兼六園からひがし茶屋街(主計町)への行き方【バス&徒歩】画像付き

ひがし茶屋街へのアクセス#3

兼六園とひがし茶屋街の位置関係

距離=約1.0km徒歩時間=約12~13分
バス乗車時間=約2分

金沢の主要な観光名所は1日で回れます



バスでの行き方

兼六園からひがし茶屋街へバスで行かれる方は「兼六園下・金沢城」が乗車のバス停です。石川県観光物産館前の2番のりばか、白鳥路前の5番のりばから乗車して、ひとつ目の「橋場町(はしばちょう)」で降りてください。

2番のりばは路線バスですので本数の少ない時間帯があります。一方の5番のりばは「金沢周遊バス」が15分間隔で到着します。ただ、5番のりばには屋根がありませんので、雨天時には石川県観光物産館前の2番のりばを利用されるといいでしょう。

ひがし茶屋街の最寄りのバス停の橋場町は、地元の人たちがあまり利用しないことからバスの本数が少ないのが難点です。また、降車する橋場町の乗り場は、浅野川大橋の手前にあり、ひがし茶屋街から少し離れています。

このことから、時刻表をご覧になって、次のバスまで5分以上待ち時間があるようでしたら、歩いた方が早いかもしれません。

バスのご利用について

乗車:金沢周遊バス・左回りルート
区間:兼六園下・金沢城~橋場町
時間:約2分
運賃:210円


石川県観光物産館前の2番のりば


白鳥路前の5番のりば


  • 兼六園下・金沢城(2番のりば or 5番のりば)

    次のバス停です


  • 橋場町(金城楼向い)


バスを降りて進行方向に行き、橋場交差点を過ぎると浅野川大橋に出ます。浅野川大橋を渡ると、ひがし茶屋街まで人の流れができています。主計町茶屋街は浅野川大橋の手前を左手に入ったところです。

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徒歩での行き方

①百万石通りルート

次に徒歩での行き方をご案内します。

金沢を代表する観光名所である兼六園とひがし茶屋街は歩いて移動できる距離です。兼六園下交差点から橋場交差点へと向かう百万石通りは、浅野川大橋に向かって全体的に下り坂になっています。また、浅野川大橋の手前には主計町茶屋街があります。

まず、兼六園は桂坂口から出てください。金沢城を左手に見ながら、紺屋坂を下った先の兼六園下交差点を渡って金沢地方裁判所前の百万石通りを行きます。道なりに右にカーブし、またすぐに左にカーブすると、あとは橋場交差点まで一直線です。

兼六園下交差点を写真の方向に進みます
裁判所前の通りを右に曲がり、すぐに左折

移動中に見かける金沢の老舗

途中には、金沢で最も老舗の和菓子屋さんである森八本店があり、2階にはカフェが併設されています。

森八の向かい側には、茶道の器の焼き物で有名な大樋焼の窯元があります。敷地内の大樋美術館には大樋長左衛門氏の作による名品が展示されている他、お茶室で裏千家の抹茶を味わうのもお奨めです。

また、大樋美術館の先には高級料亭の金城楼があるなど、兼六園下から橋場までの道のりには金沢の老舗が点在しています。兼六園下から浅野川大橋までは約800mです。不動産業界で使われている80m=1分で計算すると約10分の所要時間です。

金沢で一番の老舗の和菓子屋さん・森八
大樋美術館のギャラリーは隈研吾氏の設計

Guide
大樋美術館-350年の歴史を継ぐ大樋焼の殿堂

百万石通り。坂道を下ると橋場交差点

浅野川大橋まで行ければひと安心

ひがし茶屋街のメインストリートへは浅野川大橋から3分ほどかかりますが、ひがし茶屋街への人の流れができていますので安心してください。浅野川大橋から2つ目の信号を右手に入ると東山木町通りで、ひがし茶屋街まで一直線です。

また、浅野川大橋の手前を左手に入ると主計町茶屋街です。橋の袂に「主計町料理料亭街」の看板があります。

橋場交差点を直進すると浅野川大橋です
浅野川大橋を渡ると人の流れができています
この路地を入るとひがし茶屋街

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白鳥路から裏通りを歩くのもお薦め

②白鳥路~裏通りルート

兼六園からひがし茶屋街への行き方では、表通りの百万石通りを歩くと分かりやすいのですが、金沢の風情を感じたい方は裏通りを歩くのもお奨めです。

兼六園下交差点にある金沢地方裁判所の裏手には、白鳥路(はくちょうろ)と名付けられた遊歩道があります。20体の彫刻作品が並び上品な雰囲気を漂わせています。アートがお好きな方でしたら、著名なアーティストの作品に出会えるかもしれませんね。

白鳥路には金沢の三文豪の像も展示されています。兼六園に近い方から室生犀星、泉鏡花、徳田秋聲の順に並んでいます。三人の中で、泉鏡花は主計町茶屋街に、徳田秋聲はひがし茶屋街にゆかりがあります。

白鳥路は屋外美術館のようです
三文豪の像。左から犀星、鏡花、秋聲

Guide
白鳥路-金沢城に隣接の散歩道は屋外美術館

裏通りは着物が似合う小路

白鳥路を抜けて、お堀通りを右手に下っていくと百万石通りに出ますが、百万石通りの一つ手前の路地を歩いて橋場交差点へと向かう裏道ルートもお奨めです。

近年、兼六園とひがし茶屋街を結ぶ道には、着物をレンタルしてお散歩する若い女性の姿が目に付くようになりました。きもの姿で移動される際には、車の往来の多い百万石通りよりも、閑静な住宅街である裏通りを歩かれる方がお似合いです。

裏通りには旧い門構えの旧家がところどころに残っています。その中には、茶道の裏千家の初代宗室である千仙叟宗室の邸地跡や、観光スポットのひとつとなっている寺島蔵人邸があります。そして、裏通りから右手に入ると百万石通りに出ます。

このルートでは、表通りの百万石通り沿いを行くよりも300mほど遠く、時間にして5分ほど余計にかかってしまいますが、その代わりに風情を感じることができることでしょう。

白鳥路から右折し、ここを入ると寺島蔵人邸
風情のある裏通りは百万石通りと並行
藩政期の武家屋敷・寺島蔵人邸

Guide
寺島蔵人邸では抹茶を味わいながら庭園鑑賞

兼六園からひがし茶屋街へ

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移動中のお立ち寄りスポット
金沢城公園 | 寺島蔵人邸 | 大樋美術館 | 金沢文芸館 | 金沢蓄音器館 | 泉鏡花記念館 | 主計町茶屋街 | 徳田秋聲記念館

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

2016年6月25日