所の中で、観光客の方が少し行きにくいのが「にし茶屋街」です。

金沢で生まれ育った50代以上の人から見ると、にし茶屋街のある野町広小路エリアは中心街のすぐ近くに位置する住宅街なのですが、観光客の方にとっては、金沢の主要観光地を回る百万石通りから外れているということで、遠くへ行く感覚なのかもしれません。

にし茶屋街から近い観光名所は金沢21世紀美術館(21美)と長町武家屋敷跡です。このことから、にし茶屋街を訪れる際には、21美~にし茶屋街~長町武家屋敷跡か、長町武家屋敷跡~にし茶屋街~21美の順で予定を組まれるといいでしょう。

にし茶屋街から長町武家屋敷跡へは裏通りを行きます。まず、にし茶屋街を出ると西インター大通りという坂道がありますので左手に下ってください。そして、最初の信号(白菊町)を渡って路地に入ると、長町武家屋敷跡の入口である長町一の橋まで一本道です。

普通の住宅街を歩きますので、はじめて金沢を訪れる方は不安に思われるかもしれませんね。そこで、いくつかの目印をお教えしましょう。

にし茶屋街から坂道を下り最初の信号を右へ

白菊町の石碑の近くに室生犀星記念館

白菊町の信号を渡って路地に入ると閑静な住宅街で、通りにはご近所の人たちに親しまれてきた飲食店や病院も見られます。

長町武家屋敷跡までの最初の目印は「旧五十人町」の標柱です。藩政期に足軽五十人組が暮らしていたことから名付けられた町名ですが、現在は白菊町の一部となっています。

旧五十人町の標柱が最初の目印です

「旧五十人町」の石碑から100mほど先の十字路の角に「白菊町」の標柱があります。

白菊町の標柱は室生犀星記念館への目印で、十字路を石碑と反対方向に入り80mほど行ったところが室生犀星記念館です。室生犀星記念館は、2002年に犀星の生家跡に建てられた記念館で、ガラス張りの外観が閑静な住宅街の雰囲気に溶け込んでいます。

白菊町の標柱は室生犀星記念館への目印
標柱と反対方向に行くと室生犀星記念館です

Guide
室生犀星記念館-現代風のエッセンスが満載

金沢旅行での観光ガイドを承ります

トップページの金沢観光メニューへ



住宅街から新橋を渡って長町へ

白菊町の標柱を過ぎると、道路は少し右に方向を変え犀川に架かる新橋へと延びています。新橋は犀川大橋のひとつ下流の橋で、車や人の往来が少ないこともあって橋の上からゆっくりと写真撮影をすることができます。

余談ですが、室生犀星の “犀星” はペンネームです。自身が犀川の西に暮らしているということにちなんで付けられたもので、生前には犀川の川べりを散策するのがお気に入りであったと伝えられています。

住宅街を道なりに進んでください
犀川に架かる新橋。橋を渡ると中心街です
新橋からの眺め

新橋を渡ると商業エリアへ

新橋を渡って100m少々も行くと、中央通りと交差する長町交差点に出ます。このあたりから周囲の街並みが住宅街から商業エリアへと変わっていきます。

中央通りは、片町が金沢市民の憧れの繁華街だった時代には、まさに金沢の中央を走っていた通りでした。昼間の賑わいがなくなった片町ですが、今も金沢で一番の “夜の街” です。また、ミシュランの星の付いたお店が集まるグルメタウンでもあります。

新橋を渡ると街並みが変わっていきます
長町交差点を渡るともうすぐです

商業エリアを過ぎると土塀の景観が

中央通りを過ぎると、右手に大野庄用水が流れ、前方に長町武家屋敷跡の土塀が見えてきます。中央通りから30mほど行くと木倉町の飲食店街へと通じる橋が架かり、その先の前田土佐守家資料館金沢市老舗記念館を過ぎると長町一の橋です。

長町では「長町一の橋」から「長町四の橋」あたりまでが、土塀の街並みが見られる武家屋敷跡です。にし茶屋街から長町一の橋までは800m足らずで、徒歩10分ほどで到着します。

このあたりから武家屋敷跡のエリアです

にし茶屋街から長町武家屋敷跡へ

金沢の地図が表示されない時は「リロード↺」

移動中のお立ち寄りスポット
室生犀星記念館 | 金沢建築館 | 犀星のみち | 片町 | 香林坊 | せせらぎ通り

長町武家屋敷跡の関連ページ

長町武家屋敷跡への行き方

長町武家屋敷跡の見どころ


長町武家屋敷跡の周辺スポット

長町武家屋敷跡から他の観光名所へ

主要な観光名所は8つ+金沢駅

金沢旅行の予備知識 #5
金沢では海外からのメイン顧客はイタリア人

金沢旅行での観光ガイドを承ります

トップページの金沢観光メニューへ

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

2016年9月23日