金沢駅からひがし茶屋街(主計町)への行き方【バス&徒歩】

ひがし茶屋街へのアクセス#1

金沢駅とひがし茶屋街の位置関係

距離=約2.0km徒歩時間=約25分
バス乗車時間=約10分

金沢の主要な観光名所は1日で回れます



バスでの行き方

ひがし茶屋街へ金沢駅からバスで行かれる方は、金沢駅東口のバスターミナルの7番のりばから「城下まち金沢周遊バス」の右回りルートに乗ってください。最寄りのバス停は橋場町(はしばちょう)です。

7番のりばの柱に大きく「ひがし茶屋街」と書かれています。周遊バスは15分間隔での発車で、5つある橋場町の乗り場の中で「ひがし茶屋街」に最も近い4番のりばに停車します。

ここで注意しなければいけないのが、周遊バスは“右回り”も“左回り”も同じ7番のりばに停車することです。右回りルートは、ひがし茶屋街(橋場町)から回っていきますが、左回りに乗ってしまうと一番最後になります。

右回りと左回りはバスの車体の色で区分けされています。右回りのバスはい車体、左回りはです。バスターミナルの係員が“右回り”と“左回り”を間違えないようにとアナウンスしていますので、係員の案内に耳を傾けていてください。

右回りの周遊バスは赤い車体

長蛇の列ですが確実です

若い女性の方は、ひがし茶屋街から観光を開始するパターンが多いことから、金沢周遊バス専用の7番のりばには列ができています。特に週末や祝日は長蛇の列になります。

お隣の6番のりばから発車するバスも、行き先に関係なく全てひがし茶屋街の最寄りの橋場町に停車しますので、路線バスに乗っても良いように思えますが、路線バスは、橋場町の乗り場の中で、ひがし茶屋街から一番遠くに停車します。

路線バスの橋場町で降りた後に、ひがし茶屋街と逆方向に歩き出す人もいるくらい離れていますので、車内が混雑していても、ひがし茶屋街に最も近い4番のりばに停車する「城下まち金沢周遊バス」を利用される方がいいでしょう。

バスのご利用について

乗車:金沢周遊バス・右回りルート
区間:金沢駅東口~橋場町
時間:約10分
運賃:210円


  • 金沢駅東口(7番のりば)

    経由バス停

    明成小学校前
    小橋町
    森山一丁目


  • 橋場町(ひがし・主計町茶屋街)


ひがし茶屋街は進行方向の反対側になります。人の流れができていますので迷うことはないでしょう。主計町茶屋街へ行かれる方は、バス停近くの信号から大通りを渡り左手に行き、浅野川大橋を渡った先が主計町です。

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徒歩での行き方

①金沢駅通り~百万石通りルート

次に徒歩での行き方をご案内します。宿泊場所が金沢駅の周辺という方は、ホテルに荷物を置いた後は、金沢駅から市内観光が始まります。

金沢を訪れる目的のひとつに「ひがし茶屋街」での観光を挙げる人も多いことでしょう。金沢駅から、ひがし茶屋街の近くの浅野川大橋までは1.6km少々です。不動産業界で使われている80m=1分で計算すると20分少々の徒歩時間となります。

浅野川大橋からひがし茶屋街までは5分ほど歩きますが、人の流れができていますので迷うことなく到着できると思います。

鼓門から伸びる金沢駅通りからスタート

最初に目にするのは現代の景観

金沢駅の「もてなしドーム」から「鼓門」をくぐって横断歩道を渡ると、金沢駅通りと名付けられた直線の道が武蔵交差点まで伸びています。

明治時代に金沢のはずれに建設された金沢駅は、かつては市街地から辿り着くまでひと苦労だったのですが、武蔵交差点と金沢駅を結ぶ金沢駅通りの開通によって駅と中心部が一体化し、随分と便利になりました。

現在の金沢駅通りは、金沢で一番のマンションストリートです。

金沢駅通りは武蔵交差点までほぼ一直線

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金沢駅通り-21世紀の金沢を彩るオブジェ

近江町市場でひと休み

金沢駅通りを10分少々も行くと武蔵交差点です。このあたりは武蔵ヶ辻と呼ばれる繁華街で、交差点には「めいてつ・エムザ」という百貨店があり、その向い側に近江町市場があります。

観光で訪れる方は、近江町市場の周辺の飲食店で一息つかれるのもいいでしょう。また、市場の中をざっと見学されるのもお奨めです。

武蔵交差点。奥の黒っぽい建物が近江町市場

Guide
近江町市場-のどぐろも並ぶ食材の観光名所

武蔵交差点を過ぎるとレトロな街並みに

近江町市場のある武蔵交差点からは百万石通りに入ります。百万石通りは市内の観光名所をグルリと一回りしている通りで、ひがし茶屋街へは武蔵交差点を直進して橋場交差点へと進みます。

武蔵交差点から写真の方向へ行きます

金沢駅から武蔵交差点までは現代的な風景が続き、加賀百万石の城下町という雰囲気は感じないのですが、武蔵交差点を過ぎると、観光で訪れる方がイメージしている金沢が姿を現わします。

武蔵交差点~橋場交差点に位置する尾張町(おわりちょう)は、金沢市指定の伝統的建造物が多く残るエリアです。百万石通り沿いに点在する旧い木造家屋は老舗の個人商店が多く、風情を感じさせる外観の商店の多くが、今も創業時の商いを営んでいます。

町民文化館。週末のみ無料開館しています
尾張町には旧い木造家屋が残っています

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尾張町-近江町市場と茶屋街を結ぶ商いの街

「ビルジング」は街中のアクセサリー

木造建築が点在する尾張町では、橋場交差点に近づいてくるとレトロな雰囲気の洋風建築も見られるようになります。

明治~昭和初期には尾張町界隈が金沢の中心地で、洋風の「ビルジング」も建設されました。そして、いくつかの建物は現在も竣工当時の姿で残されています。ちなみに、下の写真の旧三田商店は、かつては金沢で三本の指に入る婦人服店でした。

そのビルの先にある橋場交差点は、明治維新から間もない1873年(明治6年)に石川県の道路の起点である道路元標に定められました。

短い坂道を下ると橋場交差点です
橋場交差点を左手に行くと浅野川大橋です

浅野川大橋から人通りが増えます

橋場交差点を左手に入ると浅野川大橋で、このあたりから人通りが目立って増えてきます。浅野川大橋の手前を左手に入ると主計町茶屋街です。

ひがし茶屋街へは、浅野川大橋を渡って2つ目の信号を右に曲がり東山木町通りに入ると、あとは一直線です。浅野川大橋からひがし茶屋街まで人の流れができていますので迷うことはないと思います。

浅野川大橋を渡って右手がひがし茶屋街
浅野川大橋の手前を入ると主計町茶屋街
東山木町通りの目印は「烏鶏庵」

金沢は都市型テーマパーク!

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裏通りは泉鏡花が生まれ育った小路

②新町・鏡花通りルート

ひがし茶屋街へは、百万石通りを橋場交差点まで行き、突き当りを左手に入って浅野川大橋へというルートが一番わかりやすいのですが、博労町や尾張町の交差点から左手に1本入った路地を歩くのもお奨めです。

その路地は新町・鏡花通りという名称で、途中には泉鏡花記念館があります。

老舗と民家が融合する新町・鏡花通り

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新町・鏡花通りは主計町茶屋街の裏手の小路

暗がり坂から主計町茶屋街へ

金沢駅・近江町市場方面からひがし茶屋街へ歩かれる際には、ぜひ主計町茶屋街にもお立ち寄りください。新町・鏡花通りから久保市乙剣宮の境内を通り抜けて暗がり坂を下ると主計町茶屋街です。

表通りの百万石通りからですと、金沢蓄音器館の先の路地を左手に入ると久保市乙剣宮です。

暗がり坂を下ると主計町茶屋街です
主計町茶屋街~浅野川大橋ルートもお奨め

Guide
主計町茶屋街-金沢の和文化を表現した街

金沢駅からひがし茶屋街へ

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移動中のお立ち寄りスポット
近江町市場 | 尾張町 | 金沢文芸館 | 金沢蓄音器館 | 泉鏡花記念館 | 主計町茶屋街

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金沢で主要な観光名所は1日で回れます。なぜなら、人気スポットが東京ディズニーランドと同じくらいのエリアに集っているからです。とりあえず見た!という感じでよろしければ、1日あれば充分です。

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金沢では、1周約4.3kmの百万石通りが観光エリアです。金沢城公園~兼六園~21世紀美術館は隣接し、ひがし茶屋街と主計町は隣町です。近江町市場や長町武家屋敷跡へもご近所へ行くような感覚です。

3

バス移動では北陸鉄道バスの「1日フリー乗車券」をお買い求めください。料金は800円です。路線バスの210円区間と金沢周遊バスを購入日に何度でも利用できます。ほとんどの観光名所がカバーできます。

4

金沢駅は観光名所が集まる中心部から少し離れています。1泊の場合は駅チカの方が安心できるかと思いますが、2泊以上の場合は香林坊、片町、武蔵ヶ辻などの繁華街に宿泊する方が圧倒的に便利です。

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

2016年6月25日