2020.3.27掲載
今年の3月下旬の金沢は、長町武家屋敷跡の土塀から薦が、兼六園の松から雪吊りが外され、記録的な暖冬でほとんど雪が降らないまま春を迎えようとしています。
いよいよ桜の季節です。兼六園、旧広坂通り、ひがし茶屋街、主計町茶屋街などでは季節の風物詩である「ぼんぼり」が設置され、お花見の準備が整いました。そして、3月26日(木)に桜の開花宣言が出されました。
兼六園では、桜の満開の時期に観桜期無料開園を実施しています。無料開園の期間は、その年の開花状況によって異なるのですが、26日の開花宣言を受けて、今年は3月30日(月)~4月5日(日)に無料開園されることが発表されました。
開園時間は午前5時~午後9時30分で、兼六園と金沢城では夜間のライトアップが行なわれます。
▼
金沢ではお花見の準備が整いました
新型コロナウィルスへの警戒が叫ばれている今の時期に多くの人が集まることには不安はありますが、例年、無料開園に多くの人が訪れるとはいえ、広大な敷地ですので、1mほどの間隔を保つことができる程度のスペースは確保できています。
ただし、兼六園の桂坂口と茶店通りが交差するあたりだけは歩けないほどの混雑になりますので、県外から訪れる方はご注意ください。誘導員の方には空いている道へとしっかりと誘導してもらいたいものです。
さて、金沢の観光エリアでの花見の名所は、兼六園、金沢城公園、旧広坂通り、浅野川沿いの主計町茶屋街・鏡花のみち・秋聲のみち、犀川沿いの犀星のみち・W坂などになります。
私は、個人的には昼間の時間帯は「犀星のみち・W坂」が、夕暮れ以降は主計町茶屋街がお奨めです。
▼
コロナへの警戒が緩み過ぎるのが心配
国内で衰える兆しのない新型コロナウィルスについては、石川県では3月20日に8人目の感染者が報告されてから1週間ほど新たな感染者が出ていないことから、東京と同じくらい警戒心が緩んできているのが現状です。
2月末頃には明らかに観光客が減った時期があったものの、私が3月26日にひがし茶屋街へ行った際には、平日にもかかわらず多くの人が訪れていました。海外から訪れる人が激減した一方で日本人観光客は増えているのではないかと思えるほどです。
中でも目立つのが着物姿の女性で、ゴールデンウイークの時期よりも多いと感じるほど、今の金沢では和装の人が目につきます。
3月27日付けの北國新聞に、金沢を訪れる方を中心に着物レンタルの予約が増えており、前年に比べて2.5倍の予約が入っている店舗もあるという記事が掲載されていましたが、海外旅行を断念した若い女性が金沢旅行に変更しているようです。
地方都市の金沢はマイカー通勤が一般的なことから、街中での感染が抑えられているのかもしれません。また、地元の人たちが集まるエリアと観光エリアが分かれていることも、感染経路が不明の患者が表面上は出ていない理由なのかもしれません。
とは言え、コロナへの警戒心が緩んでいることは、ちょっと、と言いますかかなり心配です。
KANAZAWA Topics
兼六園の関連ページ
兼六園の見どころ
・兼六園の名前の由来は六つの景勝を兼ね備えた庭園
・ことじ灯籠・虹橋・栄螺山。霞ヶ池は兼六園のシンボル
・曲水を彩るカキツバタと日本武尊像は兼六園の名脇役
・幽邃の趣きの瓢池と日本最古の噴水は知られざる兼六園
・兼六園をより満喫するなら7つの入場口を使い分け
・お茶室での抹茶と和菓子は兼六園のお楽しみのひとつ
・成巽閣・金城霊沢・金沢神社は兼六園のプラスワン
兼六園への行き方
・兼六園への行き方
・金沢駅から兼六園(金沢21世紀美術館)への行き方
・近江町市場から兼六園への行き方
・金沢城公園から兼六園への行き方
・金沢21世紀美術館から兼六園への行き方
・ひがし茶屋街(主計町)から兼六園への行き方
・長町武家屋敷跡から兼六園への行き方
兼六園の周辺スポット
金沢城公園 | 金沢21世紀美術館 | 石浦神社 | 石川県立美術館 | 赤レンガミュージアム | 金沢神社 | 生活工芸ミュージアム | 西田家庭園玉泉園
兼六園から他の観光名所へ
金沢城公園へ | 金沢21世紀美術館へ | 長町武家屋敷跡へ | ひがし茶屋街(主計町)へ | 近江町市場へ | にし茶屋街へ
主要な観光名所は8つ+金沢駅
金沢駅 | 兼六園 | 金沢城公園 | ひがし茶屋街 | にし茶屋街 | 主計町茶屋街 | 長町武家屋敷跡 | 金沢21世紀美術館 | 近江町市場
▼