2017年4月24日付の北國新聞に、石川県が金沢城公園に整備した「鶴の丸休憩館」がオープンしたという記事が掲載されていました。
金沢城公園の鶴の丸には、これまで鶴丸広場と名付けられたスペースに小さな休憩所が設けられていました。
これまでの休憩所は、2001年の全国都市緑化フェアの際に建てられた仮設の展示場を再利用していましたが、傷みが目立っていたことから、このたび鶴の丸休憩館と名付けられた新たな休憩施設に建て替えられたものです。
窓ガラス越しに五十間長屋を一望
記事によると、来館者は、休憩スペースの椅子に座ってガラス窓の向こうに広がる城郭の景色を楽しみ、館内に併設された飲食店「豆皿茶屋」で、伝統工芸品の器で提供された菓子や茶を堪能したそうです。
鶴の丸休憩館は、平屋建てで延べ床面積は422㎡となります。外観は「平成の築城」で復元された城郭と調和する現代的な和風デザインに仕上がりました。
飲食できないウイークポイントが解消
今日は私も鶴の丸休憩館へ行ってきました。とてもシックでお洒落な施設に仕上がっていました。
これまで金沢城公園は飲食できる施設がなかったことがウイークポイントで、お腹を空かせた状態で入城された方は、アップダウンのある城内を歩くのが辛かったことでしょう。
今日は「豆皿茶屋」に入って抹茶と和菓子のセットを頼みました。抹茶+和菓子で850円というのはちょっと高いなと思いましたが、窓際の席からの眺めは最高です。
また、屋外へ出ることもできます。休憩館の庇の下はちょうど風の通り道になっており涼しい風が吹いていましたので、夏場にはもっと人気が出るかもしれませんね。
金沢城公園で最も有名な施設である「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」については、三の丸か二の丸から眺める人が圧倒的に多数なのですが、私は、個人的には鶴の丸から眺める五十間長屋が一番美しいと感じていました。
「豆皿茶屋」に入らなくても窓際の席に座ることができますので、金沢城公園に行かれる際は、ぜひ立ち寄られることをお奨めします。
金沢は都市型テーマパーク!
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石川県へ。ゴミ箱ぐらいは設置しませんか
とても綺麗な施設に生まれ変わった鶴の丸休憩館ですが、これまで鶴丸広場で楽しむことができた水辺と花が撤去されていました。
もしかすると、芝生が敷かれている場所に新たに水辺と花壇が造営されるのかもしれませんが、自然とお城のコントラストはとてもきれいな景色でしたので残念です。
鶴の丸休憩館については、管理者である石川県に強く抗議したいことがあります。それはゴミ箱がないことです。私は飲食店を出ると最初にすることはレシートをゴミ箱に捨てることなのですが、館内を探してもゴミ箱が見つからないのです。
係の人に聞くと、「ゴミは持ち帰っていただくようお願いしています」とのことでした。この係員は自分の言っていることが分かっているのでしょうか。
東京から来た人に東京まで持ち帰ってくださいとでも言うのでしょうか。大阪から来た人に金沢にごみは捨てんといてと言いたいのでしょうか。これからの暑い季節は、手にペットボトルを持ちながら移動する人が多くなります。空のペットボトルはどこかに捨てたいですよね。
休憩施設があれば、建物の中には当然ゴミ箱があるはずだと思います。ゴミ箱を求めて入ってきた人に対して、そのまま空のペットボトルを持ったまま出て行ってくださいというのは、あまりにも高慢ではないですか。
なぜゴミ箱を設置しないのでしょうか。金沢城公園に限らず、金沢はゴミ箱の少ない街です。
色々な人に聞いてみると、どうやら「ゴミ箱を置いておくと何を捨てられるか分かったもんじゃない」ということで、ゴミ箱を設置していないようなのですが、馬鹿なことを言うのはやめませんか。
人が動けばゴミも出ますよ。鼻をかみたい人もいるでしょうし、ストッキングが破れる女性もいるでしょう。ゴミは一刻も早く捨てたいですよ。そして、ゴミ箱が設置されていれば、みんなゴミ箱に捨ててくれますよ。
何なのですか、石川県は。今の金沢は、ご近所から嫌われる “ちょっとだけ” 良いとこの奥様といった感じです。
自分の家を汚されるのが嫌なのです。汚されるのが嫌なら呼ばなければいいじゃないですか。金沢に来てくださいと言っておいて「ゴミを持ち帰れ」とよくも言えたものですね。
何を捨てられても良いじゃないですか。係の人が少し汚い思いをすれば済む話しです。そもそも本当に非常識なものを捨てる人は、ごくごく一部のはずです。とにかく、早急にゴミ箱を設置することを求めます。
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・金沢城の主なエリアは本丸・二の丸・三の丸・新丸
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