ひがし茶屋街(主計町)から兼六園への行き方【バス&徒歩】

兼六園への行き方#5

ひがし茶屋街と兼六園の位置関係

距離=約1.3km徒歩時間=15分強
バス乗車時間=約6分

兼六園への行き方

観光エリアは皇居ほどの広さ
金沢の主要な観光名所は1日で回れます



バスでの行き方

ひがし茶屋街から兼六園へバスで行かれる方は、浅野川大橋の手前にある橋場町(はしばちょう)の4番のりばから『城下まち金沢周遊バス』に乗車してください。目的地のバス停は2つ目の「兼六園下・金沢城」です。

4番のりばには、郊外の住宅街へ行く路線バスも停車することから少し分かりにくいかもしれませんが、金沢周遊バスは車体がラッピングされていますので、間違われることはないかと思います。

主計町茶屋街や、泉鏡花記念館金沢蓄音器館金沢文芸館などのミュージアムから兼六園へ行かれる場合は、同じ橋場町のバス停でも、金城楼前の1番のりばから乗車するのがいいでしょう。

金城楼前の1番のりばには、前述の金沢周遊バスの他、路線バスも1時間に5~6本が停車します。行き先は気にしなくても大丈夫ですので、最初に入線するバスに乗ってください。1番のりばから乗ると、次が「兼六園下・金沢城」です。

バスのご利用について

乗車:金沢周遊バス・右回りルート
区間:橋場町~兼六園下・金沢城
時間:約6分
運賃:200円


ひがし茶屋街から一番近い4番のりばは金沢周遊バスのみ


主計町からは1番のりばへ。路線バスも停車します


  • 橋場町(4番のりば)

    経由バス停

     橋場町(1番のりば)


  • 兼六園下・金沢城(石川門向い)


「兼六園下・金沢城」という停留所名のとおりバスを降りると兼六園の下です。バス停の裏手にある紺屋坂を上ると兼六園の桂坂口です。

兼六園をご紹介

お客様は1日1組です
金沢旅行での観光ガイドを承ります



徒歩での行き方

①百万石通りルート

次に徒歩での行き方をご案内します。

兼六園へは「ひがし茶屋街」と「主計町茶屋街」から徒歩圏内で、2つの茶屋街の境界でもある浅野川大橋から、兼六園の桂坂口のある兼六園下交差点へは10分ほどで到着します。

ひがし茶屋街から浅野川大橋を渡って100mほど行くと橋場交差点で、ここから百万石通りに入ります。浅野川に面する主計町茶屋街からですと浅野川大橋の袂から橋場交差点に向かいます。

T字路の橋場交差点のシンボルは金沢文芸館というレトロな雰囲気の白い洋風建築の建物で、T字路を直進すると兼六園下交差点です。ちなみに、T字路を右に行くと近江町市場のある武蔵交差点です。

レトロな金沢文芸館が目印の橋場交差点
橋場交差点からは写真の方向へ

金沢の老舗にお立ち寄り

橋場交差点を過ぎると、左手に土塀に囲まれたお屋敷のような建物が見えてきます。そこが金沢で一、二を争う老舗料亭の金城楼です。金城楼を過ぎると景色が土塀から板塀に変わり、大樋美術館の文字が見えてきます。

ここは陶芸愛好家の間で名高い大樋焼の窯元に開設された美術館で、ギャラリーでは湯呑をはじめとする陶芸作品が販売されています。また、お茶室ではお客様が選んだ茶碗で抹茶を味わうことができます。

金沢の陶芸文化を継承する大樋美術館

Guide
大樋美術館-大樋焼の窯元は350年の歴史

茶碗の向かいに和菓子の老舗

大樋美術館の向かい側にあるのが、金沢で一番の和菓子の老舗・森八本店です。森八は藩政期初期の1625年の創業で、名菓『長生殿』は日本の三名菓のひとつに挙げられています。

森八本店がちょうど中間点あたり

ひがし茶屋街と兼六園を結ぶ百万石通りは、森八本店を過ぎると前方が行き止まりになっているように見えます。行き止まりだと思えた角を道なりに右に曲がると、金沢地方裁判所のガラス張りの建物が見えてきます。

そして、裁判所の前を左にカーブすると兼六園下交差点です。兼六園下の交差点を渡ると、このページのトップ写真の「この坂上 兼六園」という案内があり、その坂道(紺屋坂)を上ったところが兼六園の桂坂口です。

突き当りを曲がると金沢地方裁判所です
裁判所を左に曲がると兼六園下交差点

金沢は都市型テーマパーク!

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行程はオーダーメイドです
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裏通り~白鳥路のルートはお奨めです

②百万石通り~裏通りルート

ひがし茶屋街と主計町茶屋街から兼六園へ行かれる際には、百万石通り沿いの森八本店の裏手にある寺島蔵人邸を経由して、裏通りから白鳥路を通り抜けるルートもお奨めです。

信号の路地を入り突き当り右手が寺島蔵人邸
裏通りに佇む寺島蔵人邸

Guide
寺島蔵人邸では抹茶を味わいながら庭園鑑賞

寺島蔵人邸の前の路地を抜けて右手へ
緩やかな坂道を上ると左手が白鳥路です

白鳥路は無料の屋外美術館

寺島蔵人邸の前の路地を抜けて右に曲がり緩やかな坂道を行くと、左手に白鳥路が見えてきます。

白鳥路はかつて存在した白鳥堀を埋め立てた道で、兼六園下へと通じています。緑の木々が続く約300mの遊歩道の両側には20体ほどの彫刻が屋外展示されています。そして、静けさが漂う白鳥路を抜けて左手に行くと兼六園下交差点です。

このルートは百万石通りを行くよりも5分ほど遠回りになるのですが、金沢の風情を体感したい方にはお奨めのルートです。

白鳥路への入口。白鳥の彫刻が目印です

ひがし茶屋街から兼六園へ

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移動中のお立ち寄りスポット
徳田秋聲記念館 | 主計町茶屋街 | 泉鏡花記念館 | 金沢蓄音器館 | 金沢文芸館 | 大樋美術館 | 寺島蔵人邸 | 金沢城公園

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兼六園から他の観光名所へ

主要な観光名所は8つ+金沢駅

金沢旅行の予備知識 #1
江戸時代の金沢は国内で4番目の大都会でした



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1

金沢で主要な観光名所は1日で回れます。なぜなら、人気スポットが東京ディズニーランドと同じくらいのエリアに集っているからです。とりあえず見た!という感じでよろしければ、1日あれば充分です。

2

金沢では、1周約4.3kmの百万石通りが観光エリアです。金沢城公園~兼六園~21世紀美術館は隣接し、ひがし茶屋街と主計町は隣町です。近江町市場や長町武家屋敷跡へもご近所へ行くような感覚です。

3

バス移動では北陸鉄道バスの「1日フリー乗車券」をお買い求めください。料金は800円です。路線バスの210円区間と金沢周遊バスを購入日に何度でも利用できます。ほとんどの観光名所がカバーできます。

4

金沢駅は観光名所が集まる中心部から少し離れています。1泊の場合は駅チカの方が安心できるかと思いますが、2泊以上の場合は香林坊、片町、武蔵ヶ辻などの繁華街に宿泊する方が圧倒的に便利です。

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

2016年6月19日