Takeshi-Minami

金沢の奥座敷・湯涌温泉で地酒「白鷺」完成

2017年12月27日付の北國新聞に、金沢の奥座敷として知られる湯涌温泉で、「白鷺」というネーミングの地酒が完成したという記事が掲載されていました。 記事によると、湯涌温泉観光協会の会長らが金沢市役所に山野金沢市長を訪ね、同協会とJA金沢市湯涌青壮年部が製造した地酒「白鷺」の完成を報告したとのことです。 白鷺は開湯1300年と浅野川水害から10年の節目である2018年に向けて企画され、湯涌地区で栽培した酒米「石川門」を使って、やちや酒造が仕込みました。 原酒は12月26日から来年の3月上旬、純米吟醸酒は4 ...

卯辰山麓の3つの寺社で忍者の人形を設置

2017年12月24日付の北國新聞に、ひがし茶屋街に近い卯辰山麓の3つの寺社に忍者の人形が設置されるという記事が掲載されていました。 これは、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されている「卯辰山麓」に観光客を呼び込もうと、北陸大学の学生ベンチャー企業「サムライ金沢」が、3つの寺社に計7体の忍者やサムライの人形を設置するものです。 昨年(2016年)に、試験的に宇多須神社に2体の忍者の人形を置いたところ、外国人観光客を中心に記念撮影などに好評で、増やすことにしました。 宇多須神社と宝泉寺に設置 ...

王様のブランチ金沢特集(2017.12.16)のロケ地

テレビ番組のロケ地#6 2017年12月16日のTBS『王様のブランチ』で金沢が紹介されていましたね。週末トラベル「冬しか味わえない金沢の魅力」と題して、小林麗菜さんと高柳愛実さんの2人の女性が金沢を巡ってくれました。 北陸新幹線が開通するまで、私は、金沢は一人旅が似合う街だと思っていたのですが、街中の楽しみが増した現在の金沢では、女性の二人旅がとてもよく似合っています。 金沢城公園の五十間長屋 主計町は女性の2人旅にピッタリ コーナーのオープニングでは、金沢城公園の五十間長屋と主計町茶屋街を歩く2人の姿 ...

兼六園の外国人来園者数が35万人を突破

2017年12月12日付の北國新聞に、兼六園の外国人観光客数に関する記事が掲載されていました。 記事によると、2017年1月~11月に兼六園を訪れた外国人観光客が、前年同期比で6.2%増の35万7,231人となり、2016年に続いて35万人を突破しました。年間では37万人を超え、5年連続で過去最多を更新する見通しだとのことです。 来園者数でみると、前年同期と比べて2万765人の増加となっています。 その一方で、北朝鮮のミサイル発射の影響などで、昨年まで2年連続で20%台だった伸び率は鈍化しており、石川県で ...

金沢21世紀美術館のラッパが4つ撤去

2017.12.11掲載 金沢21世紀美術館(通称:21美)の人気オブジェのひとつが、ラッパの形で知られる「アリーナのためのクラントフェルト・ナンバー3」です。 この作品は、円形の建物を取り囲むように12体のラッパのオブジェが置かれているもので、どれかがどれかと地中で繋がっており、糸電話のように遠くにいる人同士で会話をすることができます。 建物の周りでは、ラッパのベル(別名:朝顔)と呼ばれる音が出てくる部分に、頭を突っ込んでいる来場者の姿が至る所で見られます。 また、繋がっているラッパ同士は、必ず見える範 ...

鈴木大拙館の入館者数が30万人を突破

2017年12月7日付の北國新聞に、鈴木大拙館の入館者数が30万人を突破したという記事が掲載されていました。 鈴木大拙館は、世界的な仏教哲学者で金沢市出身の鈴木大拙を記念したミュージアムで、大拙が唱えた “無” の境地を体感できる施設として、海外からの観光客を中心に人気が高まっています。 同館のオープンは2011年10月で、開館から6年余りで30万人の大台に到達しました。 20万人突破から1年4か月で達成 節目の30万人目の入館者となったのは、名古屋から観光で訪れた67歳と64歳のご夫婦でした。 ご夫婦は ...

石川県文化財保存修復工房の入館者数が増加

2017年12月6日付の北國新聞に、石川県文化財保存修復工房への入館者数が増えているという記事が掲載されていました。 文化財保存修復工房は、石川県立美術館の広坂別館に設けられている施設で、2016年4月に広坂別館に移転し、大規模な工房へとリニューアルされました。 記事によると、2017年度の入館者数が11月末時点で25,818人となり、リニューアル初年度との前年同月比で6.6%増となっています。 移転を機に始めた修復作業の常時公開を目当てに足を運ぶ人が多く、工房見学を組み込んだツアーも出てきました。海外か ...

浅野川大橋と中の橋でライトアップ整備

浅野川沿いの観光エリアの夜間景観を拡充 2017年12月5日付の北國新聞に、浅野川に架かる浅野川大橋と中の橋が12月中に夜間照明設備を整備するという記事が掲載されていました。 二つの橋のライトアップが完備されることで、2016年度に整備を終えた天神橋、梅ノ橋と合わせ、浅野川に架かる歴史的な4橋梁のライトアップ事業が完了することになります。 橋脚の3つのアーチが特徴的な浅野川大橋(このページのトップ写真)には8基の発光ダイオード(LED)投光器を置き、アーチ部分に照射します。 白木造りの歩行者専用の橋である ...

フジテレビ『10人旅』のロケ地は大人気です

テレビ番組のロケ地#5 2017年11月25日にフジテレビで放送された『10人旅~美味しいと新しいと伝統と!全部たのしんじゃう金沢旅~』は、土曜日のゴールデンタイムということもあって、多くの方がご覧になったみたいですね。 さすがにお笑い芸人が7人も8人も集まると、一つひとつのリアクションが最高でした。このページでは番組のロケ地をいくつかご紹介します。 まず、金沢駅から向かったのが金沢21世紀美術館(通称:21美)でしたね。21美の手前で小沢さんが「わーっ、きれいな道だ」と言ってくれた道が旧広坂通り(百万石 ...

金沢城公園の『石垣回廊』が完成へ

2017年11月26日付の北國新聞の一面トップは “金沢城公園『石垣回廊』完成へ” でした。 記事の内容は、金沢城公園の西側で石垣景観の整備を進めている石川県が、都市計画公園区域に唯一残っていた民有地の金沢中央ビルディング跡地を、取得する方針を固めたというものです。 ビルが解体された跡地に新しい建築物を建てずに緑地化することで、ビルの背後にあった石垣が通りから常時見えるようになります。2021年度までに隣接する丸の内園地と一体的に整え、石川門からビル跡地まで約840mの「石垣回廊」を完成させるとのことです ...

泉鏡花フェスティバルが金沢市民芸術村で開幕

2017年11月15日付の北國新聞に、「泉鏡花フェスティバル2017」が15日から開幕するという記事が掲載されていました。 「泉鏡花フェスティバル2017」は泉鏡花文学賞制定45周年を記念したイベントで、11月15日(水)から19日(日)まで、金沢市民芸術村で開催されます。 記事には、金沢戯曲大賞の受賞作「世界はあなたの物」の上演や、鏡花の原作から今年で100年を迎える戯曲「天守物語」にちなんだ茶会、歌舞伎などが開かれ、妖しくも美しい鏡花作品の世界を多彩に紹介するとのことです。 最終日の19日には泉鏡花文 ...

金沢版「ストリートピアノ」のその後

2017年11月10日付の毎日新聞石川版に、このサイトでも何度かご紹介した「ストリートピアノ」の記事が掲載されていました。 ストリートピアノは、その名のとおり “ストリート” に置かれたピアノのことで、道行く人々が自由に演奏することができます。人々が街角でピアノを奏でる姿は、ヨーロッパではよく見かける光景だそうです。 金沢駅ではイタリア人男性が演奏 金沢版ストリートピアノは「思い出ピアノ」と名付けられ、金沢駅の「もてなしドーム地下広場」と、金沢を代表する若者スポット「片町きらら広場」に置かれています。 い ...

金沢市と目黒区が友好都市協定を締結

2017年10月29日付の北國新聞に、金沢市と東京都目黒区が友好都市協定を結んだという記事が掲載されていました。 締結式が行われたのは、金沢市の大樋美術館のお茶室で、「茶婚式」を模したしつらえで行われ、山野金沢市長と、青木目黒区長が、金箔をあしらった抹茶椀で濃茶を飲みかわしました。 目黒区在住で加賀藩前田家18代当主の前田利祐氏が立会人を務め、陶芸家の十一代大樋長左衛門氏が司婚者、茶道裏千家今日庵業躰の奈良宗久氏が茶人を担いました。 裏千家ゆかりの大樋美術館のお茶室で 儀式のあと、山野市長と青木区長が協定 ...

泉鏡花記念館の入館者数が35万人に

2017年10月22日付の北國新聞に、泉鏡花記念館のオープンからの入館者数が35万人に到達したという記事が掲載されていました。同館は1999年(平成11年)11月のオープンですので、約18年で到達したことになります。 記念の35万人目となったのは、石川県白山市在住の20歳のアルバイトの女性と、友人で富山市在住の21歳の女子大学生で、秋山稔館長から記念品が贈られました。 2人は文豪を題材としたゲームのファンで、年間パスを利用して泉鏡花記念館に何度も足を運んでいるそうです。文学ファンでもある20歳の女性は「び ...

金沢くらしの博物館が国の重要文化財に

2017年10月21日付の北國新聞に、金沢くらしの博物館が国の重要文化財に答申されたという記事が掲載されていました。 記事によると、国の文化審議会は20日、1899年(明治32年)に建設された「旧石川県第二中学校本館」を重要文化財に指定するよう、林芳正文部科学大臣に答申しました。 石川県内で建造物が重要文化財に指定されるのは2年連続で45件目となります。石川県内に残る明治期の旧制中学校の校舎では初めてとなり、近く答申通り告示される見込みです。 旧制金沢第二中学校の三尖塔校舎 旧石川県第二中学校本館は、明治 ...

21美の「片岡鶴太郎 四季彩花」が大好評です

2017年10月15日付の北國新聞に、金沢21世紀美術館(通称:21美)での片岡鶴太郎さんの個展の記事が掲載されていました。 この展覧会は「片岡鶴太郎 四季彩花」のタイトルで開催されているもので、鶴太郎さんが描いた花の絵が展示されています。北國新聞では、10月7日(土)の会期の初日以来、連日のように鶴太郎さんの展覧会の模様が報じられています。 金沢21世紀美術館では、昨年(2016年)に開催した北野武さんの個展「アートたけし展」が大好評で、21美の入館者数に大きく貢献したと北國新聞でも報じられましたが、記 ...

金沢駅と片町きららにストリートピアノを設置

2017.10.11掲載 当サイトで2017年5月3日と7月27日にご案内していたストリートピアノが、10月7日に、金沢駅のもてなしドーム地下広場と、片町きらら広場に設置されましたのでご紹介します。 金沢版ストリートピアノは『まちかど思い出ピアノ』と名付けられました。 まず、金沢駅では「もてなしドーム」のある東口を出てすぐのエスカレーターで地下に降りて右手に行き、石川県立音楽堂へと続くコンコースの手前に設置されています。 金沢駅の設置場所はエスカレーターを降りて右手です 市内の小学校で使用されたピアノを活 ...

21美は東京の傲慢美術館のレベルに堕ちてしまう

2017.10.2掲載 本日は、2017年10月の時点で、最近の金沢21世紀美術館について私が感じている不満を記します。それは、館内での撮影禁止の展示室が激増したことです。 例えば、21美が所蔵するコレクションを順番に公開・展示していく「コレクション展」では、昨年までは作品の撮影は基本的にokでした。 そして、カメラに×印のついた案内表示ある展示室のみが撮影禁止となっていて、以前は撮影禁止の展示室は、恒久展示作品の「カプーアの部屋」と、あと1室くらいのものでした。 撮影okの頃は撮影禁止をマークで示してい ...

ひがし茶屋街「春の家」から新花・あか利さん

2017年9月27日付の北國新聞に、ひがし茶屋街で新花さん(新人芸妓)がお披露目されるという記事が掲載されていました。 今年(2017年)の10月17日に、ひがし茶屋街の「春の家」からお披露目される新花さんは、鳥取県から移り住んだ原田香慧さん(25)で、あか利の源氏名でお座敷にデビューします。 東京で生まれたあか利さんは、1歳から11歳までは京都で育ち、きれいな着物でお座敷へ向かう芸妓さんや舞妓さんの姿を間近に見て憧れていました。高校進学時や在学中に何度か芸妓になろうと考えましたが、一歩踏み出すことができ ...

有吉ゼミSPでのロケ地はここです

テレビ番組のロケ地#4 2017年9月11日に、日本テレビ系列で放送された『有吉ゼミSP』では、まさに今の金沢観光のトレンドとも言えるスポットが取材されていました。 近々、金沢を訪れる方にとっては、ぜひロケ地を訪れてみたいことと思います。今回訪れたロケ地は以下の6カ所でした。 まず、21世紀に入って、兼六園とともに金沢観光のツートップになったひがし茶屋街では、メインストリートにある金箔ショップの『茶屋美人』と珈琲専門店の『茶房素心』が紹介されていました。この2店はメインストリートの中ほどに位置しています。 ...

主計町茶屋街を歩く観光客の方が増えています

欧米からの観光客を中心に増加傾向 2017.9.4掲載 本日は、私が金沢の街を歩いている中で気が付いたことをご報告させてください。ご報告事項とは、金沢に残る3つの茶屋街のひとつ・主計町茶屋街の人通りが増えていることです。 主計町(かずえまち)は、ひがし茶屋街、にし茶屋街とともに金沢の三茶屋街として観光地化されたのですが、これまでは、昼間の時間帯はほとんど人通りがありませんでした。 兼六園とともに金沢の観光名所のツートップに成長した「ひがし茶屋街」から、浅野川大橋を挟んで斜め向かいに位置する “お向かいさん ...

テレビ東京系「日本ご当地ナゾ解き旅」のロケ地

テレビ番組のロケ地#3 テレビ東京系列で2017年7月15日(土)に放送された「日本ご当地ナゾ解き旅 ~金沢の美味&那須の絶景を満喫!~」が、本日(8月20日)、石川県の北陸放送(MRO)でようやく放送されました。 石川県には、日本テレビ系のテレビ金沢、TBS系のMRO、フジテレビ系の石川テレビ、テレビ朝日系の北陸朝日放送の民放4局があるのですが、テレビ東京だけは系列局がないことから1か月遅れでの放送となりました。 ちなみにMROでは、昨日(8/19)も、テレビ東京系「出川哲郎の 充電させてもらえませんか ...

尾山神社で「おまつの方」の没後400年祭

2017年8月18日付の北國新聞に、尾山神社で初代加賀藩主・前田利家の正室である「おまつの方」の没後400年祭が営まれたという記事が掲載されていました。 21世紀に伝わる前田家の家系を継ぐ親族ら約90人が、利家とともに金沢の文化の礎を築き、今も慕われる「百万石の母」の遺徳をしのびました。加藤治樹宮司が祝詞を奏上し、前田家の第18代当主の前田利祐氏をはじめ、加賀八家の親族らが玉串をささげました。 記事によると、加藤宮司から「金沢の地は利家の統治以来、戦禍に遭わず高い文化を育むことができた。歴史の歩みを改めて ...

寺町に金沢の建築文化の拠点施設が起工

2017年7月27日付の北國新聞に、金沢市寺町に建設される建築文化拠点施設に関して、起工式が行われたという記事が掲載されていました。 起工式が行われた建築文化の拠点施設は、金沢市が建築家の故谷口吉郎氏の生家跡地に建設するもので、建設費は約18億円、2019年3月の完成で、同年夏の開館を目指します。 同施設の設計は、谷口吉郎氏の長男で、鈴木大拙館の設計者として知られる建築家の谷口吉生氏が担いました。 谷口氏は「(着工)を父も喜んでいるはず。施設を拠点にして金沢の重層的な建築文化を国内外に伝えて欲しい」と語り ...

北國新聞様、ポイ捨て防止の前にゴミ箱設置を

2017年7月28日付の北國新聞に、ひがし茶屋街と隣接する旧観音町が「ぽい捨て等防止重点区域」に追加されるという記事が掲載されていました。 金沢市ぽい捨て等防止重点区域指定審査会が、現在指定されている「ひがし茶屋街ぽい捨て等防止重点区域」を、旧観音町地区に拡張することを了承し、金沢市に答申したものです。 北陸新幹線の金沢開業以降、観光客が増えるひがし茶屋街周辺では、一部にマナー違反が見られるため、地元住民が区域の拡張を求めていました。金沢市では9月中旬をめどに追加指定します。 旧観音町をポイ捨て防止重点区 ...

北國新聞の社会面トップ「柳原氏、発言で謝罪」

2017年7月26日付の北國新聞に、“知事「石川けなされた」” との見出しで、独立行政法人国立美術館の柳原正樹理事長(黒部市)が、金沢に謝罪に訪れたという記事が掲載されていました。 柳原氏は13日に、「金沢の県立美術館なんて誰も行きません。そこに工芸館が行くとなると、誰も来ない場所になる」と発言しました。 また、金沢21世紀美術館(通称:21美)の入館者数に対して「数字のマジック。入口と出口で全て足し算している」と指摘し、石川県の地元メディアから大反発を受けていました。 谷本知事「石川県全体がけなされた」 ...

サタデープラスで三田寛子さんが訪ねたお店

テレビ番組のロケ地#2 2017年7月22日の朝に放送されていた『サタデープラス』(毎日放送/TBS)で、三田寛子さんが金沢のお店を巡っていましたね。多くの県外の方がツイートされていましたので、今日の放送で紹介されたお店をご案内します。 まず、最初に訪れたのが金箔コスメで人気の『茶屋美人』(トップ写真)でした。このお店では美容金箔や食用金箔のアイテムが販売されています。 私もそうでしたが、多くの金沢の人たちは、「金箔は身体に良い」と教えられて育ってきました。金沢の金箔文化に触れたい方はどうぞ立ち寄ってみて ...

金沢21世紀美術館の入館者数の集計方法

この1週間ほど、石川県のメディアで物議を醸している話題があります。 それは、2017年7月13日に、独立行政法人国立美術館の柳原正樹理事長が、金沢21世紀美術館(通称:21美)の入館者数について「入口と出口で全て足し算している」と発言したことに対するものです。 柳原氏の発言が物議を醸している状況を受けて、7月20日付の北國新聞には、21美の入館者数の集計方法が紹介されていました。 地元メディアで物議を醸している話題です 記事によると、21美では建物の1階にある4つの入口と、地下駐車場と直結している入口の計 ...

金沢21世紀美術館の周囲で芝生を張り替え

2017年7月17日付の北國新聞に、金沢21世紀美術館(通称:21美)の広場の芝生が、2017年末から張り替えられるという記事が掲載されていました。 “まあるい” 21美の建物の周囲には、市民の憩いの場として芝生の広場が整備されていますが、芝生が枯れて地面が露出する「砂漠化」が深刻になっています。 21美では、2015年3月の北陸新幹線の開業後に来館者が増え、2016年度も過去最多の255万人が訪れており、土が踏み固められて芝が成長できない状況が続いています。 このままでは景観が損なわれるとして、金沢市と ...

前田土佐守家資料館で「まつ」の書状を公開

2017年7月11日付の北國新聞に、長町の前田土佐守家資料館で、初代藩主・前田利家の正室であった「おまつの方」の書状が展示されたという記事が掲載されていました。 この展示会は、芳春院没後400年記念特別展「芳春院まつの書状」のタイトルで始まったもので、初公開の1点を含む約50点の書状が一堂に公開され、子を思い、孫を案じる「百万石の母」の姿を伝えています。 おまつの方が末娘に宛てた思い 初公開されたのは、まつ最晩年の書状で、なかなか進まない屋敷普請にやきもきしながら、孫娘の病状も気に掛け、「こんなことまで苦 ...

金沢独り勝ちの裏側で見えてくる金沢の課題

2017年6月16日付の北國新聞の社会面トップは、「金沢独り勝ち 富山の3倍」「文化に強み 再訪多く」という見出しの記事でした。 JR西日本が6月15日に明らかにした、北陸新幹線開業2年目の駅別乗車人数によると、金沢駅は1日平均2万2,668人と富山駅の3倍近い水準で、金沢、新高岡、富山、黒部宇奈月温泉、糸魚川の5駅で断トツの多さとなりました。 金沢駅の乗車人数が富山駅の3倍に 記事では、金沢のホテル経営者の「金沢には歴史と伝統、文化という強みがある。そういった都市特有の現象として、開業直後の『千客万来』 ...

北國新聞の社説は東京の人から笑われるだけ

2017年5月30日付の北國新聞の社説に、「新幹線の影響検証 ~金沢らしさの基本忘れずに~」と題された記事が掲載されていました。 当サイトでは、5月25日に「量より質?金沢はそのうち総スカンを食います」というタイトルで、金沢市の観光客に対する意識は間違っているという意見を述べましたが、北國新聞の社説も自惚れが滲み出ている内容でした。 もちろん、これは私の見解であって、必ずしも私が正しいということではありません。また、金沢は楽しい街ですよというコンセプトでサイトを運営しているのに、お堅い記事を載せるのもどう ...

にし茶屋街の明月から新花・虎太郎さん

2017年5月26日付の北國新聞に、にし茶屋街で新人芸妓の新花さんがデビューするという記事が掲載されていました。 にし茶屋街の明月からお披露目されるのは、石川県白山市出身の花外 麗さん(19)です。お披露目は5月29日で、虎太郎(こたろう)の源氏名を名乗ります。 明月の女将の乃莉さんは、現在、ただ一人の石川県指定無形文化財保持者で、花外さんは「今は教わるがままに稽古しているが、姐さん方を見習って芸の道を究めたい」と精進を誓いました。 お披露目は29日。今月2人目のデビュー 花外さんの実家は白山の麓に位置す ...

量より質?金沢はそのうち総スカンを食います

2017年5月25日付の北國新聞に、金沢市の「北陸新幹線開業による影響検証会議」が金沢市役所で開催されたという記事が掲載されていました。 この会合は、有識者で構成する委員8人が開業によるプラスとマイナスの効果を洗い出すために開催されたものです。 冒頭、山野金沢市長が「プラスを広め、マイナスがこれ以上大きくならないよう、今の段階で考えたい」と挨拶し、事務局が開業前後の企業動向や、観光客の宿泊状況、歩行者通行量の変化などを説明しました。 意見交換では、駐車場が増えて街並みが壊れる恐れがあるとの懸念が出た他、同 ...

主計町茶屋街で新花・一駒さんがお披露目

お茶屋の女将と金沢市長を表敬訪問 2017年5月24日付の北國新聞に、主計町茶屋街で新花さんがデビューしたという記事が掲載されていました。今回、主計町茶屋街の「えんや」からお披露目されたのは、20歳の一駒(いちこま)さんです。 一駒さんは北海道江別市出身で、高校2年の時に、主計町がロケ地となった映画『舞妓Haaaan!!!』をキッカケに芸妓の道を志し、2016年3月からは北海道と金沢を往復しながら稽古に励んできました。 お披露目の当日に、一駒さんは所属するお茶屋の女将に付き添われて山野金沢市長を訪ね、「一 ...

泉鏡花記念館で「摩耶夫人像」が今秋公開

2017年5月20日付の北國新聞に、泉鏡花が自らの書斎の机の前に祀り心の支えとした釈迦の母・摩耶夫人像が、今年の秋に金沢で初公開されるという記事が掲載されていました。 泉鏡花の遺族が、寄贈先の松竹(東京)に生誕地での公開を希望し、泉鏡花記念館での展示が決まったものです。 展示される摩耶夫人像は、鏡花が幼い頃に亡くした母の姿を重ねて金沢の仏師に造らせた像で、鏡花文学の核心とされる「母恋い」を映す貴重な遺品になると記事では伝えています。 歌舞伎座から泉鏡花記念館へ貸し出されます 摩耶夫人は釈迦を生んだ7日後に ...

泉鏡花記念館で尾崎紅葉の直筆の書簡を初公開

2017年5月12日付の北國新聞に、金沢の三文豪の一人である泉鏡花の師で、小説『金色夜叉』で知られる尾崎紅葉の直筆の書簡が、泉鏡花記念館で初公開されるという記事が掲載されていました。 記事では、紅葉だけではなく、鏡花ら門下生もお世話になった実業家との物心両面にわたる交流がうかがえる資料と言える、と伝えています。 所有者から泉鏡花記念館への鑑定依頼で判明 書簡の内容は、紅葉やその弟子らが主宰する俳句誌に資金援助した実業家に対するお礼の手紙です。 1902年(明治35年)9月19日に尾崎紅葉が出した手紙は、旧 ...

おかげさまでGW中の金沢は大賑わいでした

新聞休刊日明けの2017年5月9日。北國新聞の社会面にゴールデンウイーク中の各観光名所の人出に関する記事が掲載されていました。 記事によると、兼六園の平均入園者数が前年(2016年)を超え、金沢21世紀美術館は過去2番目に多い入館者数を記録するなど、観光地にたくさんの行楽客が訪れたとのことです。 新幹線効果3年目「GWの人出衰えず」 北陸新幹線は後半の5連休を中心に利用が伸び、期間中の乗客数は297,000人と昨年を上回り、3年目となった開業効果の定着を裏付けたと記されています。 石川県金沢城・兼六園管理 ...

金沢城公園に鶴の丸休憩館がオープン

2017年4月24日付の北國新聞に、石川県が金沢城公園に整備した「鶴の丸休憩館」がオープンしたという記事が掲載されていました。 金沢城公園の鶴の丸には、これまで鶴丸広場と名付けられたスペースに小さな休憩所が設けられていました。 これまでの休憩所は、2001年の全国都市緑化フェアの際に建てられた仮設の展示場を再利用していましたが、傷みが目立っていたことから、このたび鶴の丸休憩館と名付けられた新たな休憩施設に建て替えられたものです。 ガラス窓越しに眺める五十間長屋 窓ガラス越しに五十間長屋を一望 記事によると ...

金沢の桜(広坂通り~21美~犀星のみち~W坂)

2017.4.11掲載 金沢でも桜が満開になりました。今年は暖かい冬でしたので4月早々に満開になるかと思っていましたが、2017年は3月下旬に寒い日が続いたことから、昨年よりも5日ほど遅く見頃を迎えました。 桜の名所というわけではありませんが、毎年、春になると金沢の人たちの目を楽しませてくれるのが広坂通りの桜です。 旧広坂通り(現在の百万石通り)は、金沢で一番の繁華街である香林坊と日本三名園に数えられる兼六園を結ぶ道で、金沢市民にとって子供の頃から歩き慣れた道です。現在は百万石通りという名前になっています ...