兼六園から金沢城公園への行き方【徒歩】画像付き

金沢城公園へのアクセス#3

兼六園と金沢城公園の位置関係

距離=約80m徒歩時間=約1分
※石川橋で直結しています

金沢の主要な観光名所は1日で回れます



お庭を散策した後は居城へ

①桂坂口~石川門ルート


  • 兼六園(桂坂口)

    石川橋


  • 金沢城公園(石川門)


金沢を代表する観光名所である兼六園と金沢城公園は、金沢城・兼六園管理事務所という石川県の関連団体が管理しており、ひとつの施設と言ってもいいほどの位置関係にあります。

藩政期には、金沢城は加賀藩主・前田家の居城であり、兼六園は前田家の庭園でした。そして、居城と庭園を結んだのが百間堀に架けられた石川橋でした。

兼六園と金沢城を結ぶ石川橋

期待感が高まる石川門

兼六園から金沢城公園へ向かわれる際は桂坂口が最寄りの出口です。兼六園の霞ヶ池のことじ灯籠付近から坂道を下り、桂坂口を出て坂道を下り切ったところが石川橋で、石川橋の先にある石川門から金沢城公園へと入って行きます。

桂坂口から石川門までは80mほどの距離です。石川橋は金沢でも有数の撮影スポットで、晴れた日には、緑の木々と青空に石川門の白い土塀と城壁が映えて最高の景観です。また、石川橋から金沢城のお堀だった百間堀(お堀通り)を眺めるのもお奨めです。

桂坂口を下り切ると石川橋です
石川橋の先には重要文化財の石川門が
石川橋から眺める百間堀

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桂坂口以外からも石川門へ

②蓮池門口~石川門ルート


  • 兼六園(蓮池門口)

    茶店通り~石川橋


  • 金沢城公園(石川門)


金沢城公園に最も近い出口として桂坂口をご紹介しましたが、兼六園の中で、茶室の時雨亭や瓢池付近から金沢城公園に向かう場合は、無理に桂坂口まで行くことはありません。と言いますのは、桂坂口の周辺はアップダウンがあり、散策路も曲がりくねっているからです。

例えば瓢池の周辺から桂坂口に向かう場合は、松涛坂を上って桂坂を下らなければなりません。園内の散策路は砂利道ですので結構疲れます。

瓢池とその周辺にいらっしゃる場合には、蓮池門口から出ると平坦な道を歩いて石川橋まで行くことができます。兼六園への入園時には、料金所で園内の地図が入ったリーフレットがもらえますので、金沢城公園に向かわれる際の参考にしてください。

蓮池門(れんちもん)は兼六園の正門にあたります。ちなみに、兼六園は5代藩主・前田綱紀が作庭した当時は蓮池庭(れんちてい)と呼ばれていました。

瓢池(ひさごいけ)
兼六園の正門にあたる蓮池門口

歩き疲れたらちょっと休憩

その蓮池門口を出ると茶店通りに入ります。文字通り茶店が並んでいる通りで、お食事処や甘味処などの飲食店だけではなく工芸品店などのお土産屋さんもあります。古き良き時代の日本の観光地という風情を残しています。

風情を感じる茶店通りから百間堀の向こうに見える石川門も最高の景観です。藩政期には前田家の関係者だけが見ることができた景観を存分に楽しんでください。また、晴れた日にはベンチに座ってお団子を食べながらひと休みするのもいいでしょう。

茶店通りを抜けると桂坂口からの坂道と合流します。

昭和初期の面影を残す茶店通り
茶店通りから石川門を臨む

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五十間長屋とのセットチケットもお奨め

前述のとおり、兼六園と金沢城公園は管理事務所が同じであることから、兼六園の入場券と金沢城公園の「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」への入場券がセット販売されています。

兼六園への入園料と、五十間長屋への入館料はいずれも320円なのですが、2つの施設を合わせたセット入場にすると500円になります。

ちなみに、兼六園も五十間長屋もその日であれば何度でも入退場が可能です。カメラが趣味という方は、兼六園と五十間長屋を往復するのもいいでしょう。というのは、兼六園も金沢城公園も日差しの方角によってカメラの写り具合がかなり違うからです。

例えば、金沢城公園の五十間長屋を三の丸広場から撮影する場合は、午後になると逆光になって建物が暗く写ります。また、兼六園では、霞ヶ池のことじ灯籠は早い時間帯の方が明るく写るのですが、瓢池は晴れた日の夕刻時が最も綺麗です。

インスタ映えを求めている方は、時間帯を気に掛けておくといいでしょう。

瓢池は晴れた日の夕暮れ時が最も綺麗です

兼六園から金沢城公園へ

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

2016年9月28日