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「近江町」は市民の生活の場から観光名所へ

兼六園ひがし茶屋街金沢21世紀美術館とともに多くの観光客が訪れるのが、金沢の食文化を支えてきた近江町市場です。「おうみちょういちば」と読みます。

ここは昔から金沢市民が日々の食材を買い求めてきた場所でした。地元テレビ局で近江町市場のニュースが報じられる際には、“金沢市民の台所” という枕詞が付くことが多くあります。

近江町市場は金沢駅から徒歩10分少々の距離です。

金沢駅の「もてなしドーム」と「鼓門」を出て金沢駅通りを真っすぐに歩いて行くと、武蔵交差点の角に「近江町いちば館」という黒っぽい建物があり、『近江町』と記されたロゴマークが目立つ位置に取り付けられています。そこが近江町市場です。

金沢は初めてという方は、とりあえず金沢駅から近江町市場まで行くと、その後の観光ルートが分かりやすくなります。

このロゴが見えましたら、そこが近江町市場です

<近江町市場のみどころ>

おみちょ | 入口が10カ所 | お食事処 | 女の字

金沢では「近江町」と「近江町市場」はイコール

近江町いちば館のロゴマークには “近江町” とだけ記され “近江町市場” とは記されていないことから、はじめて訪れる方の中には「近江町市場はここで良いのだろうか」と不安になる方もいらっしゃるようです。

金沢では “近江町” と言えば近江町市場のことです。近江町には市場しかないことから “市場” を付ける必要がないのです。普段の会話でも「奥さんどちらへ?」「近江町へ」というように “市場” を付けなくても会話が通じます。

余談ですが、県外の人は金沢人同士の会話に出てくる「おうみちょう」という言葉が「おみちょ」に聞こえるようです。

金沢の人たちの感覚では、“近江町” と大きく書いておけば観光客の方も分かるだろうと思ったのかもしれませんが、“近江町市場” と書いておく方がより親切ですよね。

金沢市民の台所・近江町市場は「おみちょ」へ

エムザ口から一直線に伸びる鮮魚通り

藩政期から受け継がれてきた金沢市民の台所

近江町と聞いて金沢の人たちが真っ先に思い浮かべるのは新鮮な魚です。元々が魚市場として発展していったことから、金沢で暮らす女性に聞くと、やはり近江町には活きの良い新鮮な魚が揃っているそうです。

ちょっと話しが逸れますが、金沢ではお寿司屋さんに入って「エビ」を頼むと、茹でたエビではなく生のエビが出てきます。近江町市場では「甘エビ」がザルに盛られて売られていますが、金沢の感覚では「エビ」と言えば「甘エビ」のことです。

家庭の食卓に並ぶザル一杯の甘エビ

近江町のホームページによると、外周600mほどのエリアには、鮮魚店24店、青果店29店、精肉店4店をはじめ、かまぼこや惣菜などの加工食品のお店や、パン、菓子、茶葉などのお店を合わせて100店以上の食料品店が集まっています。

近江町市場はのどぐろも並ぶ食材の観光名所です。そして、食料品店に挟まれるように、海鮮丼をはじめとする飲食店が点在しています。

金沢の台所・近江町市場にはお食事処もいっぱい

近江町いちば館の連絡通路から見た新通り

水曜日が定休日というお店が多いのでご注意を

観光で金沢を訪れる方は、近江町市場を金沢観光の中継ポイントと位置付けると良いかもしれません。

金沢駅から最も近い観光名所というだけではなく、ひがし茶屋街・主計町茶屋街へも、長町武家屋敷跡へも歩いて10分少々の距離です。また、近江町市場の裏手にある十間町口から出て裏通りを行くと、5分ほどで金沢城公園の黒門です。

このような便利なロケーションに位置していますので、近江町へは観光の途中に何度でも立ち寄ることができます。特に、ひがし茶屋街・主計町茶屋街と長町武家屋敷跡を歩いて移動される際には、近江町市場の中を通り抜けると少しだけ近道です。

ちなみに、近江町市場には全部で10カ所の出入口があります。

入口が10カ所も設けられている近江町市場

出入口や通りの名前を覚えるのも楽しみのひとつです

近江町市場は10カ所の出入口から気軽に立ち寄れることもあって、近頃では、お買い物に興味はなくても「観光地の近江町市場を見てみたい」という感覚で訪れる人が増えています。

市場のフルーツショップでは、東京のアメ横などに見られるように、パイナップル、イチゴ、オレンジなどのフルーツが切り売りされていますので、少し歩き疲れたという方はビタミンCを補給されるのもいいでしょう。

また、近江町市場では生粋の金沢弁に触れることもできます。店員さんと地元のお客さんとの会話に耳を傾けるのも楽しみのひとつです。

お買い物せずに歩くだけでも楽しい近江町市場

歩き疲れたなという方はフルーツ休憩を

近江町市場では営業時間や定休日はお店によって違います。朝の開店時間については早いお店で8時、遅いお店で9時。閉店時間については早いお店で16時30分、遅いお店で17時30分といった感じです。

市場のホームページにも記されていますが、近江町では水曜日が定休日というお店が多いので、訪れたい観光名所の中でも近江町市場の優先順位が高い方は、水曜日は避けた方が良いかもしれません。

ちなみに、ひがし・にし・主計町の茶屋街でも水曜定休というお店が多く見られます。金沢の老舗百貨店である香林坊大和が毎週水曜日を定休日としていることから、金沢の街全体が水曜日を休業とする習慣になっているのです。

どうぞ参考にしてください。

のど黒は石川県も本場です

近江町市場への行き方

近江町市場ホームページ


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近江町市場がある武蔵交差点は金沢観光の中継地点です

近江町市場はのどぐろも並ぶ食材の観光名所