金沢城公園からひがし茶屋街への行き方【バス&徒歩】画像付き

ひがし茶屋街へのアクセス#4

金沢城公園とひがし茶屋街の位置関係

距離=約1.0km徒歩時間=約12~13分
バス乗車時間=約2分

金沢の主要な観光名所は1日で回れます



バスでの行き方

金沢城公園からひがし茶屋街へバスで行かれる方は、兼六園下・金沢城のバス停から乗車します。石川県観光物産館前の2番のりばか、白鳥路前の5番のりばから乗車して、ひとつ目の「橋場町(はしばちょう)」で降りてください。

2番のりばは路線バスですので本数の少ない時間帯があります。一方の5番のりばは「金沢周遊バス」が15分間隔で到着します。ただ、5番のりばには屋根がありませんので、雨天時には石川県観光物産館前の2番のりばを利用されるといいでしょう。

私は、金沢城公園からひがし茶屋街へご案内する際には、バスか徒歩のどちらにしようかといつも迷います。と言いますのは、五十間長屋の見える三の丸広場からバス停まで少し歩くことから、バス停に到着する頃にはある程度のところまで歩けるからです。

雨が降っていなくて、寺島蔵人邸、森八本店、大樋美術館などにご興味がありましたら、ぜひ歩いてみてください。

バスのご利用について

乗車:金沢周遊バス・左回りルート
区間:兼六園下・金沢城~橋場町
時間:約2分
運賃:210円


石川県観光物産館前の2番のりば


白鳥路前の5番のりば


  • 兼六園下・金沢城(2番のりば or 5番のりば)

    次のバス停です


  • 橋場町(金城楼向い)


バスを降りて進行方向に行き、橋場交差点を過ぎると浅野川大橋に出ます。浅野川大橋を渡ると、ひがし茶屋街まで人の流れができています。主計町茶屋街は浅野川大橋の手前を左手に入ったところです。

ご案内
ひがし茶屋街-きもの姿が華になる和風のショッピング通り

金沢旅行での観光ガイドを承ります



徒歩での行き方

①お堀通り~百万石通りルート

ひがし茶屋街へは金沢城公園からも徒歩圏内です。金沢城公園には5つの入城門がありますが、ひがし茶屋街へは大手門がスタート地点です。21世紀の金沢城では、兼六園と直結している石川門が正門のような賑わいになっていますが、元々はこの大手門が正門です。

金沢城公園からひがし茶屋街までは約1.0km、所要時間にして10分少々です。徒歩圏内というよりもお散歩圏内と言った方が良いほどの近さです。

大手門を出てお堀通りを右に行きます

大手門の左手には大手堀があり、大手堀に沿ってお堀通りが走っています。

百万石通りへはお堀通りを右手に下ってください。緩やかな坂道を下り、スギ薬局のある十字路で交わる通りが百万石通りです。ひがし茶屋街へは百万石通りを左手に入ります。

百万石通りへと緩やかな坂道を下ります
スギ薬局の角を左に曲がります

金沢の老舗にお立ち寄り

百万石通りに出ると、あとは橋場交差点まで一直線です。このあたりは藩政期からお茶屋の文化が浸透していたこともあってか、いくつもの “老舗” が店を構えています。

金沢で一番の和菓子の老舗である森八本店、茶器で知られる大樋焼の窯元と大樋美術館、古くから地元の名士が宴席を催した高級料亭の金城楼。

森八本店の2階にはカフェが併設され、大樋美術館では大樋焼の器を選んで抹茶を楽しむことができます。金沢城公園からひがし茶屋街までの10分少々の短い行程においても、ちょっとしたお立ち寄りスポットが点在しています。

左手の森八本店がちょうど中間点あたりです
大樋美術館は金沢の茶道文化の象徴

Guide
大樋美術館-350年の歴史を継ぐ大樋焼の殿堂

橋場交差点を直進すると浅野川大橋です

浅野川大橋まで来ればほぼ到着

橋場交差点を直進して浅野川大橋が見えてくると、急に人通りが増えてきたことを実感されると思います。ここからは人の流れに乗って浅野川大橋を渡り、2つ目の信号を右手に入ると東山木町通りです。そして、東山木町通りの先がひがし茶屋街です。

なお、浅野川大橋の袂を左手に入ると主計町茶屋街です。ひがし茶屋街を訪れる前に、ブラリと散策しながら風情を味わうのもお奨めです。

浅野川大橋の袂を左に入ると主計町茶屋街
浅野川大橋から見て右前方がひがし茶屋街
浅野川を渡って2つ目の信号が東山木町通り

金沢旅行での観光ガイドを承ります



裏通りは藩政期の風情漂う住宅街

②裏通り経由ルート

ひがし茶屋街へは百万石通りのひとつ手前の裏通りから行かれるのもお奨めです。きものが似合う風情のある路地で、デイサービス会社のブルーの看板が目印です。

裏通りに入ってすぐ右手に茶道の裏千家の初代宗室である千仙叟宗室の邸地跡があります。千仙叟宗室は3代藩主・前田利常と4代・光高によって加賀藩に招かれました。残念ながら邸内に入ることはできませんが、茶道の心得がある方にとっては訪れたいスポットです。

風情ある路地への入口は青い看板が目印
着物姿の方はぜひこの路地を歩いてください
千仙叟宗室居士邸地跡

外国人に人気の寺島蔵人邸

この裏通りには観光名所として人気が高まっている寺島蔵人邸があります。

ここは12代藩主・前田斉広に仕え、農政改革などに功績のあった加賀藩士・寺島蔵人の屋敷で、家屋が寺島家から金沢市に寄付され観光地として整備されました。茶室『乾泉亭』で抹茶を味わいながら庭園を眺めるのも風流です。

なお、寺島蔵人邸前の路地から右手に入ると百万石通りに出ます。ちなみに、私が県外の方をガイドするとしたら間違いなく裏通りを通ります。

寺島蔵人邸で抹茶休憩も

Guide
寺島蔵人邸では抹茶を味わいながら庭園鑑賞

金沢城公園からひがし茶屋街へ

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移動中のお立ち寄りスポット
寺島蔵人邸 | 大樋美術館 | 金沢文芸館 | 金沢蓄音器館 | 泉鏡花記念館 | 主計町茶屋街 | 徳田秋聲記念館

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

2016年9月9日