金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

金沢の美術館・記念館が4/11~5/1に臨時休館

2020.4.7掲載 石川県内での新型コロナウィルス感染者の急速な増加を受けて、金沢文化振興財団が管轄する美術館・記念館が臨時休館となります。期間は2020年4月11日(土)~5月1日(金)です。 休館施設は、1dayパスポート、3日間パスポート、1年間パスポートの対象施設である以下の17施設です。 寺島蔵人邸、中村記念美術館、金沢くらしの博物館、安江金箔工芸館、金沢ふるさと偉人館、泉鏡花記念館、金沢湯涌夢二館、金沢蓄音器館、前田土佐守家資料館、室生犀星記念館 、徳田秋聲記念館、老舗記念館、金沢文芸館、金 ...

伝統産業工芸館から生活工芸ミュージアムへ

2020年4月2日付の北國新聞に、石川県立伝統産業工芸館の通称が「いしかわ生活工芸ミュージアム」に変更されたという記事が掲載されていました。 生活工芸ミュージアムは、石川県の伝統工芸品36業種の常設展示や工芸体験を行なっている施設で石川県が運営しています。今年の7月下旬に、すぐ近くに国立工芸館が移転することから、名称の似た両館を区別するため新しい通称を決めたものです。 同ミュージアムの建物は、金沢出身の文化勲章受章者・谷口吉郎氏の設計で、1959年(昭和34年)に石川県立美術館として開館しました。そして、 ...

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金沢の新型コロナ。観光従事者へのPCRサンプル検査を

4月2日 加筆修正 石川県内では、4月1日の14時現在で、新型コロナウィルスの感染者数が13名となっています。この中で3/30に判明した11人目の感染者の方は飲食店をお一人で経営している方で、県外への旅行歴がないことから市中感染が疑われています。 これまでの感染者は、東京やパリへの出張帰り、欧州やエジプトへの旅行帰りなど、感染ルートが推測できる方だったことから県民の間ではそれほどの危機感はありませんでしたが、市中感染が出たとなれば危機が迫っていると思うべきでしょう。 県内で初めて市中感染が疑われる感染者 ...

兼六園の観桜期無料開園は3/30~4/5

2020.3.27掲載 今年の3月下旬の金沢は、長町武家屋敷跡の土塀から薦が、兼六園の松から雪吊りが外され、記録的な暖冬でほとんど雪が降らないまま春を迎えようとしています。 いよいよ桜の季節です。兼六園、旧広坂通り、ひがし茶屋街、主計町茶屋街などでは季節の風物詩である「ぼんぼり」が設置され、お花見の準備が整いました。そして、3月26日(木)に桜の開花宣言が出されました。 兼六園では、桜の満開の時期に観桜期無料開園を実施しています。無料開園の期間は、その年の開花状況によって異なるのですが、26日の開花宣言を ...

金沢の美術館・記念館が再開-21美のプールを除く

2020.3.16掲載 新型コロナウィルスの影響で2/29(土)から3/15(日)に臨時休館となっていた金沢市が運営する美術館・記念館が、2020年3月16日(月)から再オープンしました。 通常営業に戻ったのは、金沢21世紀美術館、鈴木大拙館、泉鏡花記念館など18のミュージアムです。ただし、21美で1番人気の作品『レアンドロのプール』の地下部への入場については、当面の間休止されます。 金沢21世紀美術館(レアンドロのプールの地下部は休止)、寺島蔵人邸、中村記念美術館、金沢くらしの博物館、安江金箔工芸館、金 ...

金沢は観光客減も踏ん張っています

この原稿を書いている2020年3月7日(土)現在、全国各地で新型コロナウイルスの影響がさらに広がっていますね。金沢でも観光で訪れる方が明らかに減っています。特に、海外からの旅行者が激減しています。 石川県の小松空港は、台北便7便、上海便6便、ソウル便3便が国際線として就航していますが、上海便の1便を除いて欠航となりました。東アジアの国と地域の中では、金沢は台湾の人たちに人気でしたので大きな打撃と言えます。 少し前までは多く見られた欧米からの人たちも減少しています。欧米からの観光客の減少がよく分かるのが金沢 ...

金沢21世紀美術館が3月15日まで休館

2020.2.28掲載 新型コロナウィルスの影響が全国各地で出ていますが、金沢の観光施設でも臨時休館が発表されました。中でも、金沢を訪れる予定の方にとって最も重要なのが金沢21世紀美術館の休館でしょう。 21美の臨時休館の期間は2月29日(土)から3月15日(日)です。有料展示室での展覧会が休止されるのに合わせて、展示室6から入る「レアンドロのプール」も休止となります。 金沢市が運営するミュージアムも休館 公式サイトによると、この他、アートライブラリー、キッズスタジオ、授乳室、ミュージアムショップ、茶室、 ...

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金沢での新型コロナの現状-2020.2.27現在

2020.2.27掲載 全国で新型コロナウィルスの勢いがさらに増してきていますね。金沢でも、2月21日(金)に最初の感染者が判明しました。その後、22日(日)に1名、24日(月)に2名の感染が分かり、2月27日(木)の15時現在で4名の感染が確認されています。 このサイトでは、2月16日(日)に新型コロナに関する金沢の現状をお知らせいたしました。現状と言いましても、医学的根拠や統計学的な根拠があるものではなく、私が街を歩いて感じる現状のみのレポートでした。 私の個人的な意見を極力控えた面白みのない文面にも ...

湯涌温泉の氷室の雪入れがゼロに

2020年2月25日付の北國新聞に、金沢の奥座敷・湯涌温泉の冬の風物詩「氷室の雪入れ」で、氷室に貯蔵する雪がゼロになったという記事が掲載されていました。 氷室の雪入れは、江戸時代の加賀藩が、冬場に氷室小屋に貯蔵した雪氷を、夏場に江戸の将軍家に献上した風習を再現した恒例行事で、1月の「氷室の仕込み」と、6月の「氷室開き」は地元メディアで大きく報じられます。 例年、氷室の仕込みでは1m以上の雪が積もる中、玉泉湖の湖畔にある氷室小屋に湯涌温泉観光協会の関係者や一般参加者が雪を詰める様子が見られますが、1月26日 ...

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金沢は新型コロナは大丈夫?への金沢人の私見です

この原稿を書いている2020年2月16日現在、新型コロナウィルスが日本でさらに広まる気配を見せています。近々、金沢旅行を予定している方の中には「金沢は大丈夫だろうか?」と心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 以下に、本日時点での、1人の金沢人の私見をお伝えいたします。 この私見は、金沢を訪れる方にとっての、ひとつの参考となればと思い記すもので、医学的根拠に基づくものでも、数字的な裏付けがあるものでもありません。また、金沢は大丈夫とも、金沢も危ないとも述べません。 私の記事で参考になる部分が ...

21美が改修工事を終えて再オープン

2020年2月4日の地元テレビ局のトップニュースは、いずれも金沢21世紀美術館(通称:21美)の再オープンでした。 同館では、館内のチケットカウンター増設とトイレ改修などの理由で、昨年の12月20日から長期休館に入っていました。その改修工事を終え、2月4日(火)に再オープンしました。 翌2月5日付の北國新聞によると、総合受付カウンター前では、午前中からチケットを求める来館者の長い列ができましたが、券売機が3台から5台に増設されたため流れはスムーズだったと紙面では記されていました。 21美の担当者は取材に対 ...

金沢版「トレビの泉」も新幹線効果!?

2020.1.29掲載 今日は金沢の観光エリアで見かけた、ちょっと面白い現象をご紹介します。その現象とは金沢版の「トレビの泉」です。 トレビの泉とはローマにある世界的に知られた観光名所で、後ろ向きになってコインを泉に投げ入れると、この場所に戻ってくることができるという“おまじない”が有名です。 Wikipediaによると、投げ入れるコインの枚数によって願いが違うらしく、この場所に戻ってきたいという願いなら1枚、大切な人と結ばれたいという願いは2枚、伴侶と別れたいという願いは3枚らしいです。 恋人や夫や妻と ...

ほとバス・金沢編が3週間遅れで放送されました

テレビ番組のロケ地#17 関西テレビで2019年12月27日に放送された『蛍原x大輔xフジモン ほとバス~小京都・金沢で多数決旅~』が、フジ・カンテレ系列の石川テレビで1月19日(日)に放送されました。 この番組は関西ローカルのため、石川県では放送されておらず残念に思っていましたが、3週間遅れでようやく番組を見ることができました。このページでは、番組のロケ地をできるかぎりご紹介します。 『ほとバス・金沢編』は、お笑いタレントの蛍原徹さん、宮川大輔さん、藤本敏史さんの3人が金沢のお店をめぐる番組で、3人にA ...

兼六園への外国人観光客が7年連続最多

2020年1月16日付の北國新聞に、2019年に兼六園を訪れた外国人観光客数の記事が掲載されていました。 記事によると、昨年1年間で兼六園を訪れた外国人観光客は47万5,020人で、前年比10.9%の増加となり、政府が1月10日に発表した日本全体での伸び率(2.2%)を上回りました。 国・地域別でみると、最も多かったのは台湾で、16万4,325人が訪れました。次いで中国の4万4,468人、香港の3万7,602人と続きました。 紙面では、中国は日本の地方都市を巡る個人旅行がブームとなっていることが入園者数を ...

金沢城「二の丸御殿」の復元を検討へ

56年ぶりに東京に聖火が灯る2020年。新春の金沢の地元メディアでは、金沢城の「二の丸御殿」の復元が大きな話題で、地元紙の北國新聞では、元旦、3日、7日の一面トップが二の丸御殿でした。 その中で1月7日付の一面では、石川県庁が、金沢城二の丸御殿の復元工事に向けた基本方針に着手することを、石川県知事が表明したというものでした。 これは、御殿の最大の謎とされてきた内外装の詳細を記した資料が、2019年に確認されたことを受け、谷本石川県知事が県庁で開いた年頭会見で明らかにしたものです。 記事によると、復元は藩主 ...

室生犀星記念館の入館者数が20万人に

2020年1月12日付の北國新聞に、室生犀星記念館のオープン以来の入館者数が20万人に到達したという記事が掲載されていました。記念の20万人目の入館者となったのは、長野市から訪れたシナリオライターの男性(38歳)で、記念品が贈られました。 この男性は作家の記念館に関心があり、3連休を利用して、石川県内で開催中の「名探偵コナン」を起用したミステリーツアーに参加するため、はじめて金沢を訪れたそうです。 室生犀星記念館がツアーのチェックポイントとなっており、1週間前に購入した犀星の詩集をもって来館しました。 2 ...

金沢21世紀美術館が12月20日から休館

21世紀の金沢のシンボルのひとつとなっている金沢21世紀美術館が、2019年12月20日(金)~2020年2月3日(月)まで、改修工事のため全館休館します。21美の公式サイトでも告知されています。 同館の公式サイトにアクセスすると、画面のど真ん中に、長期の休館を知らせる大きなポップアップウインドアが現れ、ポップアップを消さないとサイトが読めないようになっています。 ここまでやれば、21美のサイトにアクセスしてきた方が見落とすことは絶対にないでしょうね。 金沢で暮らす人たちの市民性は徹底的にやらないことなの ...

隠れた人気スポット・文化財保存修復工房

2019年12月5日付の北國新聞に、石川県文化財保存修復工房の入館者の記事が掲載されていました。記事によると、修復工房の今年度の入館者数が11月末時点で29,444人となり、2016年度のリニューアル以降、過去最多のペースで推移しています。 修復作業の常時公開を目当てに足を運ぶ団体客が増えているためで、外国人観光客からも人気が高まっています。石川県では、自治体が運営する国内唯一の修復施設を引き続きアピールし、さらなる認知度の向上につなげていきたいとのことです。 文化財保存修復工房は2016年4月の移転改修 ...

石浦神社の参道に101基の赤い鳥居がお目見え

2019.11.30掲載 兼六園と金沢21世紀美術館のお隣さんである石浦神社の参道に、朱に塗られた「奉納永代鳥居」が建立されました。石浦神社が新天皇の即位を祝し、奉祝・令和元年記念事業として建立したもので、土台を含めて高さ2m少々の鳥居がびっしりと並びました。 石浦神社の職員の方によると、建立されたのは11月中旬で、101基の鳥居が設置されました。101という数字の由来を聞いたところ、「100はひとつの区切りの数字であることから、新しい時代の幕開けという意味で101基を建立しました」とおっしゃっていました ...

2020年夏開館の国立工芸館の工事が終了

2019年11月13日の北國新聞の一面に、外観の建築工事が終わった国立工芸館の写真が大きく掲載されていました。 国立工芸館の建築工事は、2020年夏の東京国立近代美術館工芸館の金沢移転に向けて行なわれていたもので、旧陸軍の第九師団司令部庁舎と金沢偕行社が、県立能楽堂の隣から移築されました。 12日に建物を覆っていたシートや足場が外され、明治期の姿を再現されました。今後は展示室の整備や工芸品の搬入などを経て、来年7月の東京オリンピックの開幕前にオープンします。 東京にある現在の工芸館が所蔵する美術工芸作品の ...