兼六園が料金所のリニューアル工事のため一部の料金所が閉鎖されています。
7か所ある料金所の中で閉鎖されているのは、桂坂口(かつらざかぐち)、蓮池門口(れんちもんぐち)、真弓坂口(まゆみざかぐち)の3か所で、蓮池門口と真弓坂口に仮料金所を設けて対応しています。
閉鎖期間は4月3日(月)から9月下旬までで、観光で訪れる方の大多数が利用する桂坂口には、蓮池門口への案内がなされています。

観光客の大多数が利用する桂坂口
前述のとおり、観光客の大多数が金沢城公園と直結する桂坂口から入園することから、大型連休やお盆の時期には長蛇の列ができます。なぜ長蛇の列になるかと言いますと窓口の数が少ないからです。
地元メディアによると、今回のリニューアル工事は、兼六園が有料化された1976年(昭和51年)から使用している料金所の老朽化が大きな要因ですが、リニューアルに際して自動券売機を導入予定とのことです。


茶店通りはフォトジェニック
現在、桂坂口を訪れる観光客の皆さんは、茶店通りの先にある蓮池門口の仮料金所から入園しています。歩く距離が増えて不便だと思われかもしれませんが、実は悪いことばかりでもありません。
桂坂口と蓮池門口を結ぶ茶店通りは、金沢でも有数のフォトジェニック・スポットです。茶店通りと並行して幹線道路の百間堀が走り、その向こうに金沢城公園の石川門が見えます。
お花見の季節には満開の桜が咲き、春から夏にかけては緑が目に鮮やかです。秋になると葉が色づき、冬枯れの季節には枝の間から石川門を眺めることができます。もしかするとラッキーかもしれません。



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兼六園の正門・蓮池門口
私は県外の方と一緒に金沢城公園から兼六園へ行く際は、必ずと言っていいほど桂坂口を素通りして蓮池門口から入ります。せっかくですから兼六園の正門から入りましょう、と言いながら蓮池門口へと向かいます。
兼六園にある7つの料金所の中で、正門にあたるのが蓮池門口です。蓮池門と書いて「れんちもん」と読みます。兼六園は、1600年代の後半に今の蓮池門口のあたりから作庭が始まりました。
ちなみに、藩政期の頃、兼六園の入口は蓮池門口だけでした。

瓢池は見どころのひとつです
蓮池門口を入ってすぐにある瓢池(ひさごいけ)は、兼六園の見どころのひとつです。元々、兼六園は「防御の砦」として作庭されました。
ただ、作庭が始まった1600年代の頃は、前田家がまだまだ徳川将軍家に警戒されていた時期です。露骨に防御の砦を作って徳川家に睨まれてもいけないので、カムフラージュするために庭園を造りました。
庭園だと樹木を植えられますから大軍は攻めて来れません。また、庭園だと池を掘れますから敵の前進をストップできます。その池が瓢池です。幽邃の趣きに人工滝の水音が響いています。

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金沢市民が利用する真弓坂口
金沢の人が最も利用する料金所が真弓坂口です。真弓坂口は金沢の繁華街エリアに面していることから、金沢の人たちが兼六園を訪れる際は、繁華街でのお買い物とセットで楽しみます。
真弓坂口の料金所もリニューアルのため閉鎖されていますが、仮料金所が設置されていますので、ほとんど影響はありません。



交差点の対角線上が21美
桂坂口が金沢城公園と直結するのに対して、真弓坂口から広坂交差点を対角線上に渡ると、金沢の現代カルチャーの象徴・金沢21世紀美術館です。金沢城公園~兼六園~21美は金沢観光のゴールデンルートです。
兼六園は、その日であれば何度でも再入園ができますので、訪れる日のお天気によっては、兼六園と21美を行き来するのも楽しいかと思います。

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