日本三名園のひとつ兼六園

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昔も今も金沢で一番の観光名所は兼六園

テレビの全国放送で金沢特集が組まれる時に、最初に紹介されるのは昔も今も兼六園です。ご存知の方も多いかと思いますが、兼六園は水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに日本三名園のひとつです。

兼六園は加賀百万石の藩主であった前田家が作庭した庭園で、宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望の6つの景勝を兼ね備えた庭園という意味で「兼六園」と命名されました。

広大な敷地の兼六園には7つの入場口があり、大多数の人は金沢城公園に近い桂坂口か、金沢21世紀美術館に近い真弓坂口のいずれかから入園します。

桂坂、真弓坂という名前からも分かるとおり園内に入るとかなり急な上り坂があります。また、古くからの趣を残した庭園ですので、地面は舗装されておらず砂利道が続きます。

ハイヒールの女性は歩きにくいかもしれませんので、女性の方は歩きやすい履物で入園されることをお勧めします。

六つの景勝を兼ねる兼六園の歴史と由来

日本庭園らしく水辺が多いことが特徴です

日本庭園らしく水辺が多いことが特徴です

「兼六園に行った」と言えるスポットは霞ヶ池

兼六園で最も有名なスポットが霞ヶ池です。お時間のない方は、とりあえず霞ヶ池さえ見ておけば「兼六園に行った」と言えるほどです。

そして、霞ヶ池で一番人気の撮影スポットが「ことじ灯籠」です。桂坂口から入園し坂道を上り切ると、池の手前に二本足の灯籠が見えてきます。

ことじ灯籠から霞ヶ池を見渡すと、左手に「唐崎松」と呼ばれる兼六園で最も枝っぷりの良い松がそびえ、中央には蓬莱島と呼ばれる浮島があり、右手には池の向こうに内橋亭と呼ばれる茶店が見えます。

ことじ灯籠が入った霞ヶ池は、どのアングルから撮っても良い写真が撮影できます。

ただし、人気の撮影スポットですので「人が写り込まない風景を撮りたい」という方は、じっとカメラを構えながら、人通りが途切れる一瞬のシャッターチャンスを待つことになります。

霞ヶ池は兼六園で最高の撮影スポットです

ことじ灯籠と霞ヶ池は最高の撮影スポットです

ことじ灯籠と霞ヶ池

出張で金沢に来られていて観光の時間のない方は、霞ヶ池だけを見てお仕事に戻られるのも良いかと思いますが、ご旅行でお越しの方はゆっくりと園内を一回りされるといいでしょう。

千歳台と呼ばれる日本庭園のエリアには曲水が流れ、風情を感じる小さな橋が架かっています。曲水のせせらぎは霞ヶ池を経由して、現存する日本最古の噴水へと続きます。

曲水が彩る兼六園の水辺は日本最古の噴水へ

日本最古の噴水は高低差を利用した自然の噴水です

日本最古の噴水

少し歩き疲れたという方には、時雨亭、内橋亭、三芳庵、兼六亭、寄観亭などの休憩所が設けられています。写真の時雨亭では抹茶と和菓子を楽しむことができます。抹茶とオリジナル生和菓子のセットが720円、煎茶とオリジナル生和菓子のセットが310円です。

茶店での抹茶と和菓子は兼六園での楽しみのひとつ

茶室・時雨亭

桂坂口を出たところにある紺屋坂と茶店通りには、古くからの観光地らしく茶店やお土産屋さんなどのお店が並んでいます。

中でも、茶店通りには2階部分が通りに張り出した茶屋建築の木造の建物が並び、明治時代から昭和初期にかけての風情を残しています。

茶店通り

茶店通り

早起きが得意な方は早朝無料開放がお奨め

兼六園の入園料は大人(18歳以上)が310円、小人(6歳~18歳未満)が100円です。私が子供の頃の兼六園は無料でした。そして、24時間開放されていました。

その兼六園が有料化されたのは1976年のことで、夜中に酔っ払いが「ことじ灯籠」を壊してしまったことがキッカケでした。そして有料化されるとともに開園時間も設けられることとなりました。

開園時間は3月1日から10月15日までは7:00~18:00 、10月16日から2月末日までは8:00~17:00です。

なお、兼六園では以下の時間帯で早朝無料開放を行なっていますので、早起きが苦にならない方は、日の出とともに兼六園を訪れるのもいいでしょう。

兼六園の早朝無料開放の時間帯
・3月1日~3月31日  5:00~6:45
・4月1日~8月31日  4:00~6:45
・9月1日~10月15日  5:00~6:45
・10月16日~10月31日  5:00~7:45
・11月1日~2月末日 6:00~7:45

曲水の流れが景観を潤します

曲水の流れが景観を潤します

近年、兼六園では若い女性観光客と海外から訪れる観光客が増えたこともあって、静かな庭園が笑顔で満たされるようになりました。

人気の撮影スポットでは、若い女性観光客がごく自然に列を作り、それを見た外国人観光客も彼女たちが作った列に並びます。そして、撮影の順番がめぐってくると国籍に関係なく飛びっきりの笑顔でカメラに収まっています。周りから見ていても楽しくなる光景です。

以前に兼六園を歩いている時に、日本人観光客の次のような会話を耳にしたことがあります。「外国の人も兼六園を見て素晴らしいと思うのだろうか?」。

兼六園を訪れる外国人観光客、特に欧米やオセアニアからお越しになった人たちがどのような反応を見せるのかを観察することも、兼六園での楽しみ方のひとつです。

また、園内では和服に身を包んだ女性を数多く目にしますが、後姿の女性が振り向くと外国人女性だったということもあります。

幽邃の趣きを漂わせる瓢池

兼六園への行き方

兼六園ホームページ(石川県庁)| 兼六園観光協会ホームページ


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兼六園は日本有数の名園で楽しさもいっぱい