兼六園-topics-

11月の兼六園。唐崎松に冬の風物詩・雪吊り

毎年、11月1日に石川県の地元メディアが必ず報じる話題があります。それは、兼六園の唐崎松 (からさきのまつ) に雪吊りが施されたというニュースです。今年も11月1日に唐崎松に雪吊りが装着されました。

雪吊りとは、松の枝を雪の重みから守るために施されるものです。金沢では雪が降るのは12月に入ってからですので、まだまだ余裕があるのですが、12月中旬まで作業が続くことから、逆算して11月1日から吊り始めます。

造園の職人さんが雪吊りを施していく作業風景は、この時期の兼六園の風物詩となっています。特に、海外からのお客様が興味深そうにカメラを向ける姿が多く見られます。

唐崎松と霞ヶ池

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雪吊りの装着は芸術的な松のみ

雪吊りはすべての松に装着されるわけではありません。雪吊りが装着されるのは、クネクネと枝が張り出した芸術的な松のみで、直線的に伸びる松には装着されません。ちなみに、唐崎松から雪吊りが外されるのは春分の日の後です。

私は県外からのお客様をご案内することがありますが、4月~10月に兼六園を訪れるお客様の中には、雪吊りがないことを残念がっている方もいらっしゃいます。どうやら、1年を通して雪吊りが施されると思われていたようなのです。

確かに、全国ネットのテレビで兼六園が紹介される際には、雪吊りのある兼六園が出てくることが多いので、夏にも見られると思われるのでしょうね。

ことじ灯籠と霞ヶ池

地元民にとっては長い冬のはじまり

観光で訪れる方にとっては、素晴らしい庭園美として格好の被写体となる雪吊りですが、金沢で暮らす人にとっては、雪吊りは長く厳しい冬が近づいていることを意味します。

私は、唐崎松に雪吊りが付けられると「また冬が来るのか」とか「雪が降るのは嫌だな」と思ってしまいます。逆に、雪吊りが外されると「やっと春が来た!」と嬉しくなります。

今では、雪吊りを「ゆきつり」と読むのが多数派になっていますが、私の子供の頃は「ゆきづり」と読んでいました。「ゆきづり」という言葉にはネガティブなイメージがあることから「ゆきつり」と読むようになったのかもしれません。

雪吊りは冬の兼六園の代名詞

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桜の木はいち早く葉が落ちました

私は春から夏の時期にお越しのお客様から「兼六園の紅葉は素晴らしいのでしょうね」と言われることがありますが、実を言いますと、兼六園の紅葉はそれほどでもありません。

と言いますのは、兼六園は葉が落ちない松が主役ですので、園全体が赤や黄に染まることがないからです。11月上旬ですと、モミジはまだ緑が多いのですが、桜の木はもう既に葉が散ってしまっています。

ただ、一部分だけを抜き取ると、素晴らしい秋の兼六園を写真に収めることができます。

桜の木では一足早く葉が落ちました
所々で良い感じに色付いています

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山崎山の紅葉は11月20日頃

兼六園で一番の紅葉スポットと言えば、小立野口に位置する山崎山です。小立野口というのは、大多数の観光客が利用する桂坂口とは正反対の位置にあります。

桂坂口から坂道を上って霞ヶ池に出て、ことじ灯籠とセットの虹橋を渡って、唐崎松の雪吊りを見て、広大な日本庭園を散策しながら日本武尊像の先の花見橋を渡って、さらに奥に進むと山崎山です。

山崎山のあたりは、観光で訪れる方から見ると最果てのエリアということで、普段は山崎山までたどり着く人はほとんどいないのですが、11月下旬だけは多くの入園者が足を延ばします。

山崎山のモミジはまだ緑 (11/4撮影)

ぜひ山崎山の頂上へ

今月下旬に兼六園を訪れる方は、山崎山のエリアが紅葉に彩られていましたら、ぜひ頂上まで上ってみてください。山崎山の頂上から眺める紅葉は本当に綺麗です。

余談ですが、兼六園は元々がお殿様の個人の庭ということもあってか、桜のエリア、サツキとカキツバタのエリアというように、それぞれの季節に特化したエリアがあります。山崎山は晩秋に特化したモミジのエリアです。

山崎山の山頂からの眺め

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主要な観光名所は8つ+金沢駅

金沢がイメージできるページです

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金沢で主要な観光名所は1日で回れます。なぜなら、人気スポットが東京ディズニーランドと同じくらいのエリアに集っているからです。とりあえず見た!という感じでよろしければ、1日あれば充分です。

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金沢では、1周約4.3kmの百万石通りが観光エリアです。金沢城公園~兼六園~21世紀美術館は隣接し、ひがし茶屋街と主計町は隣町です。近江町市場や長町武家屋敷跡へもご近所へ行くような感覚です。

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バス移動では北陸鉄道バスの「1日フリー乗車券」をお買い求めください。料金は800円です。路線バスの210円区間と金沢周遊バスを購入日に何度でも利用できます。ほとんどの観光名所がカバーできます。

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金沢駅は観光名所が集まる中心部から少し離れています。1泊の場合は駅チカの方が安心できるかと思いますが、2泊以上の場合は香林坊、片町、武蔵ヶ辻などの繁華街に宿泊する方が圧倒的に便利です。

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

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