2016年8月5日付の北國新聞に、2015年度の金沢21世紀美術館(略称:21美)の入館者数が全国のミュージアムで最多だったという記事が掲載されていました。
この調査は、レジャー業界の経営情報誌などを発行する綜合ユニコム(東京)が毎年行っているもので、テーマパーク、遊園地、動物園、水族館、ミュージアムの5つのカテゴリーで全国の約500施設を対象としています。
金沢21世紀美術館は、これまでミュージアム部門で2010年度と2014年度に3位となったことがありましたが、1位になったのは今回が初めてです。
国立新美術館よりも多くの人が入館
21美の2015年度の入館者数は237万2,821人で、紙面では全国1位になった要因として、2015年3月の北陸新幹線開業を挙げています。21美によると、2016年度の客足は前年以上のペースとなっており、新幹線開業2年目も好調を維持しているとのことです。
昨年度の21美は、12か月全てで入館者数の最高記録を達成し、2004年のオープン以来はじめて年間200万人を超えました。伸び率は前年比で34.7%でした。
今年度は7月末時点で前年度比2.5%増の75万5,170人となっており、6月以外は前年同月を上回っているそうです。21美の担当者は「金沢観光の定番として浸透している。今後も好調が続けばいい」とコメントしていました。
ちなみに2位は国立新美術館(東京)で229万2,330人、3位は国立科学博物館(東京)で221万9,744人の入館者数で、4位は東京国立博物館、5位は広島平和記念資料館でした。
国立新美術館と言えば、黒川紀章さんがデザインしたガラス張りの曲線美で、オープン当時は大いに話題になった美術館です。六本木の東京ミッドタウンから徒歩5分という好立地にあります。
あの美術館よりも多くの入館者数を集めたというのは驚きです。
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確かに料金は安いけれども1位は立派
ミュージアムの入館者数については、展示会によって料金が違いますので、一概に入館者数だけで比較することもできないとは思います。
21美については、常設展の入館料は一般が360円で高校生以下は無料です。
国立新美術館については一般700円という料金設定が多いようで、無料の年齢層については大学生以下から中学生以下まで様々です。また、国立科学博物館の常設展の入館料は一般が620円で高校生以下が無料です。
こうしてみると21美の料金は安いのですが、低料金とは言っても、全国で1位になるのは立派なものです。
私は東京の上野公園を散歩した時に、東京国立博物館で屋外展示されている作品に興味を覚えて、館外の作品ならば無料で近くまで行けるのだろうと思い敷地内に入ろうとすると、「ここから先はお金がかかります」と言われたことがあります。
21美は敷地内に入るのはもちろんのこと、館内のミュージアムショップへも無料で入ることができます。さらに21美で一番有名な『レアンドロのプール』も上から見下ろすのは無料です。
無料エリアが多いことが21美の最大のセールスポイントです。
そのような美術館が全国1位になれたというのは、素直に誇りに思ってもいいのではないでしょうか。あとは館内で撮影が許されている作品の写真をWEBで公開できるようになればベストなのですが…。
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