本日は年末のちょっとしたトピックをひとつお届けいたします。
“金沢版トレビの泉”のひとつ「金城霊沢」に投げ入れられた小銭が回収されました。18日の時点では多くの小銭が見られましたので、清掃作業が行われたのは最近のことのようです。年末の大掃除が行われたのかもしれませんね。
コロナ以前の金沢はイタリアからの観光客が多いこともあってか、市内の水辺にコインが投げ入れられるようになりました。金城霊沢以外では、兼六園の栄螺山の手水鉢と、金沢駅地下広場の水辺も “金沢版トレビの泉”です。
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金沢の地名の由来となった金城霊沢
金城霊沢 (きんじょうれいたく)とは金沢の地名の由来となった場所で、兼六園の随身坂口を出て、金沢神社の鳥居の先に位置しています。静かに佇んでいる感じのスポットなので、気付かずに通り過ぎていく人も結構います。
その昔、金沢では砂金が採れたらしく湧き水で砂金を洗ったそうです。このことから「金洗いの沢」と呼ばれるようになり、それが略されて金沢となりました。金沢では、砂金を見つけた「芋掘藤五郎伝説」が語り継がれています。
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秋以降に目立って増えた小銭
私は県外からのお客様をご案内することがありますが、金城霊沢に投げ入れられる小銭が秋以降に目立って増えているなと感じていました。小銭の投げ入れが増えた理由としては、次の2つが考えられそうです。
カトゥーン効果かも
人気アイドルグループのカトゥーンの冠番組「何するカトゥーン?」の金沢編が10月下旬に放送されました。番組では3人が金城霊沢を訪れ、息を止めて霊沢を3周回ると願いが叶うというおまじないにチャレンジしていました。
近年はドラマやバラエティ番組でのロケ地めぐりが金沢の楽しみ方のひとつとなっており、SNSには、カトゥーンのロケ地を巡礼してきたという記事が見られました。
全国的なコロナの新規感染者数の劇的な減少によって、金沢でも10月以降に観光客が一気に増えたのですが、カトゥーンのファンの人たちも安心して金沢を訪れることができたのかもしれませんね。
修学旅行生が増えました
もう一つの理由として考えられるのは修学旅行生が増えたことです。これまでは飛行機で北海道や沖縄に行っていた首都圏、近畿圏、中京圏の学校が、列車で行ける金沢に旅行先を変更する学校が多く見られました。
もしかすると、団体で訪れた修学旅行生が小銭を投げ入れたことで目立って増えたのかもしれませんね。水辺へのコインの投げ入れについては地元でも賛否両論がありますが、私は、金沢の楽しさのひとつとして定着することに大賛成です。
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金沢はいつもの冬を迎えています
金沢の街はクリスマスを待っていたかのように雪化粧をして、いつもと同じ冬を迎えています。11月1日から始まった兼六園の雪吊り作業も終了し、長町武家屋敷跡の土塀に薦が掛けられ、尾崎神社に雪囲いが施されました。
また、兼六園や金沢城公園に架かる橋や、広坂をはじめとする市内の坂道には、降雪時のすべり止めとなる藁が敷かれました。これから3月上旬まで、金沢は長く厳しい冬の季節を過ごします。
コロナの完全収束はもう少し先かも
首都圏での新型コロナの感染拡大で始まった2021年。金沢も第5波では「まん延防止措置」に指定されるなど大きな被害が出ましたが、秋を迎える頃から収束に向かい、10月から12月中旬頃までは新規感染者ゼロの日が続きました。
ただ、12月の中旬以降に県内の病院でクラスターが発生するなど、まだ100%安心できる状態ではないのかなと思いながら年を越しそうです。
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