今日は2月25日(土)まで行われていた金沢城・兼六園ライトアップ「冬の段」の写真をご紹介します。
兼六園では年6回ほど夜間のライトアップを行なっています。四季に応じて「春の段」「夏の段」「秋の段」「冬の段」と銘打たれたライトアップがあり、それに「観桜期」と、百万石まつりの「初夏の段」が加わります。
観光に注力しているのだったら毎日ライトアップすればいいのに、と思われるかもしれませんが、元々が、地元の人たちに夜の兼六園を見てもらおうという主旨で始まったイベントということで期間限定となっているものです。
一方の金沢城公園のライトアップは毎日実施していますので、遅めの夕食を予定されている方や、香林坊・片町近辺で20時頃には夕食が終わるという方は、ホテルに戻る前に立ち寄られてはいかがでしょうか。

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秋と冬の見どころは唐崎松
秋と冬のライトアップの見どころは何と言っても雪吊りです。中でも兼六園で一番の枝っぷりを誇る唐崎松(からさきのまつ)は、色々な角度から美しい姿を見せてくれます。
目の前に唐崎松があってバックに霞ヶ池が広がるアングルもあれば、霞ヶ池の水辺の向こうに唐崎松が見えるアングルもありますが、後者のアングルでは、水面に「水鏡」のようにライトアップされた松が映ります。
中でもお薦めの撮影スポットは栄螺山(さざえやま)の頂上です。栄螺山は霞ヶ池を掘った土を盛った築山で、池の水に唐崎松が綺麗に反射しています。

ライトアップは入園無料
この他、ことじ灯籠、日本武尊像、曲水と呼ばれる小川、根上松、日本最古の噴水、瓢池など、多くの撮影スポットがあります。
夜間のライトアップは入園無料です。ただし、兼六園には入場口が7か所ありますが、入場できるのは、金沢21世紀美術館の斜め前にある真弓坂口と、兼六園の正門にあたる蓮池門口の2つだけとなっています。


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兼六園ライトアップの年間予定
以下に、兼六園ライトアップの年間のおおよその予定を記します。実施日については、これまでの実績を見ながら毎年少しずつ変わっていますので、ご旅行前にネットでご確認ください。
- 冬の段(1月下旬頃〜2月下旬頃)
- 観桜期(4月上旬の桜の開花期に合わせて)
- 春の段(5月上旬のGWに合わせて)
- 初夏の段(6月最初の週末の百万石まつりに合わせて)
- 夏の段(8月のお盆の時期に合わせて)
- 秋の段(11月上旬頃〜下旬頃)


金沢の“こぼれ話”もたっぷり!
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金沢城公園へは鼠多門から
前述のとおり、金沢城公園では毎日ライトアップを行なっています。時間は日没から午後9時までで、入園無料です。金沢城公園にある5つの入城門の中で、兼六園と直結する石川門と、尾山神社と直結する鼠多門の2つが利用可能です。
兼六園がライトアップしていれば、石川門から兼六園へと進んでいけば良いのですが、兼六園がライトアップされていない日の石川門の周辺は真っ暗ですので、女性の方ですとちょっと怖いと感じられるかもしれません。
その場合は、鼠多門から入城して石川門まで行って、石川門の写真を撮影した後、鼠多門橋に戻って退城するのが良いでしょう。


石垣がアクセントになっています
兼六園と金沢城公園を比べますと、地元の人間から見て、昼間の時間帯でしたら兼六園の方が綺麗だと思うのですが、夜のライトアップでは金沢城の方が撮影スポットがたくさんあるような気がします。
夜の金沢城公園では石川門、五十間長屋、玉泉院丸庭園、鼠多門が主な撮影スポットです。五十間長屋と玉泉院丸庭園は色々アングルから撮影できますし、ライトアップされた石垣がとても綺麗です。
金沢城はお城マニアの間で「石垣の博物館」と言われています。お城を守るためのゴツゴツとした石垣もあれば、最初から見栄えを考えて築かれた石垣もあります。ライトアップされた金沢城では石垣が大きなアクセントです。


鼠多門から尾山神社へ
玉泉院丸庭園にある鼠多門から橋を渡ると尾山神社です。前田利家と正室の「お松の方」を祀ったこの神社は、個性的な外観の神門に色付きガラスがはめ込まれており、若い人たちから「ステンドグラスの神社」と呼ばれています。
その尾山神社も毎日ライトアップされています。私のような中年男性が見ても良い雰囲気です。お時間がありましたら、ライトアップされた尾山神社をぜひご覧になってください。


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