2月頃の開花予想では、金沢の開花は記録的な早さになると言われていたのですが、3月に気温の低い日が続いたことから、4月に入ってからの開花となりました。そして、4月8日に金沢では桜が満開になりました。
毎年、兼六園では観桜期の1週間は無料開放されます。今年は、当初は4月5日(金)から11日(木)までの1週間が予定されていましたが、見頃の時期が予想よりも長く続いたことで期間が3日間延長され、14日(日)まで無料開放となりました。
今年の桜は少しずつ咲いていったように感じます。例年ですと、膨らんだ蕾がポカポカ陽気の日に一斉に花開くのですが、今年は肌寒い日が続く中で少しずつ開花していきましたので、中心が黄色い開花直後の花弁がある一方で、花吹雪も舞っています。
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兼六園の見どころは3か所
兼六園内のお花見のスポットは、桜ヶ岡、眺望台、曲水です。
桜ヶ岡は、観光で訪れる方の大多数が利用する桂坂口の料金所から、ことじ灯籠で知られる霞ヶ池へと上っていく途中にありますので、まず間違いなく目にすることができます。そして、桜ヶ岡を過ぎると左手にお団子屋さんがあります。
眺望台
散策路を挟んで霞ヶ池の向かい側にあるのが眺望台です。傾斜を利用して見下ろす形で桜の木が植えられています。
水辺のある所には眺望はないものですが、兼六園では霞ヶ池の水辺を見て回れ右をすると眺望スポットです。兼六園は桜の季節が過ぎた後に次の花が用意されています。眺望台では、4月の桜が散った後の5月には「サツキ」がピンクの花を開きます。
曲水
曲水(きょくすい)と名付けられた小川の両岸に桜並木が続きます。桜の木の間にはサツキが植えられ、水辺にはカキツバタが植えられています。4月上旬の桜から始まり、5月上旬~中旬のサツキ、5月下旬のカキツバタと花木の彩りが移ろっていきます。
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百間堀は金沢で一番の桜スポット
兼六園と金沢城公園を結ぶ石川橋は、おそらく金沢で最も美しい桜スポットです。ただ、写真を撮る人が大勢いますので、ベストポジションが取りにくかったり、人が映り込まないタイミングを待つのが難しかったりします。
石川橋を渡ると金沢城公園の石川門です。城内では内堀沿いの桜並木が見どころです。そして、お城のお花見スポットでは欠かすことのできない「花いかだ」が楽しめます。
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兼六園の周囲にも桜並木
私は、個人的には兼六園の園内に咲く桜よりも、兼六園の周囲を彩る桜の方が好きです。兼六園下・金沢城のバス停から兼六園へと上る紺屋坂と、お花見シーズンでもほとんど人通りのない上坂は、兼六園のお花見のプラスワンです。
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